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■--満州国出現の合理性
++ 仲條拓躬 (社長)…545回          

満州国傀儡論を徹底批判したジョージ・ブロンソン・レーの『満州国出現の合理性』を見ると戦後日本では、満州事変の歴史を否定的にみることが、過剰と思われるばかりにあふれています。欧米がアジアを侵略したことは「進出」といい、日本の戦争に対しては「侵略」のレッテルを貼るようなアンバランスぶりです。

歴史書や百科事典あたりでも、満州国には『傀儡国家』とか『偽国』と書いていますが、ソ連の衛星国やその他傀儡と思われる国家には、この言葉は使いません。そんな例を見るたびに思い出すのは、アメリカのジャーナリストで、中国在住32年のG・B・レーが書いた『満州国出現の合理性』の大著です。

この本は豊富な支那在住体験と、あらゆる文献を駆使したもので、著者の博覧強記ぶりに驚く場ありです。紹介すれば、満州を『傀儡国家』と呼ぶことを批判して、次のように述べています。「世界は満州国を読んで傀儡国家であるといふ。満州国人自ら政治の術に巧ならざりしが為に、当初日本人専門家の友好的援助を受けて新国家を組織したのである。それを傀儡といふなら、世界には無数の傀儡国家が存在することになる」

彼はこのように述べて、世界の傀儡国家の例を挙げています。そうすると、自力で独立している国は段々少なくなってきます。満州を傀儡国家として攻撃している「支那共和国」自身も傀儡国家になってしまいます。昭和7年4月、国際連盟からリットン調査団が派遣されました。

調査団は、満州の多数の住民が支那系満人であることから、支那人が満州の主権を当然に獲得する権利があるように報告書で述べております。それに対してプロンソン・レイ次のように反論しています。

「支那本部からいかに支那人が満州に移住しても、満州に対して権利を獲得するものではないことは、スペインの移民がラテンアメリカ諸国にスペインの主権を樹立し、ブラジルに、アメリカにイギリス、ケペックにフランス、ハワイに日本、シンガポールに支那の主権を樹立し得ないのと同様である。」

「もし植民もしくは移民したものの数が原住民の数を超えたという事実が主権を樹立し得ないのと同様である。もし植民もしくは移民したものの数が原住民数を超えたという事実が主権を伴うことになれば、日本は同一論法をもってハワイ群島に対する主権を主張するかもしれない」
.. 2021年02月04日 08:45   No.2116001

++ 仲條拓躬 (社長)…546回       
当時、ハワイの全人口は36万。そのうちアメリカ人は2万2千、それに対して日本人は14万7千人もいました。レイは詳しくハワイと満州を対比しながら、「アメリカには、日本が満州でとった政策を判定する資格はない」と厳しく批判するのです。

その他、ソ連に言及しつつ「軍国主義日本が、世界平和の脅威になるというのは、ソ連の宣伝であり、本当の軍国主義はソ連である。これまでアジアで果たしてきた日本の役割を忘れてはならない。支那やソ連に同情するあまり、日本を孤立化させ、発展を阻害してはならない。日本こそはアジア安定の礎であり、共産主義の防波堤だ」という趣旨を、繰り返し述べております。

.. 2021年02月04日 08:53   No.2116002
++ 冨塚元夫 (社長)…302回       
新型コロナ・パンデミックの「真実」(講師:岡田幹治さん)
 |  「病気になったらゆっくり休める、高齢者に優しい社会へ」
 |  「事実を学び、新型コロナへの過度の恐怖をすてる」…など
 |  1/27「スペースたんぽぽ」学習会に参加して (上)
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

項目紹介
1.新型コロナ感染症とはどのようなものか
2.季節性インフルエンザとは?
3.新型コロナ感染症にどう対処すべきか
  以上を(上)に掲載

  以下を(下)に掲載
4.新型コロナ騒動にはどんな問題があるか
5.ワクチンは新型コロナ解決の決め手なのか
6.10年前にどんなことが起きていたか
7.どうしたらよいか?


1.新型コロナ感染症とはどのようなものか

・ウイルス=RNAかDNA遺伝子のかけらが膜に包まれたもの。
宿主細胞の中でしか存在できず、自己増殖はできない→生き延びるには
弱毒化した方が有利
・SARS(重症急性呼吸器症候群)とMERS(中東呼吸器症候群)
は強毒だったので、感染者が出歩かず、感染が広まらなかった。
・新型コロナが世界的に流行したのは弱毒性だから(マスコミは感染力
が強いと、毒性も強いような報道をして恐怖をあおっているが嘘)
・ウイルス干渉=細胞は2つのウイルスに同時に感染しにくく、2つの
感染症が同時に流行することはない。毒性の強いウイルスが駆逐され、
弱いウイルスが流行

