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■--3/17大阪地裁の判決
++ 上岡直見 (課長)…173回          

避難計画の実効性に関する論点に全く触れず関西電力側を
| 一方的に支持するような門前払いの判決…驚くべき不見識
| 
 └──── 〔環境経済研究所代表〕

◎ 福井県の関西電力の原発の運転に関して、新型コロナが終息して
いない中で事故が起きれば安全な避難はできないとして住民が運転
差し止めの仮処分を申し立てていた裁判で、大阪地裁は2021年3月17日
に門前払いの判決を示した。
 一連の原発訴訟の中でも特にひどい判決であり弁護団も驚いている
という。
 判決の要旨は、避難計画の不備だけでは安全に避難できないと認定
することはできず事故が発生する具体的な危険性があることを示す
必要があるとしている。

◎ 各社の報道では省略されているが、原告側は、船舶や航空機では
避難設備や避難手段が準備されていなければ法的に運航停止が命令
されるのだから、それと同じという論点を主張している。
 今回の判決によれば、避難設備や避難手段がなくても、墜落や遭難の
危険性が具体的に証明できないかぎり船舶や航空機をかまわず運航して
よいことになる。

◎ 現実的に考えると、裁判所としては、すでに一部が稼働している
原発に対していきなり全機運転差止めの判決は出しにくいという背景は
あるだろう。
 しかし判決としては却下でも、避難計画の実効性に関する論点に全く
触れず、あたかも関西電力側を一方的に支持するような門前払いの
判決とは全く驚くべき不見識である。
 原告側はもちろん控訴して活動を続けるとしているので
今後に期待したい。
.. 2021年03月19日 07:10   No.2149001

++ 木原壯林 (部長)…191回       
.水戸地裁 老朽東海原発運転差し止めを命じた判決
 | 「老朽原発うごかすな!」の圧倒的な民意に支えられた判決
 └──── (若狭の原発を考える会)
(老朽原発うごかすな!実行委員会)

原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様
またまた朗報です!

 水戸地裁は、3月18日の判決で、老朽原発・東海第2原発の運転
差し止めを命じました。「原発が重大事故を起こしたら避難は
不可能」および「老朽原発うごかすな!」の圧倒的な民意に
支えられた判決です。
 昨年12月4日、原子力規制委員会が推定した原発敷地で発生する
地震の大きさが過小であることを指摘した大阪地裁判決、本年2月19日
の避難者への東電と国の責任を認めた東京高裁判決に続く快挙です。

 一方、3月17日は、大阪地裁で「コロナ禍の中で原発うごかすな」を
求めた仮処分裁判について不当決定が出され、18日は、広島高裁で
「伊方原発3号機運転差し止め」仮処分に対する異議審で不当決定が
出されていますが、最近の裁判では勝利判決の割合が増えています。
 さらに、最近の世論調査では、脱原発を望む声が82%にも達し、
ますます大きくなっていると報道されています。

 これらを考え合わせれば、私たちが、創意と工夫を凝らした行動を
さらに拡大すれば、老朽原発再稼働を阻止し、原発のない、人の命と
尊厳が大切にされる社会を実現できる日も近いと考えられます。
 まず、断固とした「老朽原発うごかすな!」行動に起ちましょう!
 3.20「関電よ 老朽原発うごかすな!高浜全国集会」に総結集を
お願いします。

.. 2021年03月20日 07:03   No.2149002
++ 渡辺寿子 (課長)…171回       
東海第二運転認めず 水戸地裁歴史的判決
 | 避難計画の不備は94万人の命にかかわり 人格権侵害に当る
 | 判決の背後に東電福島過酷事故の現実と教訓を見る
 | 判決には全原発を止める論理あり
 | これをテコに原発ゼロの歴史へ踏み出そう!
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア、
            原発いらない!ちば)

