菅義偉首相の「7月末までに高齢者ワ〇チン接種完了」の方針により、大規模ワ〇チン接種が進んでいる。その陰に隠れる形で悲劇も起こっていた。5月下旬、政府はひっそりとワ○チン接種後に急死した日本人の詳細データを公表していた。予約が殺到し、各地で混乱が続く新型コロナウイルスワ○チンの大規模接種。 打った人からは「ホッとした」「打ててよかった」と、安堵の声が聞こえてくる。一方で、新聞やテレビはほとんど報じていない、ある事実がある。接種開始から約3か月強の5月21日までで85人が接種後に亡くなっていたのだ。5月26日、厚生労働省は接種から死亡するまでを詳細に記録したデータを公表した。 その新型コロナワ○チン接種後の死亡として報告された事例の概要(以下、報告書)には、ワ○チン接種後に亡くなった85人について、それぞれの年齢、性別、既往歴、死因などが記されている。亡くなったのは25〜102才で男女別では女性が47人、男性38人。死因は心筋梗塞、急性心不全、くも膜下出血などさまざまです。 遺族が解剖を望まないケースが多く、詳細な検査がされないことが、原因の特定を難しくしています。というのも、亡くなった人は、接種から24時間以内が10件以上、3日以内が約半数もいて、急死といっていいでしょう。突然の別れに死を受け止めきれず、解剖までしてほしくないというのは自然な遺族の思いです。(全国紙社会部記者) だが、なかには因果関係を認めたケースもある。91才の女性、Aさんの急死がそうだ。4月27日、Aさんは朝食を残すことなく食べ、元気にワ○チン接種会場に向かった。予診を受け、注射を打ってもらったのは午前9時45分頃。接種後、会場での40分間の観察時間にも体調の変化はなかったという。 しかし、約2時間後の12時頃、Aさんの体を異変が襲う。急に無呼吸になり、心肺停止となったのだ。すぐに蘇生措置がとられ、心臓マッサージと電気ショックを与える除細動器で一時的に心拍は回復したものの、自発呼吸はできないままだった。 そして午後1時55分、家族の承諾を得て人工呼吸操作を止めると、その15分後には心拍も停止し、Aさんの死亡が確認された。ワクチン接種からわずか4時間あまり。あまりにも突然の最期だった。(一部省略)報告書は、ワ○チン接種による急死の疑いを認めた。
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.. 2021年06月11日 07:46 No.2214001