|
9/12風力発電学習会(40数名が参加) 七尾の三林寛さんが講演
今、能登半島に総数180基以上におよぶ風力発電の設置が新たに計画 されています。能登にはすでに70基を超える風力発電が動いていると いうのに、その上さらに大規模な新規事業が押し寄せてきたら、一体 どうなってしまうのか? まさに、能登の里山と住民は大変な事態を迎えようとしています。
こうした中で、計画の発表当初から声を上げ続けてきた「能登の風力 発電を考える会」の三林寛さんを迎えて、「能登女ネット」の協力の もと「命のネットワーク」主催、のとじょ賛同による学習会を9月12日 に行いました。 コロナ禍の中でしたが、会場となった羽咋労働会館2階ホールには、 中能登地区各市町の人を中心に金沢、富山市などからの参加者を含め 40数名もの人々が集まりました。
三林寛さんは、医師として地域に根差した医療とはどのようなものか を問い続け、診療にあたるかたわら、七尾市田鶴浜の七原で、山間地を 拓きさまざまな作物づくりに携わっています。その農地のすぐ近くで、 風力発電計画の一つが強引に推し進められようとしているとのこと。 三林寛さんは用意してきた写真や画像を使って、風力発電の現状や 建設に伴うさまざまな自然破壊の問題、低周波の発生による身体への 深刻な影響などについてわかりやすく説明されました。
最後に、三林さん夫婦は、畑で取れた大豆で豆腐を作っていて、その 豆腐を介してさまざまな人々との交流が広がり、そういった中から 風力発電への疑問の声が大きくなっていったのだと強調しました。 お話し終えた後の意見交換の場では、各市・町や石川県の取り組みの 曖昧さが厳しく批判され、自治体の枠を超えた横の繋がりや、全国 各地の反対運動に学び幅広い連帯を目指すことなど、積極的な意見や 提言が次々と飛び出しました。 (後略) (「命のネットワーク」発行・石川県羽咋市中央町サ5労働会館内 No65 2021.10.15 より抜粋)
.. 2021年10月22日 16:03 No.2318001
|