◎深層防護第5層、避難の不備は人格権の侵害

 首都圏唯一の原発で日本原子力発電(以下原電)が再稼働を目指して
いる東海第二原発(東海村)をめぐり、11都府県の住民ら224人が運転
差し止めを求めた訴訟の判決で水戸地裁(裁判長前田英子裁判官)は
3月18日、運転を認めない判決を言い渡しました。
 前田英子裁判長は、原発の半径30キロ圏に94万人の人々が暮らすこと
を踏まえ「実効性のある避難計画や防災体制が整えられているという
には程遠い状態で、人格権侵害の具体的危険がある」としました。

◎避難の不備だけで原発停止を命じた、最初であり、歴史的判決である

 河合弘之弁護団長は判決の解説で「深層防護第五層が保障する避難に
ついての部分で不備がある、住民が避難できないという点だけで原告
住民を勝たせた。初めての判決であり、歴史的判決である。この判決は
市民感覚に基いた誰でもわかりやすい、受け入れやすい判決である。
同時に電力も国も原子力ムラも反論しにくいものであり、頭を抱えて
いるのではないか。判決はこれを出した裁判長自身が想定したであろう
以上の社会的影響を呼び起こすものである」と述べました。

 この裁判の勝利には、原告団の粘り強い闘いとそれを支えた常総生協
が大きく寄与しています。
 河合弁護団長は「常総生協が立ち上がらなかったらこの裁判は
なかった。常総生協にお礼申し上げる」と述べました。

.. 2021年03月23日 05:31   No.2149003
++ 渡辺寿子 (課長)…172回       
◎判決には東電福島事故の被害の現実が影響している

 この判決を導き出した裁判長の胸には東電福島事故の悲惨な現実と
教訓があったと思われます。
 原告団共同代表の大石光伸さんの「この判決の背後に、福島の被害者
の皆さんがどんな目に遭い、どんな仕打ちを受け、今も受けているか、
そのことに思いをいたしていることがある思う。裁判長には福島の
被害者たちの、自分たちと同じ目にもう誰にも遭わせたくないとの
切なる思いにせめて報いる気持ちがあったのでは」との言葉に深く
共感しました。

◎原発ゼロをめざして闘い続けましょう

 全国どの原発の反対運動にも適用できる、水平展開できるこの判決に
勇気と元気をもらい、この勝利判決の日を原発ゼロを実現する新たな
歴史を作る第一歩にしていきましょう。
 控訴する意向を示した原電は、この裁判が継続している間に再稼働の
ための対策工事を完成させ、再稼働を強行する可能性があると原告団は
警告しています。素晴らしい判決をおおいに祝うとともに、勝利の
美酒に酔ってばかりはいられません。

☆《事故情報編集部》より補足
 「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」が、3/18水戸地裁判決に
ついて、急いでビラを数百枚印刷し、3/19(金)日本原電本店前で有志が
配布、3/20(土)福井での「高浜全国集会」にも「再稼働阻止全国ネット
ワーク」の仲間が配布し、「反応が大きかった」と聞いております。

.. 2021年03月23日 05:36   No.2149004
++ 加藤マリ子 (幼稚園生)…4回       
原発廃炉こそ一番の安全です
 | 3/18水戸地裁判決を機に日本原電と東京電力に申し入れ
 | 各地から水戸地裁判決歓迎、原発再稼働反対、
 | 原発廃炉の声を電力会社へ送ろう
 └──── (「さようなら原発」あびこ)

 3月18日、水戸地裁(前田英子裁判長)は東海第二原発の運転
差し止めを命じる判決を出しました。
 避難計画や実行体制が不十分だという理由からの画期的な
判決でした。
私たちも前日から情報を流して注目をしていました。
訴訟団の皆様、支援された皆様、お疲れさまでした!
本当に良かったです。

 この判決は、TVのニュースで何度も流れ、どの新聞も一面トップ
でした。
 首都圏には、東海第二原発の存在すら知らない人たちが大勢いますの
でこのニュースは、東海第二原発を知る大きな広がりを得たと思います。

