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++ たんぽぽ舎 (小学校高学年)…24回          

「もんじゅ」関連、3つの情報(速報)をお知らせします

1.「もんじゅ」事故は必ず起こる!
4月18日(日)「もんじゅ」運転再開NO集会で小林圭二氏が指摘

「予想もしない事故が待ちうける」、「ムダ・ムリ・無謀の運転をやめさせよう」と題して、4月18日(日)午後、福井県の「もんじゅ」現地(白木浜海岸)で、「もんじゅ」再開NOの集会が500名の参加で開かれました。(たんぽぽ舎と「核開発に反対する会(槌田敦代表)」も
16名が参加)
 原水禁代表、現地代表、小木曽事務局長、小林圭二さん等からの発言の後、原子力機構正門前までデモ行進し、「もんじゅ」再開やめよの抗議申し入れを手交。
 集会で、小林圭二氏(元京大原子炉実験所)は、『「もんじゅ」は我々の12の疑問に対し、まともに答えられずにいる、「もんじゅ」は3つの理由=イ.とても危険、ロ.税金の巨大なムダ使い、ハ.核兵器(原爆)の材料−高純度プルトニウムを作る原子炉…だから廃止が必要。
再開すれば事故は必ずおこる。今後の運動こそ大事』と注目すべき発言をしました。
 当日は、フーセンを飛ばし(ストップ・ザ・もんじゅ)、たんぽぽ舎抗議ツアー参加者の4人が、歌「もんじゅ」(朴 保氏)をギター・タイコと共に歌い、又、「もんじゅ」への核燃料輸送反対のチラシを500枚、
参加者へ配布し、横断幕4枚を広げてデモ行進するなど、当日の集会の盛り上げの一翼を担いました。

2.「もんじゅ」5月再開へ−日経新聞(4月18日朝刊)

 4月18日付の日経新聞・朝刊によると、『「もんじゅ」5月再開へ−福井県知事が了承方針、14年ぶりの運転』と報道しました。1面で3段の扱いです。早ければ4月23日にも同知事と文部科学相、経済産業相の3者会談を開き、国の姿勢(地域振興)を確認した上で知事が正式表明する。その後に保安院の立ち入り検査が数日間あるため、原子炉起動は速くて5月初旬になる。という内容。
 なお、「原発とめよう!東京ネットワーク(5団体)」は、「もんじゅ」再開日が発表されたら翌日の夕方に、国(文科省、経産省)へ抗議申し入れ行動を起こすことを決めています。

3.「もんじゅ」へのプルトニウム燃料輸送に反対!

  猛毒物質が人口密集地を通る輸送反対!

 「もんじゅ」は、15年前(1995年12月)にナトリウム漏れ事故を起こした古い・ボロボロの特殊な原子炉。燃料は、15年以上も経過して劣化しているため、交換が必要。昨年までに3回、プルトニウム燃料輸送が茨城県東海村から東京渋谷−静岡を通って「もんじゅ」へ運ば
れている。今年も近日中に「もんじゅ」への輸送(4回目)がおこなわれる見通し。人口密集地を猛毒物質のプルトニウムを含む燃料が通過する。このような「輸送」に抗議しよう。監視しよう。詳細は、たんぽぽ舎(TEL 03-3238-9035)、
又は、核開発に反対する会(TEL 03-3261-1128午前中)へ
お問い合わせください。  
.. 2010年04月21日 06:01   No.216001

++ たんぽぽ舎 (小学校高学年)…25回       
特殊原子炉「もんじゅ」の動き−2つの速報をお伝えします。

1.「もんじゅ」への燃料輸送は危険だ!

