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■--再稼働の事前了解自治体を拡大の動き
++ 上岡直見 (課長)…165回          

(東電柏崎刈羽原発)
 └──── 〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

 再稼働の事前了解は、多くの原発サイトでは県(道)と立地市町村に
限られているが、新潟県ではこれを30km圏内の自治体に拡大する協定
の締結をめざす動きが始まった。
 自治体議員による研究会が23日に見附市で開かれ、協定の素案が
示された。
 県知事と柏崎・刈羽の首長はこれに反対しているが、この協定が締結
されれば再稼働のハードルが高まることになる。

「原発安全協定で研究会が初の素案」
          (1月24日「NHK新潟」より見出し)
.. 2021年01月26日 05:40   No.2109001

++ 木原壯林 (部長)…187回       
再稼働を阻止し得ている背景に
 |  「老朽原発うごかすな!」運動の高揚
 |  コロナの緊急事態下、雨にもかかわらず、350人超のご参加
 |  「1.24関電よ!老朽原発うごかすな!大集会」報告とお礼
 └──── (「老朽原発うごかすな!実行委員会」)

◎ 関西電力は、原発に関連して、一昨年来、原発マネーの不正還流、
再稼働準備工事中の人身事故、蒸気発生器配管の損傷をはじめとする
トラブル、使用済み核燃料中間貯蔵候補地に関わる約束違反など、
不祥事を頻発させています。関電の倫理や技術は崩壊し、地に落ちて
いることを物語っています。
 それでも、関西電力は、運転開始後40年をはるかに超えた老朽原発・
高浜1、2号機、美浜3号機を本年早々にも再稼動させ、全国の原発の
60年運転に道を開こうとしています。
 関電は、昨年9月、美浜3号機、高浜1号機の安全対策工事が終了
したと発表し、各々の原発の本年1月、3月再稼働を画策して
いました。
 また、立地自治体・美浜町、高浜町の町議会は、再稼働同意を
決議しています(昨年12月、11月)。

◎ しかし、もう一つの立地自治体・福井県の杉本知事は、「使用済み
核燃料中間貯蔵候補地が提示されない段階では、再稼働を論じることは
できない」としています。
 また、美浜町長、高浜町長も再稼働同意を逡巡しています。
 そのため、美浜3号機の再稼働は、少なくとも1カ月以上遅れて
います。再稼働を阻止し得ている背景に、「老朽原発うごかすな!」
運動の高揚があることは言わずもがなです。

 まだまだ、老朽原発再稼働を許してはいません。私たちの闘い如何
では再稼働を阻止できます。
 1月24日の関電前「関電よ!老朽原発うごかすな!大集会」には、
そのようなやむに止まれぬ決意をもって、コロナの緊急事態下、雨にも
かかわらず、350人超のご参加を得ました。
 ご参加、ご支援の皆様、ありがとうございました。

◎追記:「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、
    以下の集会を呼びかけています。
 皆様のご参集をお願いいたします。

名称:「関電よ!老朽原発うごかすな!高浜全国集会」
日時:3月20日(土、休)14時
場所:高浜町文化会館(各地から、バス等を配車する予定です。)
行動:1時間強の集会後、高浜町内デモ(16時30分解散)

.. 2021年01月28日 05:30   No.2109002
++ 山田和秋 (大学院生)…104回       
1月24日「関西電力よ!老朽原発うごかすな!」
 |  大集会in大阪に参加して
 |  老朽東海第二原発(日本原子力発電)もうごかすな!
 └──── (「再稼働阻止全国ネットワーク」、
   たんぽぽ舎ボランティア)

◎ 私たち「再稼働阻止全国ネットワーク」は、関西の「老朽原発
うごかすな実行委員会」の呼びかけに呼応して、1/24集会に参加する
べく早くから準備を進めてきました。
 もし、新型コロナウィルス問題が発生しなければ、首都圏初め、全国
から多くの参加者が大阪に駆けつけることが出来たはずです。
 これまでも、私たちは木原壮林さんたちと共に必ず美浜、高浜原発、
抗議行動などには全国から参加してきました。
 残念ながら、今回は首都圏から数名の参加者になりましたが、
不参加者の分まで頑張りました。前日、便利な東京駅近くに宿泊する
などして。
 また、不参加の福島反原発女たちのメッセージ(武藤類子)を
携さえ、当日、主催者の木原荘林さんから皆さんに披露されました。