 我孫子では判決のでる数日前から作成していた申し入れ書を
3月22日、日本原電と東京電力に送りました。
 両電力会社とも、申し入れ書など見もしないでしょうが、廃炉と高裁
控訴の取り下げなどを求めました。
 我孫子市や周辺自治体は水戸市との避難協定を結んでいますが、
判決の通り実効性は全くありません。
 廃炉こそ一番の安全です。

 この判決を機に、各地から判決歓迎、再稼働反対、原発廃炉の声を
送りませんか。

以下、日本原電への申し入れ書

東海第二原発の再稼働中止を求める申し入れ書

日本原子力発電株式会社 取締役社長 村松 衛 様

 私たちは東海第二原発から85キロ離れた千葉県我孫子市の住民です。
 我孫子市は10年前の福島第一原発事故で、いわゆる
「ホットスポット」となり、大規模な除染を余儀なくされるなど農業、
一般市民生活に大きな被害を受けました。

 3月18日、水戸地裁において「東海第二原発は94万人の避難計画が
不十分」という理由から運転差し止めの判決が出されました。
 これはホットスポットを経験した私たちにとっては歓迎すべき当然の
判決と受け止めています。貴社に以下を強く求めます。

.. 2021年03月25日 05:27   No.2149005
++ 加藤マリ子 (小学校低学年)…5回       
(1)2018年12月、我孫子市や近隣の自治体は、原発事故避難者の
受け入れを水戸市から依頼され協定を結びましたが、実効性は全く
ありません。そもそも福島第一原発事故を考えれば、受け入れ側の住民
自体も避難しなければいけない状況を考えなければいけません。
 貴社は私たち我孫子市民及び首都圏全体を放射能汚染から守ることが
できますか 故郷や家族を失った福島第一原発事故の被災者たちの思い
に報いて再稼働 はやめてください。
貴社は判決の出た次の日、東京高裁に控訴しました。原発事故から
学んでいない、人の暮しを無視している姿を感じました。
東京高裁への控訴は非人道的です。取り下げを求めます。

(2)これからの世界に原発はいりません。 運転を再開すれば放射性
廃棄物が発生します。処理のできない危険な物質をこれ以上生み出さ
ないでください。
市民の間に東海第二原発再稼働の不安が広がり、これまでに2回の請願
が採択され、我孫子市議会はその 都度、政府に申し入れを
してきました。
 改めて申し上げます。私たち我孫子市民は東海第二原発の再稼働に
反対です。

(3)驚くことは 、貴社が自力で再稼働する経済的な力が無いにも
かかわらず、東京電力の資金援助によって再稼働を進めていること
です。福島の後始末ができない東京電力が企業として失格なら、その
企業に依存して再稼働をする貴社も同等です。 貴社がいかなる高邁な
理念を掲げても信用はできません 。
 東京電力は貴社にとって救世主かも知れませんが、事故の責任も
取らず、国民の税金で生きながらえている東京電力を見れば貴社が
とるべき道は明らかです。
東海第二原発を直ちに廃炉にするよう求めます。 2021年3月22日

   原発に反対する我孫子市民「ハチドリの会」 代表 小原 紘
   「さようなら原発」あびこ 代表 加藤マリ子

※《事故情報編集部》より…紙面の都合上、東京電力への申し入れ書は
 省略させていただきます。


.. 2021年03月25日 05:34   No.2149006
++ 木原壯林 (部長)…192回       
エリート裁判官までもが原発運転を許さない判決をする時代
 | 次の過酷事故が起こる前に原発全廃を
 | 勝ち取るスピード感ある運動の重要性
 | 原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様
 | 「関電よ 老朽原発うごかすな!高浜全国集会」に
 | 青森・福島・富山・東京・愛媛・香川など全国各地の代表参加
 └──── ・若狭の原発を考える会
  (「老朽原発うごかすな!実行委員会」)

◎ 3月20日の「関電よ 老朽原発うごかすな!高浜全国集会」および
町内デモには400人以上が参加されました。
 また、この集会の前段として行われた、高浜原発周辺でのデモ行進、
抗議・申し入れ集会には250人以上が結集され、集会の行われた北ゲート
前広場は溢れかえりました。