茨城県、守谷サービス・エリアで横断幕を広げて抗議

 4月18日(日)の「もんじゅ」福井現地集会(500人)につづいて、20日(火)深夜〜21日(水)早朝にかけて、「「もんじゅ」へのプルトニウム輸送は危険だ」と抗議監視行動にとりくみました。
 茨城県東海村を午後9時50分頃出た約10台の車列(パトカー、日立物流の大型トラック3台、警備車など)が、午後11時すぎに守谷サービス・エリアへ到着。
 私たちは、2枚の横断幕(@あなたのまちを危険なプルトニウムが通ります−もんじゅの核燃料輸送反対、Aもんじゅへのプルトニウム燃料輸送やめろ−もんじゅは核兵器製造工場だ)を出発までの約30分かかげて、抗議の意思を表明しました。
 輸送隊列は、11時50分、守谷を出発、関越道を通り、新潟ルートで、翌21日(水)の午後1時15分頃、福井県の「もんじゅ」に到着しました。
 福井現地でも、福井、滋賀、京都の皆さん30数人が、輸送反対の行動を展開しました。
 なお、過去三回の首都高速、東名高速道を通るルートを今回なぜ変更したかについては、東京都内の区長などから、危険物質の都内通過について苦情があったのでルートを変更したようです。
 私たちが過去3回、首都高速渋谷のそばで、横断幕とノボリ旗を立てて、渋谷警察の干渉をうけながら、夜、がんばって、みんなで抗議の声をあげたことも1つの要因になったかもしれません。

2.「もんじゅ」事故を想定して、対応訓練
  文部科学省と原子力機構(旧・動燃)

 4月16日、文部科学省は、運転再開の準備がすすむ、「もんじゅ」(福井県敦賀市)での事故を想定して、安全対策や危機対応が、十分かどうかを確認する訓練を原子力機構(旧・動燃)と共に実施した。
福井の地元のメディアやデーリー東北などいくつかが報道した。
 研究機関としての「もんじゅ」を監督する文部科学省が、こうした訓練を実施するのは、はじめてのこと。事故対応訓練は、中川副大臣をトップにして、事故対応本部を設置。冷却材のナトリウムがもれて、原子炉の冷却機能が失われたとの想定。
 「もんじゅ」事故を想定したマニュアルはまだ無くて、現在、作成中。(1995年の事故は、ナトリウム漏れ事故)(なお、4月18日の集会で、小林圭二氏は「もんじゅ」は、再開すれば、必ず事故を起こすと警告しました。今後の対応が大事だと。)

.. 2010年04月22日 11:07   No.216002
++ 柳田 真 (小学校高学年)…27回       
   今年で7年目。全国各地から報告書、届く

@7年目のサクラと環境汚染、放射能汚染の調査が、全国的に心ある人々の協力で順調に進行しています。6年間の蓄積が生きていると思われます。4月22日(木)『7年次調査、第4回打ち合わせ会』が、たんぽぽ舎会議室で開かれ、(イ)今年の中間集約と特色、(ロ)今後の日程=調査表の残りの地域の集約と原稿集約、第7集の報告集の発行等について打ち合わせをしました。その要旨の報告です(第1回1月28日、第2回2月25日、第3回3月8日)。

A7年次の中間集約と特色は次のとおり
イ、今年は天候不順で、寒い日と暖かい日が交互に続き(地球寒冷化の到来?!)、サクラの開花に大きく影響し、サクラの調査日の設定に苦労しました。7〜8分咲き位の時が、調査に好都合。
ロ、サクラ(ソメイヨシノ)が全国的に高齢化してきていて、花に元気がないことや、テング巣病の多発(静岡・浜岡原発の周辺)の指摘もありました。
ハ、全国から送られて来た調査表の自由記入欄には、各調査者のいろいろな感想がたくさんつづられていました。
ニ、調査地点(調査表の到着分)は、次の通り九州―宮崎県宮崎市、福岡県(玄界原発の周辺)、四国愛媛県、広島県(原爆サクラ)、富山県、福井県(「もんじゅ」の周辺)、愛知県、岐阜県、神奈川県(横浜市、横須賀市=原子力空母)、石川県金沢市、新潟県、東京(都庁周辺、杉並区、練馬区、江
 戸川区)、長野県松本市、埼玉県(清掃工場そば)等。
ホ、4月20日を「調査表・写真・報告文の3点セット」の第1次〆切り日としていましたが、上記のように全国各地から、30点近くの報告書が寄せられました。プルサーマルの玄海原発の調査、東京江戸川区の清掃工場近くの調査、長野県松本市の産廃施設近くのサクラ調査などは、今年度の新しい調査です。
 新しく参加された皆さん、ごくろうさまでした。
へ、サクラ開花がまだのところ(地域)は、次のとおり宮城県(仙台)、岩手県、青森県、北海道など。六ヶ所再処理工場の青森県での調査者の発掘に苦労しました。

