|
2月13日夜中の地震にはたまげた。飛び起きてテレビをつけた | ずさんな東海第二原発の避難計画 | いいかげんな避難計画で犠牲者が出たら誰が責任を取るのか └──── 〔茨城県、元瓜連(うりづら)町長、 瓜連町は合併により今は那珂市です〕
◎ 2月13日夜中の地震にはたまげた。飛び起きてテレビをつけた。 東海村は我が家から至近距離。 そこにある日本原電東海第二発電所がどうなのかが心配だったから。 何事もないことを確認し、また寝た。
翌朝のテレビはもっぱらこの地震の模様を伝えていた。 福島にある2か所の原発には異常がなかったようだが、高速道路で 土砂が崩れたり、東北新幹線が不通になったりし、けが人もかなり出た。 大学受験にも影響が出ているようだ。 報道では、今回の地震は10年前の東日本大震災の余震だとか。 今回は津波が起きなかったので一安心だったが、福島の人たちは さぞ肝を冷やしたのではないかと思っている。10年も経っているのに、 余震だとは驚きだ。
◎ その東海村。 「毎日新聞」は全国版の1月31日と2月1日付で「東海第二避難所 1.8万人不足」「責任曖昧 ずさん算定」という記事を載せている。 それによると、同発電所をめぐる広域避難計画で、県内の避難所が 2018年時点で約18,000人分不足していた。 施設のトイレや倉庫、ステージ、玄関ロビーまで避難者の居住 スペースとして計算していたからだという。
茨城県の基準は「避難者1人当たり2平方メートル」だそうだ。 トイレや倉庫まで含めて算出しているので、実際にはもっと少なく なる。 あまりにもひどすぎる計画だ。畳1枚よりほんの少し広いくらいの スペースに、台風などの水害とは違い、いつまで続くかわからない 長期間の避難生活ができるのか。 計画を立てた人や首長、議員の皆さんに実験してもらいたいものだ。
◎ 原発事故に備えた広域避難計画は原発から30キロ圏内の自治体が 策定することになっている。 茨城県では東海村など14の市町村が該当し、これまでに5市町が 策定済みだそうだ。その計画の中身を承知していないが、コロナ騒ぎ の前のものなので、現時点では役に立たないだろうと考えている。
.. 2021年03月05日 05:35 No.2136003
|