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−指定した10病院は | 今、新型コロナ患者で手一杯 | 日本の夏が理想的な気候?−マラソン会場を | 札幌に移転させた実績のあるIOC | 命を守るためにも五輪反対を−五輪用のお金をコロナ対策費へ | 休業補償へ使え └──── (東京にオリンピックはいらないネット)
◎ 日本政府は3月5日、新型コロナ特別措置法による東京、神奈川、 埼玉、千葉の1都3県に発令中の緊急事態宣言を、3月21日まで2週間 再延長すると決定した。 にも関わらず、日本政府も立候補都市である東京都もいまだにオリン ピック・パラリンピックの開催を断念したと宣言しない。 オリンピック立候補の際、医療体制について何と言っていたか。2013 年IOCに提出した立候補ファイルの記載を引用する。 (引用開始)選手、IF、NOC及びIOC関係者のためのオリン ピック病院として次の表の10病院を選定している。 これらの病院は、外科、救急医療をはじめ、あらゆる分野の診療科を 備え、最新の医療設備と優秀なスタッフを擁し、いかなる傷病に対して も適切な治療をおこなうことができる。指定病院のほか、その他の大学 病院や都立病院等、高度な医療水準を誇る医療機関においてもオリン ピックファミリーその他の受け入れ体制を整えている(以下略)
◎ 10のオリンピック病院とされた中に都立墨東病院、都立広尾病院、 都立多摩総合医療センターの3病院も入っている。 これらの3病院では新型コロナウイルス感染症患者の受け入れを 最優先にしたり、新型コロナウイルス対応病棟や重症患者用病床を 増やしたり、従来の診療内容の変更や縮小を余儀なくされている。 にも関わらず、オリンピックの開催を強行するために新型コロナ ウイルスの患者対応を見直すのだろうか。
マスコミはなぜこういう点について質問をしない。 「晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態で パフォーマンスを発揮できる理想的な環境である」と立候補ファイルで 言いながら、マラソン会場を札幌に移転させた実績のあるIOC である。私の心配には根拠があろう。
.. 2021年03月11日 05:43 No.2142001
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