B今後の日程(予定)と第7集の編集・発行の作業日程
イ、調査・報告書のまだの地域は調査終了次第、なるべく早めに、お送り下さい
ロ、第5回打ち合せ会(主に分析と編集)を5月6日(木)に開きます(19:00〜21:00)関心のある方の参加を歓迎します。
 会場:たんぽぽ舎
ハ、第7集の調査報告集(カラー4頁を含む40-50頁)は、5月下旬の発行を目指します。(昨年より早めに発行)その役割分担は、集計表づくりを奥田さん、茂野さん、パソコン打ち込みは加藤さんプラスほかの方、編集は山田さん、連絡担当あつみさん、原稿集めは柳田等々。財政援助を大竹財団から受けています。
 今後も、みなさんのご協力をお願いします。

.. 2010年04月27日 06:12   No.216003
++ 柳田 真 (小学校高学年)…28回       
「もんじゅ」運転再開に抗議文――5団体が申し入れ
 
  4月28日夕方、経産省と文科省に都圏市民が抗議行動

・4月28日(水)夕方、経産省別館(原子力保安院)前に、首都圏の市民20名弱が集まり、「もんじゅ」の運転再開(再稼働)に反対し、ビラを配り、マイクでアピールしました。「もんじゅ再開反対、廃炉に!」の横断幕が4枚ひるがえる中で。

・これは2004年12月から毎月第4水曜日に行われている「再処理止めたい!首都圏市民の集い」主催の行動で、足かけ7年、 60数回、一回も休まず、続けられているものです。

・ 今回は、「もんじゅ」運転再開の三者会談直後でもあり、「もんじゅ」ナトリウム検出器の誤警報・トラブルもあり、「もんじゅ」に焦点をあてて、経産大臣あての申し入れ文を5団体が読み上げ、手交しました。又、通行人や経産省職員へ
は、ビラ(レンガがつかめない、さらなるレンガ脱落の恐れがある欠陥炉を動かしてはならない=再処理工場NO!)を配布しました。

抗議文を提出した5団体は次の通り

1 ふえみん・婦人民主クラブ
2 日本消費者連盟
3 ストップ原発&再処理・意見広告の会(たんぽぽ舎内)
4 たんぽぽ舎
5 ストップ・ザ・もんじゅ 東京

・経産省への抗議活動終了後に、すぐ近くの文科省へ移動し、抗議文を手交しようとしましたが、午後7時過ぎで、約束の時間のオーバーで手交できず、やむなく郵送やfaxで送ることにしました。
・なお、当日は、外国の通信社も1社取材にみえていて、「もんじゅ」再開の動きとそれへの抗議の行動が、全世界的に注目――とくに核不拡散の立場から――されていることを感じました。
  「「もんじゅ」再開は世界のめいわくになっている」という発言が印象的でした。


.. 2010年04月30日 08:30   No.216004
++ たんぽぽ舎 (小学校高学年)…26回       
     5/6「もんじゅ」運転再開に抗議の活動
  経産省でシュプレヒコール、文科省で抗議文を提出

1.5月6日(木)夕方、経産省別館原子力安全保安院前に、「もんじゅ」運転再開に抗議する人々が30名(「原発止めよう東京ネットワーク人々」)強、集まりました。マイクで経産省職員や道行く人々へ訴えた後、みんなで下記のシュプレヒコールをとどろかせました。
そのシュプレヒコールの中で、保安院職員(2名)へ抗議文を手交しました。週刊「新社会」の記者が取材に見えました。

シュプレヒコール
◎「もんじゅ」を動かすな!
◎「もんじゅ」の運転再開反対!
◎経産省に抗議するぞ!
◎「もんじゅ」事故が発生するぞ!
◎兵器級プルトニウムを作るな!
◎原子力安全保安院に抗議するぞ!
◎「もんじゅ」廃炉まで闘うぞ!

