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美浜原発3号機は、老朽原発であるだけでなく大規模な配管損傷 事故を起こしているだけでなく、古い可燃性ケーブルを使っている など、問題が余りに多い。 設計も古く、圧力容器が中性子を浴びて劣化する「照射脆化」など、 構造にも問題があるので延長申請をしても許可されない原発である はずだった。 しかしそれでも規制委は延長を認めてしまった。強く抗議する。
そのうえ経産省は、延長運転を認めた原発が稼働したら25億円の特別 な交付金をばらまくことまで決めている。 いわば「金で地元を買収する」行為だ。このような行為を行った 経産省にも断固抗議する。
美浜原発3号機は、地震想定も不十分であることが分かっている。 「大飯原発裁判の大阪地裁判決の指摘は美浜3号にもそのまま当て はまる。美浜3号で「ばらつき」を考慮すれば、現行基準地震動の 最大加速度993ガルは少なくとも1,330ガルに跳ね上がり、原発は地震に 耐えられない。」(避難計画を案ずる関西連絡会等の声明文より)
また、火山の想定にも重大な問題がある。 「火山灰の層厚見直しにより、美浜原発では層厚は10cmから22cm に上がったが、安全性は保証されていない。 降灰と積雪が重なれば燃料取替用水タンクが壊れる危険がある。 電源車の移動もできない。非常用ディーゼル発電機のフィルタが 目詰まりし、全電源喪失の危険もある。」(同上)
◎関西電力は再稼働作業を中止せよ
このような美浜原発3号機は再稼働させてはいけない原発だ。 老朽原発の再稼働は、東海第二原発と同様、認めることは出来ない。 関西電力には直ちに原子炉を停止し、再稼働を断念することを求める。
.. 2021年06月27日 07:25 No.2226002
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