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■--原水爆禁止日本国民会議
++ 井上 年弘 (幼稚園生)…3回          

 2009年10月3日(土)の10・3 NO NUKES FESTA 2009(明治公園)は全国から7000人が結集した。原発についての集会としては、1988年の2万人集会以来の大きな
ものとなった。なかなか東京圏で訴える機会がない原発現地の人から「やってよかった」という声も聞いている。
《民主党政権》 昨年の選挙で政権が交代し民主党・鳩山政権となった。事業仕分けでは原発関連が俎上にあがった。議員を何度も訪問し情報提供もしたが、残念ながら予算削除とはならなかった。運動側としては、民主党が政権をとってからどうするかという展望が足りなかったのが反省点で、来年の予算編成に対しては一層力を入れて聞きたい。
 今「原子力ルネッサンス」と喧伝されている一方で、原発業界内では「プルトニウム利用政策はうまくいくのか?」という記事が出ている。高速増殖炉は原子力大綱では2050年実用化としているが、電気事業連合会の人に直接聞いたところでは「実現した時点で採算性があるものであれば考えます」という姿勢だった。
今年は与党への働きかけをいっそう強め、具体的な政策を提起したい。
 「あってよかった、原水禁」と呼ばれるように運動していきたい。
.. 2010年02月11日 10:10   No.212001

++ 山崎 久隆 (幼稚園生)…1回       
《核廃絶》 民主党になり核武装の懸念は薄らいだと見られているが、核カードを持っている国(日本)が他の国に核廃絶を訴える資格はあるのか。軍事用プルトニウムを製造する高速増殖炉もんじゅを持っている日本は常に国際的に疑念にさらされる。
《プルサーマル》 フランスに製造委託している価格から本当の燃料価格が分かった。価格はウラン燃料の4〜8倍。ウラン燃料よりも使用できる期間が短いことや、日本で製造する場合の設備の費用などを加味するとウラン燃料の20倍以上の燃料製造価格になる見込み。価格の面から見てもやる意味はない。電力業界はフルMOXの大間原発(2014年稼動予定)がプルサーマルの本命なのだろうが、電源開発が運転する最初の原発、かつ最初のフルMOXということになり、前代
未聞の話ということになる。あまりにも無謀だ。《上関原発》 上関原発は建設予定地に希少生物が棲息していて環境面から見直しの声が高まっている。また周辺は地震地帯でもあり、そのため地震対策で半地下原発となっているが、地震・津波の危険が付きまとう。
《原発輸出》 鳩山政権は「CO2の25%削減」を謳っている。京都議定書のCDM(クリーン開発メカニズム)は途上国にCO2削減の設備を建設すると自国の削減分にカウントされるという仕組みだが、現在はCDMから原発は対象外となっている。経済産業省などはこれに原発を組み入れたくて仕方がないようだが、絶対に組み入れさせてはならない。組み入れられれば、「第2の軍需産業」となり、先進国が原発を開発途上国に売りつけることが加速することになる。

.. 2010年02月11日 12:51   No.212002
++ 柳田 真 (幼稚園生)…1回       
 今年は特に3点に重点を置いて活動していきたい(たんぽぽ舎の地理的な活動範囲の制限の意味もあり)。
 【1】大事故の心配が強い「もんじゅ」、
 【2】目に見えない地震のダメージが蓄積している柏崎刈羽原発、
 【3】地震とプルサーマルの二重の危険で安全余裕が更に減る浜岡原発。それから横須賀の原子力空母、原子力潜水艦も重大だ。例年は寄港日数が年間100日くらいだったのが、去年は324日も来た。横須賀である程度のメンテナンスが可能になったためと言われている。
 力を集めて、広く、鋭い活動をしていきたい。