2.短時間で経産省と原子力安全保安院への抗議申し入れを終え、5分の距離の文部科学省(「もんじゅ」の主管官庁)へ向かう。
 文科省の門の前に「「もんじゅ」を廃炉に」、「ストップ再処理工場、ストップ「もんじゅ」」の横断幕やノボリ旗がひるがえり、退庁の文科省職員等が見る中で、次の各団体から抗議文が読み上げられ、又は手渡されました。

文科省へ抗議文を提出した団体(7団体)
イ.核開発に反対する会
ロ.ふぇみん
ハ.原発を考える品川の女たち
ニ.日本消費者連盟
ホ.ストップザもんじゅ東京
ヘ.たんぽぽ舎
ト.ストップ原発&再処理意見広告の会

3.なお、福井現地でも、「原子力に反対する福井県民会議」の抗議行動が取り組まれ、マスコミ各社も多数取材にきていたとの知らせ(現地から)がありました。

4.なお、5月7日(金)正午過ぎの報道によると、「…5月6日(木)深夜から7日午前にかけて炉内のガスを監視する検知器の警報が6回鳴った…日本原子力研究開発機構は7日(金)正午頃、報道各社や自治体に事実関係を伝えた。」とのこと。
 相変わらずの公表遅れ・日本原子力研究開発機構の体質は全く変わっていません。
大きな事故が起きないうちに、起動をやめ、「もんじゅ」を廃炉にすべきです。

.. 2010年05月07日 19:16   No.216005
++ 槌田敦 (小学校低学年)…5回       
●周辺部から起きる事故の危険

 なぜ、原子力機構(旧動燃)に勢いがないかというと、もんじゅは、年間200億円も投じてナトリウムを加熱し、この循環で生命装置を働かせ、その寝たきり状態を14年間も維持してきた。装置の劣化も問題だが、それよりも関係者の退職・配転などで、この特殊原子炉は正常に運転できるかどうかの方が心配である。
 もんじゅは、当初予定した予算(国と電力の資金)では建設できなかった。自由に使える電力の資金は原子炉の建設に早々と使い果たしてしまった。そこで、周辺部の建設では、この作業をいくらでしてください、という発注方式をとることになった。そのため、事故を起こした温度計には動燃は一切関与していなかった。その後の故障もすべて動燃のまったく知らない周辺部で起こっている。
したがって、運転再開しても、すぐに周辺部の事故になって止まるであろう。

●核武装のためのプルトニウム(以下、プルトと略します)

 それなのに、なぜ、民主党政権は、もんじゅの運転を強行しようとしているのか。それは、もんじゅが日本で唯一の軍用炉だからである。兵器級プルトを生産していた東海原発は廃炉になった。常陽は兵器級プルトを生産するブランケットを外している。もんじゅだけがこれを生産できる原子炉だからである。
 日本が、田母神の言うようにアメリカから核兵器を買って核武装するという方針を取るとしても、日本が独自に核兵器を生産できて、これを管理する能力がなければならない。この管理能力がなく、テロに盗まれるかも知れない国にアメリカは核兵器を売る訳がない。
 そこで、少なくとも100発程度の核兵器を自力で作り、これを管理する能力を世界に示さなければならない。そのためには、自力で兵器級プルトを200キロほど生産しなければならない。すでに日本の所有している量は36キロである。これを追加するには、もんじゅしかないのである。
 しかし、この方法では国民の同意を得る事はできない。そこで利用されるのが、プルトを増殖する夢の原子炉(高速増殖炉)というウソなのだ。
 話題になっているのは「倍増時間」である。プルトを倍に増やすのに90年かかるという。だから新しいもんじゅを作るのは90年後だという。だが、それは違う。日本は多数の原発から大量のプルトを生産しているので、あといくつももんじゅを作ることができる。

