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デモとフェスを進化させる「政治を音楽に持ち込むな」って | なんだ!? | 「音楽と政治の融合」を通じた新たな音楽史 | いつも、にこにこ。寡黙。舞台の黒子役 | 大久保青志さん初出版! └──── (たんぽぽ舎ボランティア)
◎ 「さようなら原発や憲法集会など数万人が集まる時、当たり前の ように聞こえるステージや路上のスピーカーからの音楽や発言。 大久保さんだからできるんですよ。知ってました?」コロナ下で 延び延びになった出版記念トークイベントで津田大介が言った。 しかもそこに呼びたい人との交渉から集会運営、警察との交渉、 時には押しかける右翼との話し合い、トイレの設置数まで。 信頼して任せられる人、イベンターの第一人者。大久保青志さんが 初めて本を出した。会議机の隅っこにそっと置いてあった本を購入。 眼が○○に。へ〜知らなかった!大久保さんしか知らない逸話が 続く。
◎ 本は4月25日に出版。理由が意味深。本人の70歳の誕生日。 そして34年前、尾崎豊が亡くなった日。 尾崎は大久保さん主催の第1回反戦・反核音楽フェスティバル 「アトミック・カフェ」に浜田省吾や加藤登紀子たちと出演。 演奏途中で7m下のコンクリート床に飛び降り、足を骨折したが 歌い切り、伝説の舞台となった。が、大久保さんは会場から怒られた。
内田裕也のマネージャー。土井たか子議員の秘書、都議会議員、辻元 清美、保坂展人議員秘書。今年決行のフジロックのNGOビレッジ 村長、アトミックカフェ主催者。なんとも多様な職歴、交流歴。 「困ったときの大久保頼み」と言われ、ケンカしたことがないという。
◎ 津田氏曰く「面白い。1夜で読める。気になるところを繰り返し 読んでいる」「フェスカルチャー文化と政治をチャンプル」と。 保坂展人世田谷区長は「大久保は対立している人もクールダウン させる」と長年の友人を評した。 大久保さんは「これからの運動は、文化的、社会的なカルチャー運動 に引き継がれるといいな。ただし、こじんまりとまとまりすぎないよう にね」とバトンを渡す先を見ている。ぜひ、手に取って欲しい。
デモとフェスを進化させる「政治を音楽に持ち込むな」って なんだ!? (イースト・プレス社 定価1870円)
.. 2021年07月20日 05:42 No.2245001
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