 同時に「とめよう!東海第二首都圏連絡会」製作の「東海第二原発
再稼働反対」チラシを配布しました。
 東海第二原発は、42年超運転のオンボロ原発を稼働させようとして
いる点で、美浜3号機、高浜1、2号機とほぼ同じで超危険な原発です。
 当日の東京からのあいさつと、配布したビラで訴えました。
 この日本原電所有の東海第二原発(借金だらけで、東電から2200憶、
他関西電力や中部電力から借りなければならない)を廃炉にするため、
以下の戦い方を計画。

1.関西に学び、原電本店—東海村100キロメートルリレーデモ実施
2.東京圏と茨城で東海第二原発再稼働NO!のチラシの大量配布
3.原電本店と茨城全域に全力行動

◎ 大阪地裁は大飯原発3,4号機の設置許可取り消しを命じた。
関西電力株式会社は原発マネーの還元など全てにわたって企業倫理の
資質、体制に欠ける。
 同じように、日本原電は「敦賀」資料の80ヵ所の書き換えで、
また、東海第二原発でも地震のデータを伏せ、だますようなこと平気で
おこなってきた。
 このような会社に原発を動かす資格はない。

.. 2021年01月31日 07:19   No.2109003
++ 山田和秋 (大学院生)…105回       
◎ 新型コロナの緊急事態宣言下の中での1月24日の大阪の
取り組みは、立派でした。これは昨年の9月6日の大集会−1600名参加
(台風と新型コロナの二重の制約下)と、大阪市内での元気なデモに
つづくもので、全国の反原発の運動に大きな影響を与えると思います。
 共に前進しよう。

.. 2021年01月31日 07:24   No.2109004
++ 斉藤 (幼稚園生)…1回       
何を伝えたいの? 疑問だらけの伝承館
 |  伝承館の違和感…地獄の底に落とされた悲しみも、怒りも、
 |  憎しみも、反省もない
 └──── (双葉地方原発反対同盟)

◎ 12月13日、本情報編集委員を中心に、東日本大震災・原子力災害
伝承館、大熊町新庁舎、東京電力廃炉資料館、特定廃棄物埋め立て
情報館を見学した。(50数億円をかけた立派な伝承館だが…)

◎ 伝承館は到着早々に「語り部口演」を聞くことになった。
 前半は紙芝居形式で地震発生から被災、復興に向けた「菜の花
プロジェクト」の取り組みまでの語り。
 その後、語り部の実体験が話された。
 しかし、何故か心に響かない。もっと本人が被災してここまで生きて
きた経験を聞きたかった。
 他の展示物は最新の大型ディスプレイ機器で見事に表現されている。
 が、映し出された映像からは被災者の苦しい心まで感じられなかった
のは私だけだろうか。

◎ 脱原発情報は228号を数える。福島原発が産声をあげたころから
発行している。
 その長い歴史を振り返ると貧しい双葉地方の希望の光として輝く
原発と、その運転とともに数多く発生した機器トラブル、被ばく事故、
さらにその隠ぺいがある。
 原発中枢の圧力容器すら配管溶接個所のひび割れや燃料棒の切断事故
など重大事故を幾度となく起こした。
 その修理やメンテナンス作業によって労働者・技術者が被ばく、
白血病やガンで死亡したことが書かれている。
 この度の大災害は震災がきっかけとなったが、その予兆は原発の
操業時から始まっていた。

◎ ブラックアウトを回避出来たはずのディーゼル発電機は大事故前
にも故障し高台への移転が検討された事さえあった。
 国会でも取り上げられたのにそこまで対策していては原子力産業は
成り立たないと切り捨てた。
 政府は我々の命より原発を選んだのだ。アメリカのスリーマイル島
原発事故やチェルノブイリ原発事故の時は見直すチャンスだったが、
なにも学ばなかった。
 この時の選挙では推進派が票を増やした。今の生活のため将来の
危険を飲み込んだのだ。