.. 2010年05月15日 10:21   No.216006
++ 槌田敦 (小学校低学年)…6回       
●高速炉では増殖できない

 高速増殖炉は、そもそも増殖できない原子炉である。それは炉心の再処理ができない原子炉だからである。高速増殖炉の炉心は、通常原発の軽水炉に比べて大量の白金属元素が発生している。これは硝酸には溶けないから再処理すると大量のヘドロが発生する。このヘドロの中にプルトが閉じ込められて完全回収ができないのである。
 六ヶ所再処理工場が運転できないのも、原発の使用済燃料の中の白金属元素が輸送パイプを詰まらせたからで、高速増殖炉ではなおさらである。
 もんじゅの例でいうと、もんじゅには炉心におよそ1400キログラムのプルトを投入する。これを1年間運転すると、炉心のプルトは
多少減っておよそ1392キロになる。しかし、ブランケットで新しく62キロのプルトが生産される。したがって、54キロのプルトが増殖されることになる。
 しかし、炉心の再処理で、4%のプルトが回収できない(回収率96%)と、未回収の量は56キロである。それでは増殖にならないのである。おそらく回収率は80%程度と考えられるので、これでは
プルトの減少である。それなのに、「高速増殖炉」などと名乗ることは、ハッタリである。
 「嘘つきは泥棒の始まり」という。実は、ブランケットで生産され
る62キロのプルトが濃縮度98%という最高級の核兵器原料であることを、この増殖という言葉で隠蔽することができる。
 マスコミの中枢も、脱原発指導者の一部も、この事実を語ろうとはしない。彼らはこの事実を知らない訳ではない。

.. 2010年05月15日 10:45   No.216007
++ 今井 (幼稚園生)…4回       
5月23日(日)開催のいろりばた学習会のご案内です。
今回は日曜午後の開催です。質疑の時間も多めに取りたいと思います。

■今回のテーマは2つで、まずは老朽化する原発の危険性について詳しい井野博満さんに提起してもらいます。
原子力安全・保安院は、今年3月で運転開始から40年となる日本原子力発電の敦賀原発1号機(1970年に営業運転開始)の運転継続を認めました。
運転当初は30年〜40年で廃炉にする予定だった原発を延長して動かし続ければ、当然事故の可能性が上がることになります。

☆以下は福井新聞オンライン版より☆
「敦賀1号の運転継続へ 県、来週にも了承(2010年2月18日午前7時39分)」
こちら
「敦賀1号機をめぐり原電は当初、10年中に運転を停止する方針を示していたが、3、4号機増設計画の遅れに伴い昨年9月、16年まで
継続する方針を示していた」

■第2テーマは「原発最新事情」、山崎久隆さんに提起してもらいます。
鳩山首相は核廃絶を訴えている一方で、原発・高速増殖炉を推進しています。5月6日に試験運転を再開している高速増殖炉もんじゅはプルトニウムの増殖はできないと指摘されている一方で、核兵器級プルトニウムを製造するという特殊な原子炉です。
これでは世界中から疑惑の目を向けられることは確実でしょう。

皆さま、ぜひお越し下さいませ。(いろりばた会議 今井)

.. 2010年05月18日 06:00   No.216008
++ 今井 (小学校低学年)…5回       
【テーマ】

 (1)「日本の原発の老朽化が大進行中」
  〜原発事故・大惨事が心配!どうする?〜
   老朽原発を酷使する「新方式」
   経済産業省と電気事業連合連を批判する

 提起:井野 博満さん(東京大学名誉教授・材料工学)


 (2)「原発最新事情」
  〜プルトニウム路線で核廃絶などできない〜

 提起:山崎 久隆さん(たんぽぽ舎)

★参加者よりの発表、資料の持ち寄り、参加歓迎です

●日 時:2010年5月23日(日) 13:30開場、14:00〜17:00
●会 場:たんぽぽ舎会議室
     東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
            JR水道橋駅、地下鉄神保町駅下車
こちら
●資料代:800円
●主 催:「いろりばた会議」(環境と原発の学習会)

.. 2010年05月18日 06:10   No.216009
++ 柳田 真 (小学校高学年)…29回       
□1 もんじゅ反対の大衆行動をつくり出そう―今がチャンス

特殊原子炉「もんじゅ」の報道がこのところ多い。活動家と一般大衆の関心も高まっている。先日のデモの時「もんじゅ」という名前に街の人
も反応した。15年ぶりのことだ。メディア報道とこの大衆状況を把握し活用して、もてる全力で"もんじゅ運転反対・廃炉にせよ"の声を高め
よう。「もんじゅ」反対の大衆行動を共同の力で連続的につくり出そう。