.. 2010年02月11日 15:04   No.212003
++ 柳田 真 (幼稚園生)…2回       
1、2月6日(土)〜7日(日)1泊2日で、東京圏と福井の市民合計30人強で6000枚のもんじゅ反対ビラまき、演説、音楽、署名集め、記者会見など、多彩な活動を、福井県の敦賀市(もんじゅ所在地)と福井市(県庁所在地)の両方で行ってきました。
 記者会見には(名刺交換した)8社以上が出席し、翌日の新聞では(判明分として)4社に報道されていました。私たちの活動の要旨がそれぞれ記述されています。

2、載った新聞紹介
1)福井新聞 2面に2段で写真入り
  参加団体 原発反対県民会議、たんぽぽ舎、脱原発とうかい塾、浜岡原発を考える静岡ネットワークの団体も紹介。横断幕・6千枚のビラ配りの写真も掲載。
2) 読売新聞ビラ配り、署名などの活動紹介。もんじゅの危険を訴えた。
3)日刊県民福井(中日新聞福井支社発行)
 チラシ配り、署名などの活動紹介。危険指摘と(原子力機構)は信用できないと述べた。
4) 毎日新聞(地方版) 本文紹介
もんじゅ:反対する県内外の市民団体、敦賀で街宣活動 /福井
 高速増殖炉「もんじゅ」に反対する県内外の市民グループが6日、敦賀市内で街宣活動を行い、もんじゅの運転を再開しないよう訴えた。7日は福井市の西武福井店前で行う。 県内のほか、首都圏や茨城県、静岡県などから約25人が参加。参加者は、茨城県東海村のJCO臨界事故(99年)や、浜岡原発の近くで起こると予想されている東海地震など、原発事故の危険性を挙げた。「もんじゅではナトリウム漏えい検出器の施工ミスや排気ダクトの腐食などが起きた。日本原子力研究開発機構には(ナトリウム漏れ事故を起こ
した)動燃の古い体質が残っている。もんじゅの再開をやめてほしい」と訴えた。
 なお、取材にみえた社は以上の4社の他に4社です(漏れがあるかもしれません)       

.. 2010年02月14日 07:25   No.212004
++ 原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会 (幼稚園生)…1回       
 原子力空母・市民シンポジウム開催のご案内

2008年9月の母港化から2年目の冬を迎えましたが、今年1月から2回目の原子力空母「ジョージ・ワシントン(GW)」の原子炉関連メンテナンス作業がされています。
核密約と異なり、こちらはその危険な実態は全く明らかにされず、日米合意違反の疑いがあります。
それを市民の安全の立場から検証する為、原子炉メンテナンスを検証する市民シンポジウムを行います。
ご多用中とは存じますが、ぜひともご参会いただきたく、
ご案内申し上げます。(メーリングリスト等での転送大歓迎です!)

−書き換えられた「約束」−
原子力空母の定期修理を検証する市民シンポジウム
日時:2010年2月20日(土)13時30分〜
場所:ウェルシティ横須賀 5階大学習室
場所:京急逸見駅、もしくはJR横須賀駅 から徒歩10分
こちら

パネリスト:
斉藤つよし(衆議院議員)
頼和 太郎(リムピース)
上澤 千尋(原子力資料情報室)
新倉 裕史(住民投票を成功させる会)

コーディネーター:
呉東 正彦(住民投票を成功させる会)

