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(その9) | 放射性廃棄物の地層処分と化石水問題 | (ステンレス製キャニスタの耐用年数は数年〜十数年) └──── (信州大学工学部元講師)
◎ 地下水系が立坑の壁を突き破った場面で、立坑が巨大な「水道管」 になり、地下施設が水没する。そして水が地上施設に溢れ出す。 埋設したガラス固化体と「ドラム缶」をただちに引き上げる必要が あるが、推定1日1000〜1万トンの水が浸水すると考えられ、 おそらくできない。
その後「大惨事」が勃発する。地下300m以深に埋設したガラス固化体 と「ドラム缶」は、30気圧以上の水圧に耐えるだろうか。 おそらく、水圧がステンレス製キャニスタを破損してガラス固化体が 破損する。そして「ドラム缶」がつぶれる。 ガラス固化体が破損して「ドラム缶」がつぶれた後、水は放射能 汚染水になる。地下水系はつながっているので、広い範囲で地下水が 放射能汚染水になり、海洋に流出して海水を汚染する。
◎ 仮にガラス固化体の数が1万体で、1体あたりの放射性核種が 広島型原爆3発分としても、広島型原爆30万発分の放射性核種が大量の 地下水と海洋を汚染する。あきらかに、被害は3.11東電福島第一 原発事故を凌駕する。
◎ ところで、経産省とNUMOは、50年の歳月をかけて4万体の ガラス固化体と「ドラム缶」を地下施設に埋設した後、立坑を土砂で 埋めて地下施設を封鎖する、と述べている。 彼らは、封鎖してから10万年間、放射性核種が外部に漏れることは ない、と豪語する。 だが、封鎖してからおそらく数年〜10数年後に放射性核種が外部に 漏れる。
.. 2021年04月06日 05:40 No.2164001
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