|
2審も国の責任認める 高松高裁
東京電力福島第一原子力発電所の事故で愛媛県に避難した人たちが、 国と東京電力を訴えた裁判で、2審の高松高等裁判所は1審に続いて 国の責任を認め、国と東京電力にあわせて4600万円あまりの賠償を 命じました。(中略) きょうの2審の判決で、高松高等裁判所の神山隆一裁判長は、「政府 の機関が公表した地震の評価は、専門家の審議によるもので信頼 できる。国は、これに基づいて津波の危険性を予測できたはずだ」と 指摘して、1審に続いて国の責任を認めました。 そのうえで「慣れない場所で避難生活を続けて平穏な日常生活を 営むことができなくなり、故郷も失った住民たちの精神的な苦痛は きわめて深刻だ」として、ほとんどの原告について1審から慰謝料など を増額し、国と東京電力に対して控訴した23人にあわせて4600万円 あまりを支払うよう命じました。 原発事故で避難した人たちが国に賠償を求めた集団訴訟の高裁判決 は全国で4件目で、国の責任を認める判決はこれで3件目です。 (9/29より抜粋」)
.. 2021年10月01日 17:14 No.2299001
|