|
広島で被爆、後遺症…福島で原発事故 元福島大学長 星埜惇さん語る 若者2人看護 次々亡くなる 髪が全て抜け 意識なくなる 核を扱ってはいけない 原発の70キロ圏 震え止まらず
人類が初めて核爆弾の恐怖に震えた広島の原爆投下から、6日で 76年が経過する。元福島大学長の星埜惇さん(93)は旧制広島高校の学生 として現地で被爆、戦後は深刻な後遺症に苦しみながら学究生活を 送り、一方で原爆被害の実態を伝え続けてきた。星埜さんが語る 「核を扱ってはいけない」という言葉は、重く胸に響く。 (編集委員・坂本充孝) (中略) 2011年3月の東京電力福島第一原発事故のときは、原発から約70キロ 離れた福島市内にいた。76年前の被ばくとは放射線量のレベルが違うと 知りながらも、「放射能」という言葉を聞くと身震いが 止まらなかった。 「原子力が暴走したとき止めるすべを人類は持っていません。 どれほどの利益があっても、そんな危険なものを使っていれば、いずれ とんでもないしっぺ返しを食らうと考えます」 (8月6日朝刊20−21面「こちら特報部」より抜粋)
.. 2021年08月07日 08:37 No.2254007
|