◎ 高浜町文化会館での全国集会では様々な地域、多様な団体からの
発言がありました。
 中嶌哲演さんの「福井県知事や県議会に老朽原発うごかすな!の
声を」「原発で作った電気は買わない」「原発ゼロ基本法案を成立させ
よう」などを訴える主催者挨拶、福島で次々と出てくる困難な状況の
紹介、水戸地裁判決の報告、青森・福島・富山・東京・愛媛・香川など
全国各地の代表の自己紹介、若狭湾沿岸の8つの市や町の代表の「故郷
を放射性物質汚染地域にしてはならない」という切実な訴えと反原発
運動の報告、被ばく労働についての問題提起、3つの労働団体からの
連帯の挨拶、いずれにも大きな拍手がわきました。

◎ 井戸謙一弁護士の「エリート裁判官までもが原発運転を許さない
判決をする時代がやってきた」との指摘と「次の過酷事故が起こる前に
原発全廃を勝ち取るスピード感を持った運動の重要性」の訴え、京都
北部の2反原発団体からの連帯表明、全国ほぼ全ての原発、核施設立地
で闘う皆さんから寄せられ、原発、核施設の現状、運動の様子をまとめ
たメッセージ集も配布されました。

.. 2021年03月26日 05:23   No.2149007
++ 木原壯林 (部長)…193回       
◎ 集会後は、歴史を感じさせる旧街道を経由して、「老朽原発
動かすな!」を訴える力強いコールを挙げながら、長蛇の町内デモを
敢行しました。
 デモは、狭い街道ながら、道一杯に拡がり、フランスデモの様相を
呈するものとなりました。
 窓を細く開けて見ている人、玄関前で笑顔で手を振ってくれる人、
肩を震わせて泣きながら手を合わせて感謝を述べる老婦人など、反原発
の願いの大きさを感じました。

 「関電よ 老朽原発うごかすな!高浜全国集会」にご参加、ご支援、
ご助力いただきました皆様、有難うございました。

.. 2021年03月26日 05:29   No.2149008
++ とめよう!東海第二原発首都圏連絡会 (小学校低学年)…8回       
事故が起きたら、東京は放射能だらけ
 | 4/16(金)東海第二原発とめよう!集会
 | 河合弘之弁護士、ほかの報告・提起
 └──── 「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

     東海第二原発とめよう!集会

 日 時:4月16日(金)18時より20時30分 開場17時30分
 会 場:東京学院2F会議室 (JR水道橋駅西口から1分)
      TEL 03-3261-0017
内 容:1.水戸地裁で勝利判決 全国へ水平展開しよう
      (原発事故の時、避難・防災=全く不十分)
      河合弘之弁護士(水戸裁判の弁護団共同代表)
     2.東海第二原発をとめる−今後の闘い方
       みんなの知恵・創意工夫
      「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」世話人より
 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
       東京都千代田区神田三崎町3-1-1高橋セーフビル1F
      たんぽぽ舎気付 TEL 070-6650-5549

  「2022年12月に東海第二原発を再稼働」…日本原電社長が表明。
 あと1年9ヶ月だ。頑張ろう−
 原発なしで、電気は足りている。

.. 2021年03月27日 07:04   No.2149009
++ 井戸謙一 (小学校低学年)…6回       
3・11から10年 復興・帰還政策=
 | 「放射線安全神話」に終止符を      (上)(3回の連載)
 | 「子ども脱被ばく裁判」福島地裁 不当判決
 | 内部被ばくを覆い隠す原子力ムラ
 └──── 子ども脱被ばく裁判弁護団長 井戸謙一弁護士に聞く