主催:原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会
資料代:500円

.. 2010年02月18日 18:36   No.212005
++ 山崎久隆 (中学生)…38回       
火山島九州

 地球上で過去1万年間に起きた火山噴火で最も大規模だったのはどこか。この問いの答えは「九州南方海上で7,300年前(暦年補正後)の鬼界(きかい)カルデラの噴火」だ。この噴火により生じた火砕流は九州から山口県をのみこみ、一帯の縄文文化を消滅させた。また噴出した物質(テフラ)は日本列島を覆い尽くし、網走でも数ミリが存在している。
 九州南部の海底にあるカルデラは、全て鹿児島湾内に北から「姶良(あいら)」
「阿多(あた)」「鬼界」と並ぶ。地上にある阿蘇、加久藤などとともに九州が火山地帯そのものであることを物語っている。
 姶良カルデラの外輪山にあるのが今も噴煙を上げている桜島だ。姶良カルデラ自身が活火山である。なお姶良カルデラは幾つもの火山噴火の結果できたもので、複合カルデラである。
 九州のカルデラ火山はどれをとっても世界有数の大噴火を起こしており、12万年前以降に起きたマグニチュード7以上の噴火を6度も起こしている。
 日本中で一万年に一度の頻度で起きるマグニチュード7以上を九州だけで12万年で6度というのだから、とてつもない火山地帯だ。(火山マグニチュードとは噴出した物質量を常用対数で表したもの)

「死都日本」の教訓

 「死都日本」という小説がある。30万年前に大噴火をした宮崎県の加久藤カルデラが再活動し、破局的な大噴火を引き起こすというストーリーである。
現在の霧島火山群がその一部だ。2002年に発表され、宮沢賢治賞など文学賞を受賞したほか、その科学的正確さも相まって地質学会により表彰されている。石黒さんの小説では他に「震災列島」では、浜岡原発の原発震災を扱っている。
 石黒さんが「死都日本」を書いたきっかけは、宮崎県中部に住んでいた頃、鹿児島県の姶良カルデラによる大噴火で発生した火砕流によって形成された「溶結凝灰岩」を知って驚いたことだという。「死都日本」のシンポジウムに寄せた文章で石黒さんは「東海地震という巨大地学事件が迫った現在、日本人とはどういう地学条件の元に繁殖した生物種なのかということを根本的に考える」ことが必要と説いている。

.. 2010年03月04日 06:21   No.212006
++ 山崎久隆 (中学生)…39回       
何故のHLW(高レベル放射性廃棄物)誘致

 さて前置きが長くなったが、この南九州で地下数百メートルに高レベル放射性廃棄物(HLW)ガラス固化体を埋め捨てにする「地層処分」候補地に名乗りを上げるかもしれない町があると聞いて驚愕した。
 一度、2007年にも同じ誘致話が持ち上がったが鹿児島県知事の否定見解を受けて立ち消えになった。しかしなぜか昨年また再燃しはじめたというのだ。
 誤解を恐れず言うならば、誘致推進派は無知の極みとしかいいようがない。
 この町を「南大隅町」という。場所は鹿児島県大隅半島の南端、自然が豊かで農業、漁業、観光の町である。
 しかし地下に目を転ずれば、この地が地球全体にも影響を与える規模を持つ巨大カルデラ、阿多カルデラの縁であることが分かる。
 北は姶良カルデラ、南は喜界カルデラに挟まれた鹿児島湾の入り口にある阿多カルデラもまた複合カルデラで、指宿、肝属などのカルデラを複合させたものだ。
開聞岳や池田カルデラなど陸地でも多くの火山活動が確認できる。
 これらの火山が再活動をしたとき、その近傍ないし直ぐ上に高レベル放射性廃棄物ガラス固化体が存在したらどうなるか。
 まともに直撃をすれば、放射性廃棄物はまさしく火山灰を死の灰に変えて世界中に拡散する。直撃を免れたとしても地下の貯蔵施設は大損傷を受けて放射性廃棄物が地中に拡散をすればいずれ地表面を汚染し取り返しの付かない災害になろう。
 破局噴火だけでは済まず、世界規模の放射能災害になってしまうことに、南大隅町で高レベル放射性廃棄物処分場誘致を進めている人々には想像さえ付かないのだとしたら、それは単なる無知である。