例1=2009年の新型インフルエンザ流行で、毒性の強いソ連型インフル
が消えた
例2=新型コロナの影響で、インフルの感染者が1999年末から急減した
・「ほとんどの感染者は軽症または中等症の呼吸器疾患を経験し、特別
な治療を必要とせずに回復する」(WHO)
・感染者の98%が自然免疫で克服。2%で獲得免疫が始動して発熱
など。ごく少数でサイトカインストーム(免疫機構の暴走)が出現し、
重症化
・大多数の人には「風邪程度のウイルス」、高齢者・基礎疾患のある人
には「死のウイルス」

.. 2021年02月05日 08:18   No.2116003
++ 冨塚元夫 (社長)…303回       
2.季節性インフルエンザとは?

・日本の年間の感染者は約1000万人、直接死が約3000人、間接死を
合わせ約1万人
・日本の感染者が少ない理由=免疫力が強い、高齢者を厳重に隔離して
いる、生活習慣が衛生的、医療体制が整っているなどの複合的効果
・ワクチンはあるが、予防効果はない
・12〜3月には1日平均で7万人、ピーク時には10万人が感染し、数百
人が死亡
 インフルエンザで起きる症状=高熱、筋肉痛、関節痛が現れ、肺炎に
なることもある。心筋症、筋炎、敗血症などの合併症が起こることも
・以上からインフルエンザの方が新型コロナより強毒であることが
わかる
弱毒性ウイルスは潜行するので、水際作戦を必ず潜り抜ける

 12〜1月は冬型のウイルスが勢いを増すので、流行は拡大する。
 いまの流行(「第三波」と呼ばれている)は、2020年6〜7月に
始まった第二波が気温低下とともに活発になったもの
遅くとも3月ごろまでには収束し、その後はインフルエンザと同じよう
に冬に流行する
・「第三波」感染者が急増した理由
 東京都の場合=12月31日に1337人→1月7日に2447人へ異常な急増
 理由の一つは検査数の激増=3〜4月は1日500件前後→8月は最大
1000件→12月に1万件超→1月は1万5000件超。またPCR陽性者=
感染者としているため

.. 2021年02月05日 08:24   No.2116004
++ 冨塚元夫 (社長)…304回       
3.新型コロナ感染症にどう対処すべきか

・感染を防ぐにはどうしたらよいか−政府・自治体の対応は間違い
だらけ
 新型コロナとの共生を前提に、感染拡大のスピードを緩め、医療や
社会インフラの破綻を防ぐこと
 ただし、できるのは流行の拡大速度を抑制することであり、感染を
止めることはできない
 「ゼロコロナ」はありえず、新型コロナウイルスがなくなることはない
弱毒性ウイルスの封じ込めに成功例はない
・政府がなすべきこと−重症患者を救う
 重症化した人の命を守るために医療崩壊を起こさないこと
 存在している医療施設を十分に活用せず、医療が逼迫(厚労省や日本
医師会の責任)
 東京都内=ベッドは約10万6000床あるが、新型コロナ用は4000床
      (3500床が使用中)
 ICUなどは2545床あるが、新型コロナ用は250床(129床が使用中)
 =大木隆生氏調べ
・予防対策やり過ぎが多い
 無症状者による二次感染=非常にまれ(WHO、中国の研究)
 マスク着用による子どもの健康障害=身体・行動・学習・情緒などで
非常に多彩な副作用がある(ドイツでの大規模調査) 

.. 2021年02月05日 08:30   No.2116005
++ 柳田 真 (社長)…607回       
『地下開発で首都圏が危ない!』小冊子(No18)の紹介
 |  −大深度地下利用の危険性− 生越忠 1994年発行
 └──── (たんぽぽ舎共同代表)

 調布市で、道路陥没や地中の空洞が確認されて大問題になっています。
 地下40メートルの工事は安全か?
 今の焦点になっています。
 じつはこの問題(大深度地下利用の危険性)について、たんぽぽ舎
アドバイザーの故・生越忠(地質学者)氏が早くから危険を指摘されて
いました。
 26年前の1994年1月の生越忠氏のお話をまとめたパンフ(34頁)が
発行されています。

 目次を紹介
1.はじめに
2.なんでも地下に−という傾向
3.地下開発に伴って発生する地下公害・地盤災害
 ・地下水位の低下ないし地下水の枯渇(井戸枯れ)
 ・地下水の汚濁、汚染
 ・土壌汚染
 ・地盤沈下
 ・浸水公害
 ・酸欠空気公害
 ・土地の陥没、地割れ、段差ずれ
 ・地下ガス爆発、水道管破裂による人工洪水
4.地下鉄は安全か?
5.「高架反対、地下化推進」の誤り
6.大深度地下利用の危険性
 ・なぜ、「大深度地下利用」なのか
 ・「大深度地下利用」が発想されるきっかけとなったのは?
 ・大深度地下はなにに利用される計画なのか?
 ・「大深度地下利用」は地下公害や地盤災害の多発化・大規模化を
  招くのではないか
7.地下開発よりは地震対策のほうがはるかに重要だ!!