 日本で初めて稼働中の「志賀原発運転差し止め」判決を2006年に
下した、元金沢地裁裁判長の井戸謙一弁護士に、「脱被ばく」の闘いに
ついてお話を伺った。
 同氏は、内部被ばくの危険性を真正面から問うて注目された「子ども
脱被ばく裁判」の弁護団長だが、3月1日、訴えが全面的に退けられた。
 判決について同氏は、「原発安全神話が崩壊寸前になった分、
原子力ムラが『放射線安全神話』を強めようとする表れだ。諦めず長い
闘いで押し返そう」と訴えた。(「人民新聞」編集部・園)

原発への不信 強める市民

井戸…10年経っても福島原発からは放射能が出続けており、今も数万人
が避難生活しています。「避難者はいない、事故は終わった」と見せ
かけたい政府は、避難者の住宅支援を打ち切り、原発周辺地域まで避難
指示を解除して住民を帰還させようとしています。「除染なしの解除」
まで打ち出しました。

 しかし高線量の中で大部分の人々は帰っていませんし、帰れません。
 史上最悪の事故は、市民の原発への不信を強めました。稼働原発は、
事故前の54機から現在は5機だけです。
 関電の巨額の原発裏金問題は、電力会社が公益企業のような顔を
しながら市民の電気代で私腹を肥やすという、原発の闇の世界を
明らかにしました。
 市民の怒りは強まり、原子力ムラの目論見は大きく崩れています。

 焦る関西電力は、3月7日に高浜原発3号機の再稼動を強行し、
最も危険な40年越えの高浜1・2号機と美浜3号機の再稼動も
目論んでいます。
 老朽原発再稼動を止めれば、原発政策はいよいよ破綻します。
頑張り時です。

.. 2021年03月27日 07:16   No.2149010
++ 井戸謙一 (小学校低学年)…7回       
 世論の変化や運動の頑張りは、司法にも影響しています。昨年12月に
大飯3・4号機の設置許可取消を判示したのは、大阪地裁行政部で、
エリート裁判官のポストです。
 従来の地方や定年間近の裁判官ではなく、若いエリート裁判官に
とっても原発差し止めのハードルが下がってきたのです。
 全国で30を超える運転差し止め裁判が闘われており、同判決は
追い風になります。

編…そうした中で、「子ども脱被ばく裁判」の不当判決と背景を
  どう見ますか?

井戸…裁判は2014年8月29日、福島県内の公立小中学校等に通う
子どもたちが、地元自治体に対して、安全な地域で教育を受ける権利の
確認などを求めて、福島地裁に提訴した行政訴訟です。
 また事故当時福島県内に住んでいた親子が、国と福島県に対し、
行政の無為無策によって無用な被ばくを強いられたことの責任と
慰謝料の支払いを求める「親子裁判(国賠訴訟)」も同時に
起こしています。

 日本の行政は、低線量被ばくや土壌汚染、内部被ばくによる健康
被害のリスクを徹底的に軽視し、子どもたちに被ばくを強いています。
 そして、チェルノブイリ原発事故時よりも露骨に住民を避難させよう
としません。この現状を打開するためです。

 判決は、多大な苦痛を強いられてきた原告の親子たちを再び痛めつけ
ました。
 遠藤東路裁判長が早口で判決主文だけを述べ、数分で去った姿に、
原告や支援者から深い怒りや悲しみが出ました。
 判決は、ICRP(国際放射線防護委員会)やIAEA(国際
原子力機関)の被ばく防護基準に従っていれば問題ないという考え方に
貫かれています。
 これらの機関は原子力推進の立場ですが、それは全く考慮されて
いません。

 ICRPは、緊急時被ばくの参考レベルについて年20ミリSv〜100
ミリSv、通常時の参考レベルを年1ミリSv〜20ミリSvと定めています。
 これは、どのレベルで国や行政が住民を守るかという基準であり、
安全基準ではありません。
 このICRP2007年勧告は、日本の法律には取り入れられていない
のに、法律のように扱われています。  (中)につづく
  (「人民新聞」2021年3月15日通巻1744号より、了承を得て転載)

.. 2021年03月27日 07:24   No.2149011


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