|
再稼働 老朽化で危険 美浜3号差し止め仮処分申請 3府県住民ら
関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の再稼働は、運転開始から 40年超がたち、老朽化が進んでおり危険だとして、福井、滋賀、京都の 3府県の住民9人が21日、関電に運転差し止めを求める仮処分を大阪 地裁に申し立てた。 福井県若狭町に住む申立人の石地優さんは「日本は地震国だ。(美浜 3号機を)再稼働させてはならない」と訴えた。 美浜3号機は1976年に運転を開始。関電は原子力規制委員会から 「原則40年」の運転期間を20年延長する認可を受け、今月23日にも 再稼働する予定。 住民側によると、老朽原発の再稼働を巡っては、美浜3号機の運転 延長認可の取り消しを住民が国に求めた訴訟が名古屋地裁で係争中。 申立書によると、想定を超える規模の地震が起きた場合、老朽原発は 新しい原発に比べて損傷や故障が生じる危険性が高いと指摘。 「老朽化は原発事故の原因となり得る。40年ルールは厳格に運用され なければならない」としている。 (6月22日朝刊22面より)
.. 2021年06月23日 21:08 No.2220004
|