.. 2021年02月06日 07:13   No.2116006
++ タク (社長)…1702回       
山口県とは
山口県の地形は、蚕の頭部に似ていると地元の人は言います。すると九州が桑の葉になります。蚕が桑の葉を喰う図です。室町時代に興隆した大内氏は、九州全土を治める大勢力を天下に示しました。もともと大内氏は帰化人で、現在の防府に土着した豪族でした。大内氏は足利幕府時代に京に上り、京都に似せた都市計画の実現に全力を注いだのです。

明との貿易を手がけて財政的にも恵まれ、山口は名実ともに「西の京都」となったのです。その後、毛利氏が中国全土を治めましたが、関ヶ原の戦に敗れ、現在の萩市に城をかまえるという変遷をたどりました。

山陽本線から離れた山口市。その山口市で最も高いビルが県庁です。しかし県庁が置かれている市としては求心力が弱いのです。市内の商店街は6時30分には閉まります。県庁と山口大学だけで、工場もないことから、日本有数の税金が高い市なのです。

萩に閉じ込められた毛利藩は、幕末とともに一気に爆発します。吉田松陰による人材輩出は、徳川への恨みをはらすこととなります。明治になり、県政が山口市に移され、萩は捨てられました。志士たちは、一斉に東京に出たのです。

明治政府誕生以来、夥しい長州人が権力の座に就いたが、毛利時代に底深く眠っていた中央志向がここで一気に顕在化した。大内時代に果たせなかった中央志向の夢が、3世紀を経て花開いたのです。それ以降、山口県人は天下国家を論ずる政治人間として育ちました。

吉田松陰は、1830年、萩の下級武士の家に誕生しました。11歳のとき、藩主の前で山鹿素行の兵学をよどみなく講義し、人々を驚かせました。19歳のとき、藩校明倫館の兵学教授になります。23歳で遊学を許され、ペリーの黒船に出合うのです。

吉田松陰は、藩ではなく国民が天皇のもとに結束すべきだという「一君万民」を唱えるに至ります。その後、故郷にて松下村塾を開き、維新原動力を築いたのですが、30歳の若さで処刑されたのです。

下関と門司にはさまれた関門海峡は、昔から争奪の歴史が繰り返されてきました。古くは平家の敗北となった源平合戦の舞台であり、大内滅亡後は毛利対大友による争戦の拠点であり、長州のイギリス船襲撃の場でもあります。

.. 2021年02月06日 08:09   No.2116007
++ タク (社長)…1703回       
そしてまた海峡に浮かぶ巌流島は宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の場でした。 関門海峡は瀬戸内海の商品流通ルートの要となり、ここを制覇することが九州攻略の基点だったのです。海峡をはさんだ両市は、現在も鍔迫り合いを繰り返しているのです。

関ヶ原の合戦後、 防長に押し込まれた毛利藩は、石高が3分の1の37万石に減らされたため、 財政難にあえぐ貧乏藩となりました。長州の気質が理屈っぽく、議論好きが多いのは、朝鮮の影響が強いといわれています。幕末の頃「水戸っぽ」「土佐っぽ」「薩摩っぽ」といわれましたが「長州っぽ」とはいわれなかったのです。

「っぽ」とは、利害を考えず、猪突猛進する様をいうからです。現在でも、山口は並外れた人材輩出県で、教育レベルも高い。他府県の営業マンがこの地に赴任するときまって「広島は遊び人を作るが、長州は人を育てる」という。 その上、粘り強い努力家が多いのです。

山口人は「長州生まれである」ことに強烈なまでの誇りを持ち、郷土意識の強さは全国に例がないです。 明治維新の立役者であるという自負があり、とりわけ政治に関する意識は旺盛です。 総理大臣を最も多く輩出した県であるということがそれを証明しています。

東京にある県人会「防長倶楽部」は、特異なまでの結束力で知られています。全国でただ一つの財団法人です。会員数は約500人で、入会資格は厳しく、一流企業の課長以上というのが条件となっています。

発足したのは日露戦争直後の1905年で、現在でもタテ序列が非常に強いのです。年に6回の講演会が催されていますが、人が集まるのは政治家のときだけ、それ以外の講演には興味を持たないのです。