いいかげんなNUMOの姿勢

 NUMO(原子力発電環境整備機構)のHPには、南大隅町の評価について、第四期火山(約180万年前から現在)の15キロ圏内には入っていないから文献調査の対象となり得るとされている。しかし南九州のカルデラ火山から15キロ離れたくらいで影響のない範囲とする考えそのものが常軌を逸している。
 対岸の指宿市には開聞岳や池田カルデラなど有数の火山がひしめきさらに北方海底は阿多カルデラがある。およそ日本中でも最も適さない地域が九州から四国にかけての一帯であろう。そのど真ん中の南大隅町で誘致活動をするなど何か悪い冗談でも聴かされてるようだ。
 「死都日本」では、火山活動を予測した日本政府が緊急対応「K作戦」を発動させるが噴火の速度に間に合わないという描写がある。
 南大隅町に高レベル放射性廃棄物ガラス固化体を貯蔵する施設を作ってしまえば、火山活動を予測できたとしても再搬出に間に合わないだろう。
 絶対に「ここに作ってはならない場所」なのだ。

.. 2010年03月04日 06:27   No.212007
++ 山崎久隆 (中学生)…40回       
福島第一原発プルサーマルの危機

 東京電力が福島第一原発3号機のプルサーマル計画について福島県知事に申し入れを行い、2月16日、佐藤雄平知事が「1、福島第一原発3号機の耐震安全性の確認 2、福島第一原発3号機の高経年化対策の確認 3、福島第一原発3号機に10年貯蔵のMOX燃料の健全性の確認が満たされれば受け入れ」を表明した。
 1999年には実施予定だったプルサーマル計画が、東電不祥事などにより県が白紙撤回し、今に至っている。
 河北新報は14日に、白紙撤回をした佐藤栄佐久前知事にインタビューを行った。
佐藤前知事は「「1999年の燃料データ捏造(ねつぞう)に始まり、茨城県東海村の臨界事故、再処理工場の度重なる計画延期、2001年の東京電力の一方的な電源開発凍結宣言…。結局、4項目の条件は一つも守られなかった。とてもプルサーマルを実施する状況ではなく、2002年の東電の原発トラブル隠し発覚で大爆発した。」「1995年に事故を起こした『もんじゅ』を、また動かすという最近の結論をみても疑問が残る。原子力安全・保安院を経済産業省から分離していないという問題もある。分離は原子力の安全を語る際の大前提だ」「原子力をどう扱うかは、その国の民主主義の尺度となる。原子力政策は国民が決定に絡み、了解しないと動かない。押しつけでは国民的合意が出てこない。最終処分場の問題が非常に難しくなっているのは、そこに原因がある」と語っている。
 改めてプルサーマル計画の問題点を挙げれば次の通り。

1 原子炉の安全性を低下させる
2 万一の事故の際に放射能汚染の規模が拡大する
3 使用済み燃料の維持管理が困難になる
4 コストが大きく増大する
5 プルトニウム社会の危険性が増大する

.. 2010年03月04日 06:42   No.212008
++ 柳田 真 (幼稚園生)…3回       
15年間長期停止の原発を動かした例はない=5つの情報・動き

1 原子力機構の福井懇話会でも、事故心配の発言が続出
 第25回日本原子力機構の福井懇話会が2日福井市内で開かれた。
 (非公開)(委員の出席者は16名中7名/機構側は13名)
 発表によると、その席で委員からは「県民には期待もあるが、トラブルにどう対処するのか周知して欲しい」「想定外のトラブルが起きたときに
対応できる体制は構築できているのか」などの要望、質問が出された。
「原型炉のもんじゅと実証炉ではシステムがまったく違うという人もおり、一般の人はもんじゅの開発意義があるのかと思ってしまう」といった指摘もあったという。

2 小林圭二さんたちが反対声明
 「もんじゅ」の運転再開に反対する研究者らが11日大阪市内で記者会見し、再び事故を起こす恐れが大きいなどとして「運転再開は危険」と主張する緊急声明を発表した。
 元京都大学原子炉実験所講師の小林圭二さんが呼びかけ人となり、現職の教授や名誉教授など計26名が連名している。