.. 2021年02月03日 06:10   No.2109005
++ 斉藤 (幼稚園生)…2回       
◎ 旧双葉町の玄関口には「原子力明るい未来のエネルギー」と書いた
大きな看板があった。この看板は町が老朽化を理由に撤去し今は町の
倉庫に眠っている。
 標語発案者の大沼さんは伝承館に展示するよう要請したのだが
大き過ぎるからと断られた。
 伝承館の入り口にこの看板が掲示されていたらどんなにインパクトが
あったろう。
 住民の期待と生活と破滅の歴史が詰まっているからだ。

◎ 放射能に汚染され錆付き朽ち果てようとしている看板だ!家だ!
街並みだ!避難バスで人間の尊厳も看取りもなく死んでいった
犠牲者だ。
 伝承館の違和感・・・地獄の底に落とされた悲しみもない、怒り、
憎しみもない、反省もない。
 伝承館は未来に何を伝えるのだろう。

   (「脱原発情報」2020.12.25 No228
    発行:双葉地方原発反対同盟 より了承を得て抜粋)

.. 2021年02月03日 06:18   No.2109006
++ 坂東喜久惠 (小学校中学年)…14回       
「東電柏崎刈羽原発再稼働問題と福島第一原発の今」を中心に
 |  山崎ゼミ(2月6日土曜)のご案内
 └──── (たんぽぽ舎会員)

今年最初の「山崎ゼミ」
 メインテーマ:東電柏崎刈羽再稼働問題と福島第一のいま

 提 起:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
 日 時:2月6日(土)14時から17時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(高橋セーフビル1階)
     たんぽぽ舎の引越し先です。JR水道橋駅西口から5分

 前回開催予定であった12月19日(土)の学習会は、会場である
「スペースたんぽぽ」の引越し日程の都合で延期になり、ご迷惑を
おかけしました。
 今回は無事引越しも終え,一段落した新「スペースたんぽぽ」で
開催です。

 まもなく2011年3月11日の東京電力福島第一原発重大事故から10年に
ならんとしているのに、政府・電力会社は、各地の原発を「まるで福島
第一原発重大事故などなかったかのように」再稼働しようと躍起に
なっています。
 しかし、各原発の地元や、都市住民の粘り強い再稼働反対の世論
形成により、政府・電力会社の「思った通り」には再稼働は進んで
いません。
 関東圏では、老朽・被災の「東海第二原発」の再稼働を許さない
取り組みを、地元茨城と共に強めていく必要があります。

 東京電力は、柏崎刈羽原発6・7号機の再稼働を画策していますが、
新潟県の技術委員の不再任問題等々住民からは不信感が噴出しています。
 福島第一原発の事故処理も次々問題が出てきています。汚染水、
事故炉の新たな高濃度汚染の発覚等々収束にはほど遠い状況です。

 今回の「山崎ゼミ」は、「東電柏崎刈羽再稼働問題と福島第一の
いま」を中心に、最新情報も含め、討論を深めていきたいと思います。

※新型コロナ流行で緊急事態宣言が発令されたままの首都圏ですが、
 可能な限りの感染防止対策をしながら開催致します。

.. 2021年02月03日 06:24   No.2109007
++ 山崎久隆 (社長)…1035回       
用済み核燃料があふれる(原発の運転ができなくなる) (上)
 |  電気事業連合会が『関西電力救済のため』に
 |  むつ市RFSへ「原発を持つ各社の共同利用」を提起
 └──── (たんぽぽ舎共同代表)

項目紹介

1.はじめに
2.むつ市RFSと東京電力との関係
3.むつ市RFSの共同利用計画
  以上を(上)に掲載

  以下は(下)に掲載
4.電事連が関西電力救済のため「電力共同使用」を提起
5.関西電力の現状
6.関西電力の使用済み核燃料プールの現状


1.はじめに

 2020年11月11日、東京電力と日本原子力発電(日本原電)が合弁で設立
したリサイクル燃料貯蔵株式会社(RFS)が青森県むつ市に建設中の
使用済み核燃料中間貯蔵施設「リサイクル燃料備蓄センター」に
ついて、規制委員会は新規制基準適合性審査の審査書を決定した。
 これで中間貯蔵施設の運用が開始できる手続きが一つ進んだ。
 現在は設置工事認可申請(安全対策工事の検査)がおこなわれて
おり、使用前検査が終われば運用可能になる。
 この施設は東日本大震災前の2010年に、当時の原子炉等規制法に
基づき事業許可と設置工事認可を取得し建設工事を開始し、2013年
8月に最初の建屋が完成した。