□2「14年5ヶ月ぶりの再開」と、支配階級の深い狙い(日本が核武装能力を持つこと=「もんじゅ」は兵器級プルトニウムを生産できる唯一の原子炉)の2つが相まって報道が多いが、その中で共通している大きな誤りを指摘したい。
☆ 第1は夢の原子炉=増殖するというゴマカシ、ウソである。
4月5日のたんぽぽ舎いろりばた会議で「もんじゅを廃炉にすべき5つの理由」の講演の中で、槌田敦講師は「夢の原子炉はハッタリ」「増殖はウソ」を次のように述べられた。

■ プルトニウム増殖のうそ
もんじゅの場合
 年間投入量 1400(炉心)          (単位)
 年間産出量 約1392(炉心)+62(ブランケット)=1454
炉心の再処理技術なし(白金族元素の大量蓄積)
炉心の再処理で4%損失したら、増殖なし。

高速増殖炉は運転すると燃料が増える「夢の原子炉」といわれて、みんながこれにだまされてる。
 プルトニウムは炉心とブランケットでそれぞれできるが、できる量は炉心の方が多く、ブランケットはわずか。
 できたプルトニウムは再処理をして取り出さなければならない。ブランケットの再処理は臨界事故に気をつけてちょっとずつ取り出せばできる。ところが炉心では白金族元素ができてこれが問題となる。白金族元素は硝酸に溶けずヘドロ状になる。そこの中に閉じ込められたプルトニウムは回収できないということになる.六ヶ所の再処理工場が今止まっているのは白金族元素が流れなくなってしまったからだが、軽水炉の再処理ですらそうなのだが、高速炉はもっと燃焼度が高い。
 はっきりしているのは年間62ブランケットで取れるということで、もし炉心の再処理で4%回収できないとしたら、これでもう増殖できないことになる。
 今まで増殖の嘘については「プルトニウムが倍になるまで50年から90年もかかる」という倍増時間についての話だったが、これでは増殖を認めていることになる。ようするに倍増時間などを議論するのは、増殖を認めた上での話。そうではなくて再処理ということを中心に考えたら増殖などありえない。実際の回収率はどのくらいなのか、そのデータをしっかり出させなければならないと思う。

*人間の心理は「将来性がある」という夢の話には弱い。原子力推進勢力は日本人のこの心理を悪用して、だましている。"日本は資源小国だから、もんじゅが必要だ"というゴマカシの論理で。
*なお、核開発に反対する会のニュース32号(2010年4月号)の巻頭論文=「なぜもんじゅ運転を強行するのか」でも"増殖できない"を具体的に説明しています。

.. 2010年06月05日 18:21   No.216010
++ 柳田 真 (中学生)…30回       
☆ 第2は費用(主として税金)をとても小さくみせる(報道する)ことだ。
たとえば、6,000億円といったり9,000億円といったり。これは共に間違いである。
 もんじゅ=夢の高速増殖炉というならば、その前の常陽(原型炉もんじゅの一つ前の実験炉)も含めて、計算すべきだ。すると、2兆円になる。(内閣府の答弁)
さらに、もんじゅの再処理施設の費用=RETFを入れると、2、6兆円になる。(山崎久隆さんの指摘)
さらに、人件費が別枠なので、30余年の人件費も加えれば、3兆円に近づく。私たちは人件費について質問書を出したい。(六ヶ所再処理工場の費用が8,000億円から3倍の2,2兆円強にふくらんだ事実は記憶に新しい。)

☆ 第3は「兵器級プルトニウムを生産する」を隠して言わないことだ。どのメディアも共通している。

「もんじゅ」は、日本の全原発の中で、唯一、「原爆を造れる98%の最高級のプルトニウム」を造る特殊な原子炉だ。(普通の原発のプルトニウムは60%位。純度がずっと落ちる)
 このことはIAEAも知っていて、それ故国際的「査察」対象の原発であり、日本政府(文科省)は毎年IAEAへ「報告の義務」
 がある原子炉なのである。
 NHKのクローズアップ現代の報道は基本的にもんじゅ推進の基調で作られており「よいできばえでない」という評価が多いが、その中でかろうじて「核拡散を防ぐ」という観点からしてもんじゅは問題があるのではないか、式のコメントが1回だけ短くあった。