3 福井の3つの新聞に意見広告=もう、『もんじゅ』を動かさないで!
 ストップ原発&再処理・意見広告の会(たんぽぽ舎内)が呼びかけた5度目の意見広告=もう、『もんじゅ』を動かさないで!が、3月17日の福井県内を中心とする3つの新聞に載りました。大きさは5段分の1/2です。
かなり目立ちます。
  (中日新聞系)意見広告掲載紙の実物はたんぽぽ舎にあります。
 短期間に多くの賛同カンパを寄せていただいた全国の皆さんのおかげです。

4 県知事やもんじゅ所長へのハガキ、短期間に1200枚も福井県知事(許可の権限)ともんじゅ所長と文部科学大臣(監督官庁)の3者へ「もんじゅを動かさないで!」の要望・抗議はがきが短時間に1,200枚も普及できました。
 全国各地からのハガキが続々と、福井県知事やもんじゅ所長、文科大臣へ届いています。
みんなの最後の努力を集中しよう。
(ハガキの注文はたんぽぽ舎03-3238-9035,又は核開発に反対する会03-3261-1128午前中へ)

5 なお、もし運転再開が強行された時は、地元の反対組織(福井県民会議)の呼びかけに応えて、3度目のもんじゅツアー(新幹線又はバス)
を計画しています。
東京でも何らかの抗議行動をおこしたい。

.. 2010年03月18日 20:08   No.212009
++ 小林圭二 (幼稚園生)…2回       
     緊 急 声 明
「もんじゅ」の運転再開に反対する


 事故後14年以上停止していた高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)が、3月中にも運転再開されようとしている。これほど長期の停止後に運転再開した原発は世界にもほとんど例がなく、高速増殖炉では皆無である。
 「もんじゅ」の事業者である日本原子力研究開発機構は運転再開の準備が整ったとし、国の原子力安全委員会もそれを了承した。しかし、冷却系
等配管の点検、蒸気発生器伝熱管の未貫通の亀裂や穴あきの探傷、炉心燃料集合体の健全性調査はほとんど行われず、いかなる欠陥が潜んでいるか
わからない。
 一連の運転再開準備も、数百個にのぼる接触型ナトリウム検知器の点検漏れが「誤警報」によって偶然発覚したり、排気ダクトの腐食損傷が放置
されていたなどずさんな実態が明らかになり、運転再開は四度も延期された。この先、未発見の重要な点検漏れがないとする保証はない。トラブルの対応においても、連絡遅れ等の頻発など組織の体質が改善されたとは思われない。経験者の多くが去り、人材面も問題である。
このような状態で運転を再開することは危険であり、再び事故を起こす恐れが大きいと私たちは考える。
 一方、「もんじゅ」の建設費が軽水炉の約5倍と高いことから、実用化像としては、「もんじゅ」とまったく異なる構想に描き直されている。
したがって、「もんじゅ」は、もはや実用化に向けた原型炉ではない。
運転目的の「発電プラントとしての信頼性の実証」は、実用化像と大きくかけ離れていては実益に乏しく、「ナトリウム取扱技術の習得」に「もんじゅ」が不可欠なはずもない。「燃料や材料の照射試験」用にはすでに実験炉「常陽」がある。高速増殖炉推進の観点に立っても、「もんじゅ」
の運転再開には意味がない。
 しかし、最も根本的な問題は、そもそも高速増殖炉自体実用になる見込みがないうえに、高速増殖炉を運転すると核兵器に最も適した超核兵器級
プルトニウムが容易に生産・取り出せることだ。
 高速増殖炉は、プルトニウムの増殖により圧倒的な電力用資源が得られるとの期待から、他の原発に先立ち開発が始められた。しかし、開発は
困難を極め、半世紀以上かけても実用に到らなかった。先行した米国、英国、フランス、ドイツ各国は、いずれも約20年前までにすべて高速増殖炉開発から撤退した。
理由は、 軽水炉に比べても格段に危険であり、 経済的に成り立つ見通しが無く、 核兵器の製造に容易に結びつく恐れがあるからであった。
 ロシア、中国の炉は増殖炉とは無縁の濃縮ウランを燃料とする高速炉であり、フランスの新計画は放射性廃棄物対策の一環であって増殖炉とは
関係ない。資源または軍事目的で残った国は日本とインドのみとなった。
数十年先といえども、日本一国で未知の技術開発のかたまりである実用化を実現できるとは思われない。日本は、目下、厳しい国家財政の中で、多くの社会問題の解決を急がれている。無意味な「もんじゅ」運転に、危険を冒してまで毎年巨額の税金を投入し続けることは到底許されない。
 以上の理由から、私たちは「もんじゅ」の運転再開に強く反対する