 しかしその後の2013年12月に、東日本大震災を受けて原子炉等規制
法が改正され、「新規制基準」が施行され、これに適合しなければ
稼働できないことになった。
 2014年1月にRFSは、原子力規制委員会に対して「事業変更許可
申請」すなわち新規制基準適合性審査の申請を行った。
 6年10ヶ月かけて審査が行われていた。
 主な論点は、新しく採用された地震・津波評価で施設に影響が
あるかだった。

2.むつ市RFSと東京電力との関係

 RFSを設立したのは東京電力と日本原電。東京電力は「2018年9月
まで」に、柏崎刈羽原発7号機からRFSに向けて使用済み核燃料70体
の輸送を計画し、発表したことがある。
 ところが同年9月19日に「RFSは現時点で事業変更許可等の
審査中であり、新たな輸送時期につきましては、RFSの検討状況を
踏まえて、調整いたします。」として撤回した。

.. 2021年02月05日 05:27   No.2109008
++ 山崎久隆 (社長)…1036回       
 その後、規制基準適合性審査が進み、2020年11月に終わった段階
でも、そして今も「輸送計画は未定」としている。
 その代わり柏崎刈羽原発の再稼働準備として、使用済み核燃料を
6、7号機から号機間移送をおこなっている。どうやらRFSへの
輸送に対しては、どこからかストップがかかっていたらしい。
 その謎が解けるのは2020年12月11日だった。

3.むつ市RFSの共同利用計画

 『梶山弘志経済産業相は11日の閣議後記者会見で、電力会社で
組織する電気事業連合会(電事連)と17日に面会すると表明した。
青森県むつ市にある使用済み核燃料の中間貯蔵施設を、原発を持つ
各社が共同利用する電事連の案について報告を受けるとみられる。』
   (日経新聞12月11日)
 この前日の日経新聞では、『核燃料中間貯蔵で共用案 電力業界
団体、関電の再稼働支援』と題する記事が掲載されている。

 要旨は以下の通り。
 『電気事業連合会は東京電力と日本原電が出資して作ったRFSの
貯蔵センターについて、原発を持つ電力各社で共同利用する案を検討
している。
 これは主に関西電力救済の目的だ。老朽原発の美浜3号機などの
再稼働をめぐり福井県から中間貯蔵施設の県外候補地を示すよう求め
られた関西電力を救済する狙いがある。
 関西電力と福井県の間では、中間貯蔵施設の県外候補地を2020年の
内に示すよう県が求めている。しかし打診したところはいずれも拒否
され、年内に示すことは出来なかった関西電力は、このままだと
再稼働の同意を得られない。そこで白羽の矢を立てたのがむつ市の
RFSだった。』

.. 2021年02月05日 05:33   No.2109009
++ 山崎久隆 (社長)…1037回       
 水面下で数年前から、共同使用の動きはあった。2018年に共同通信が
スクープしたこともあり、むつ市は「不快感」を示してきた。
 電気事業連合会の清水成信副会長(中部電力副社長)が12月18日に、
青森県とむつ市を訪れ「共同利用の検討に着手する方針」を説明した。
 宮下宗一郎むつ市長は「むつ市は核のごみ捨て場ではない。全国の
燃料を引き受ける必然性はない」「使用済み核燃料が(むつ市に)
一斉に集まり、出口はあるのか。核のごみ捨て場という印象を全国民に
持たれてしまう」と反発。
 三村申吾青森県知事は「県にとって全くの新しい話。聞き置くだけに
する」と回答を保留。地元への説明より報道が先行したことに対して
「混乱や不安が生じ誠に遺憾。立地地域との信頼が重要だと強く
認識してほしい」とした。(河北新報12月19日)

.. 2021年02月05日 05:40   No.2109010


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