□3もんじゅ反対の諸行動をやり抜いた3年間 
たんぽぽ舎は、この3年有余、核開発に反対する会(槌田敦代表)ともんじゅ再開反対及び廃炉署名実行委員会の中軸を担って全力でもんじゅ反対運動を盛り上げてきた。"現代日本の焦点"にピッタリあった行動方針で原発事故が心配なもんじゅ、日本核武装(準備)を許さないの照準=方針は「正確」であった。
 たんぽぽ舎にとっては、9・30臨界事故追及の大衆運動(1−10回の集会・デモ)に続く、第2の大きな連続行動をみんなの力でやり抜いた。

□4 もんじゅ反対で共同の大衆行動をつくり出そう

もんじゅ反対の大衆行動を共同でつくりだそう。チャンスを生かそう。
これまでの二桁の参加者をもう一ランク上げる(三桁に)、広く鋭くを目指して量と質の両方で知恵と工夫をよせあおう。意見を出し合おう。
提案の1つは、共同で数万枚の"もんじゅをやめよう"チラシを作って広く配布することだ。(メール配信やHPも当然)再処理工場反対の行動の時の共同チラシの先例もある。(私たちは5・1メーデーと5・3憲法集会で各2000枚、計4000枚のチラシを配った)
5〜6月は沖縄・日米安保50年で、多くの大衆集会がある。そこに廃止のビラを持ち込むチャンスだ。
2つはもんじゅ反対の東京圏での共同行動委員会をつくり出すことだ。
「推進側のもんじゅの3年間の計画」も射程に入れて、東京圏の個人、団体の力がよりよく発揮できる形の共同行動組織を目指したい。
その中で、連続講演会や、大衆集会、デモ、メディアへの意見広告、核燃料輸送への取組み、メディアへの働きかけ、署名、啓蒙パンフの発行など、共同してできることを相談・討論し行動方針を決めよう。

◎当面6月26日(土)の「もんじゅを廃止に」の講演会
(講師:小林圭二・槌田敦)に参加を 
                        2010.5.19記

.. 2010年06月05日 18:59   No.216011
++ 柳田 真 (中学生)…31回       
(1)6月26日(土)の特殊原子炉「もんじゅ」の講演+方針討論集会(講師:小林圭二さん、槌田 敦さん。方針提起:柳田 真)に、音楽家 朴 保(パク・ポー)氏の“もんじゅ”音楽が加わることになりました。ご期待ください。
 この“もんじゅ”の歌は4月、「もんじゅ」の見える福井県白木浜海岸での運転再開反対集会(500人)でも歌われ、好評でした。
 また、6月8日の森原秀樹集会でも歌われました。朴 保さんは、在日の歌手で、“もんじゅ”の歌は14年前の「もんじゅ」事故の後、朴さんが作詞・作曲して、みずから歌っているものです。

(2)「もんじゅ」を運転し続けると重大事故が…
  「もんじゅ」は、14年5ヶ月ぶりに反対を押し切って、運転再開しました。でも、再開の前提としていた2つ=「安全に準備した」も「情報公開」もできませんでした。再開の前提の2条件ができなかったのですから、当然、運転を中止すべ
  きです。もし、このまま運転を続けると重大事故が発生します。
  今は0〜1%出力ゆえ、それほどでないかもしれないが、来年の40%出力の時(14年前の事故も40%出力で起きた)は心配です。15年前の中古のボロ機械ゆえ何が起こるかわかりません。大惨事の前に、「もんじゅ」の運転を中止すべきです。

(3)槌田敦さんの講演は、「推進派が宣伝する『夢の原子炉もんじゅ』はハッタリ、『増殖』はウソ=増殖しない」を自らの独自の計算に基づいて、話をするものです。また、「CO2温暖化説は間違い」=「CO2対策と称する原発推進策の欺まん」を「2つの裁判」の闘いの内容とあわせて述べます。
  柳田真は、「もんじゅ反対運動の中間総括と今後の方向」(短期方針、長期方針)の素材を提供します。参加者の皆さんとの熱い討論で今後の大衆行動方針の具体化をおおぜいの知恵と討論で作り出しましょう。

(4)6月12日の毎日新聞で小林圭二氏(6/26の講師の1人)が賛成派の人と討論をして「もんじゅ」の根本問題の論点を提示しています。6月26日(土)の討論会に役立つ内容です。
  ごらん下さい。             2010年6月12日

.. 2010年06月13日 07:29   No.216012


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