.. 2010年03月24日 05:49   No.212010
++ 小林圭二 (幼稚園生)…3回       
2010年3月11日      
   「もんじゅ」運転再開に反対する学者有志一同
「もんじゅ」運転再開に反対する学者有志一同(アイウエオ順))

       淡川典子(元富山大)
       新井栄一(東京工業大名誉教授)
       石田紀郎(京都学園大バイオ環境学部)
       井野博満(元東京大工)
       今中哲二(京都大原子炉実験所)
       海老沢徹(元京都大原子炉実験所)
       尾崎充彦(元大阪大工)
       川野真治(同志社大工)
       木野 茂(立命館大)
       小出裕章(京都大原子炉実験所)
       小林圭二(元京都大原子炉実験所)
       小村浩夫(静岡大工)
       小山英之(元大阪府立大工)
       正脇謙次(元京都大工)
       白鳥紀一(元九州大理)
       槌田 敦(名城大)
       朴 勝俊(京都産業大)
       橋爪健郎(鹿児島大)
       馬場浩太(元広島修道大人間環境)
       藤井石根(明治大名誉教授)
       藤田祐幸(元慶応大物理)
       宮内泰介(北海道大文)
       三輪 浩(信州大名誉教授)
       山内知也
       山口幸夫(和光大)

.. 2010年03月24日 05:55   No.212011
++ 樋下 (幼稚園生)…1回       
京都府保険医協会
京都府歯科保険医協会
環境対策委員会からのお知らせ

講演会
『核燃料サイクル政策破綻の隠蔽
もんじゅ運転再開とプルサ−マル』

◇3月1日、四国電力伊方原発で国内二例目のプルサーマルが始まりました。なぜわざわざプルトニウムを燃やすのでしょう。
 安全性は大丈夫なのでしょうか。そして高速増殖炉もんじゅも再稼働の準備が最終段階に入り、今月中にも運転再開が言われています。事故で14年もの間止まっていたもんじゅですが、再び大事故を起こす危険性は無くなったのでしょうか。そして、そもそもプルサーマルやもんじゅを柱とする国の核燃料サイクル政策は、私たちの生活に必要なものなのでしょうか。
 みなさん、一緒に考えてみませんか。

●講師:小林圭二氏(元京都大学原子炉実験所講師)
●日時:4月10日(土)午後2時〜4時
●会場:登録会館ホール
烏丸通御池上ル TEL:075-221-5856
最寄り駅:京都市営地下鉄烏丸御池駅1番出口
●入場無料・申込不要
●主催:京都府保険医協会
京都府歯科保険医協会
<問い合せ>
 京都府保険医協会 TEL 075-311-8888 FAX075-321-0056
----------------------------
 京都府保険医協会 事務局:樋下(とよした)
 TEL 075-311-8888(代) FAX FAX075-321-0056
 E-mail info@hokeni.jp
toyoshita@hokeni.jp
     こちら
〒604-8845 京都市中京区御前松原下ル京都府医師会館3階