山口の女性は、一言でいえば行動がおおまかで口が悪いと言います。人の痛いところをぐさりと突くのです。 本人はそんなつもりでいっているのではないのですが、人からは嫌われてしまいます。しかしよくよく聞けば味がある話をする、という一面を持っていると言います。

.. 2021年02月06日 08:27   No.2116008
++ 冨塚元夫 (社長)…305回       
新型コロナ・パンデミックの「真実」(講師:岡田幹治さん)
 |  「病気になったらゆっくり休める、高齢者に優しい社会へ」
 |  「事実を学び、新型コロナへの過度の恐怖をすてる」…など
 |  1/27「スペースたんぽぽ」学習会に参加して (下)
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

4.新型コロナ騒動にはどんな問題があるか

・PCR陽性者=感染者ではない。 死者数が過大に発表されている
・「指定感染症」が足かせになっている
・連日の恐怖をあおる報道で「一億総恐怖症」になった
・対策が経済・生活・文化を破壊している
・「専門家」による「2週間予言」(間違いについて訂正や反省が
ない人々)
「日本は手遅れに近い、対策を強化しないと死者十万以上(数十万、
約42万)になる」
(昨年4月、10月)山中伸弥、渋谷健司、西浦博
「東京も2−3週間前のイタリアやニューヨークのようになり
かねない」(昨年4月、7月)
島田悠一、岡田春恵、児玉龍彦

5.ワクチンは新型コロナ解決の決め手なのか

・新型コロナワクチンはどのような仕組み?
 従来のワクチン=ウイルスやウイルス様タンパク質(抗原)を体内に
入れ、人工的に抗体をつくらせる
 新タイプ=RNAまたはDNAの断片を細胞内に送り込み、抗原を
作り出して作用させる。ヒトの体をワクチン製造装置にする
 ヒトの遺伝子組み換えであり、ヒトの遺伝子改造につながる
・新型コロナワクチンの有効性と危険性は?
有効率=接種した方が接種しない方と比べて、どれだけ発症を防げたか
を示す数値
A(2万人)=ワクチンを接種→8人発症
B(2万人)=偽薬を接種→162人発症 154人(162−8)=162人の95%
Bの1万9838人(99.2%)=発症せず
ワクチン接種で恩恵を受けたのは0.8%
米CDC=ファイザーワクチンの5日間の接種(12月14日〜18日)の
結果を公表
アナフィラキシーは6人、他の健康被害(普通の日常生活が送れない
など)が18日は3150人(2.79%)
ノルウェーで高齢者23人がファイザーのワクチン接種後6日以内に
死亡。多くは持病があり、介護施設に入所中だった

.. 2021年02月07日 07:51   No.2116009
++ 冨塚元夫 (社長)…306回       
6.10年前にどんなことが起きていたか

・2009年4月メキシコと米国で豚インフル(後に新型インフル=
H1N1に変更)を確認
・5月WHOがパンデミックの基準を改定(症状の重さ・致死率の
高さなど削除)
・6月WHOがパンデミック・フェーズ6を宣言
・WHO「感染者のほとんどは症状が軽く、治療なしで1週間以内に
回復」。しかしマスメディアが大げさに騒ぎたてた。
・秋以降、感染が拡大したが、2010年に入ると、季節性インフルと
変わらなくなった
・2010年6月、WHOが「深刻な時期を脱した」、8月、WHOが
収束宣言
・先進国で100万人死亡との予測も発表されたが、世界の死者は1万
8000人(季節性インフルの死者は25〜50万人)
・各国はワクチンの確保に懸命になり、巨大製薬企業と購入契約を
結んだ(副作用の責任は各国政府)→使われなかった
・欧州=GSK社のワクチンが3000万人に投与→12か国でナルコ
レプシー(突然、睡眠状態 に陥る病気)の報告⇔副反応ではないと認定
・日本=国産ワクチンが約2200万回接種され、副反応報告は2428人。
うち重篤が416人、死亡が133人。ただし、副反応と認定は2011年76件、
2012年23件など

7.どうしたらよいか?

・公衆衛生軽視を改める
・医療・健康政策=1980年代に感染症から生活習慣病(がん・
循環器病・糖尿病)へ転換→保健所の縮小、
ワクチン漬けへ(これが最悪)
・新自由主義政策を大転換し、病気になったらゆっくり休める、
高齢者に優しい社会へ
・事実を学び、新型コロナへの過度の恐怖をすてる
・感染症への抵抗力(免疫力)をつける
・きちんとした食事=筋肉と腸内細菌の強化=高タンパクな食材、
農薬・食品添加物の少ない食材、適度な運動、ストレスの少ない生活、
ウイルスや細菌を敵視する清潔志向を改める。

.. 2021年02月07日 07:59   No.2116010


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