.. 2010年03月28日 08:25   No.212013
++ 柳田真 (幼稚園生)…3回       
もんじゅ再開反対」で記者会見
文部科学省記者クラブで小林圭二氏など学者4名

 3月31日(水)午後、文部科学省記者クラブで、小林圭二氏ら学者4名が"もんじゅ運転再開になぜ反対か"の記者会見を行いました。朝日新聞・毎日新聞など主要メディア12名が参加。時宣にあった中味の濃い記者会見でしたので、その趣旨をお伝えします。
              文責 柳田真

1 始めに小林圭二さん(元京都大学原子炉実験所)が説明(A4版で5枚の資料を基に)短期間ながら33名の学者で緊急声明「もんじゅ」の運転再開に反対する(2頁)と緊急声明説明編(5頁)を出した。
再びもんじゅ事故の可能性が大きいと思う。もんじゅ再開に反対する 理由は3つ
1つは点検や運転再開準備の実態は万全にほど遠いこと。点検不可能な箇所が数多く残されたままである。配管の心配、蒸気発生器の電熱管の穴などいくつも心配している。
2つは、もんじゅは実用炉に結びつかない。もはや、もんじゅは原型炉ではない。
3つは、高速増殖炉は危険が大きく、経済的にも成り立たないこと。
もはや、実現の見込みがない。世界の先進国(米・英・仏・独)はすべて撤退した。
2 次に槌田敦さんが説明(元名城大)
 小林圭二氏の説明のように、もんじゅの目的はあれもナシ、これもナシ、それもナシだ。
つまり、もんじゅ推進の目的が(公けの説明では)すべてないわけだ。では(隠された)目的は何かーそれは、兵器級プルトニウム(原爆の材料)を作ることだ。現に、仏国は高速増殖炉で兵器級プルトニウムを有り余るくらいつくった。(今は廃止)日本でも文科省から、福島みずほ議員への回答文によれば、もんじゅは17Kg兵器級プルトニウムを作ったと回答している。この兵器級プルトニウムを持っていてはいけない。消すことが大事だ。ぜひメディアでこのことを話題にして欲しい。
  もう一つ、元動燃の菊池三郎氏からじかに聞いた話では、もんじゅは炉にお金をほとんど使ってしまい、周辺機器には貧しい予算しかなくなってしまった。今回2回目に事故がおきるとしたら、周辺部から起きると見る。

.. 2010年04月02日 19:03   No.212014
++ 柳田真 (幼稚園生)…4回       
3 井野博満さん(東京大学名誉教授)井野さんは、金属材料学が専門の立場から、1984年に着工し25年も経過している「もんじゅ」の材料の安全性(に不安)と、「もんじゅ」の設計思想の「古さ」を指摘。そして、地震に見舞われた東電柏崎刈羽原発の点検の大変さを述べ、「フェイルセーフのない原発」は問題だと発言。
4 白鳥紀一さん(元九州大理)高速増殖炉の建設が安易に考えられすぎている。(7年前アエラ編集長の発言)原理的にできるとしても、技術的に出来ないものはいくつもある。
(世界が撤退しているのに)日本だけがうまくいくのか?大きな疑問だ。
同じ商品をたくさん作ってうまくいった例は在るが、1品生産の原子炉はムリ、高速増殖炉はもっとムリだ。

5 新聞記者からの質問ー内容についてはなし。「もんじゅ運転再開に反対する学者有志声明文」
の政党提出先や学者の範囲などの質問が出されたのみ。
6 ・記者会見の設定は情報室の伴さんの尽力
  ・「もんじゅ」の運転再開はうまくいって4月中旬になりそうという情報有り。
  ・4月18日(日)午後1:00福井県敦賀市もんじゅの見える海岸で、再開反対集会が開かれます。(核開発に反対する会とたんぽぽ舎
  は共同でツアーを組み参加します。)

又、政府(文科省と経産省)への抗議文提出行動も計画されています。

.. 2010年04月02日 19:38   No.212015


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