返信


■--昭和天皇晩年のエピソード
++ タク (社長)…1685回          


昭和天皇晩年の想い出は侍医を務めた、伊東貞三氏の著書です。「お痛みですか」と陛下に伺うことがありました。すると「痛いとはどういうことか」と陛下、陛下は生まれてから痛い思いをされたことがないのかなと思いました。いや、そんなことはあるはずがないでしょう。長いこと生きていれば痛いことも経験しているはずです。

狭心症の患者に「胸が痛みますか」という表現をよく使いますが、その際患者さんは当惑しているようです。事実、狭心症の症状は胸が痛いのではなく、死が目の前に迫った感じがするらしく、痛いという表現とは程遠いようなのです。本当に心臓が悪いと思う人は積極的に精査を希望します。その恐ろしさは真に迫ったものらしい。

また、内臓が痛いというのも、実際はそうではないのです。内臓には痛みの神経はありません。患者さんで胃が痛いといって医者を訪れる人がいますが、「どうして胃だとわかるの」と詰問する輩もいます。意地の悪い医者ですね。
 
陛下はよくひとりごとを言っておられました。聞くところによると、私が侍医を拝命する前からそうであったらしいのです。私は初め、老人特有の表現ではないかと思いましたが、やがてそうではないことがわかりました。誰も相談する人がいらっしゃらず孤独なんだ、それが私の結論でした。陛下の発する一言がどれほど影響が大きいか。昭和11年の2・26事件の時の御発言を忘れられずにいらしたのでしょう。

明治天皇は糖尿病から末期腎不全の尿毒症を患い、最後の国会でのお勤めなどは大変お疲れであった、とものの本には書かれています。そのためか陛下は食事と栄養にはとても気を使っておられました。何せ三度の食事はまさに健康の根源ですから。現在の我々の多くは、わかっていながらこのことを実行できません。

太った太ったと言いながら高価な運動器具を買ったり、健康食品を飲んだりしています。ある晩、おやすみのご挨拶に参上した際「糖尿病でなぜ腎臓が悪くなるの?糖尿病は膵臓の病気ではないの?」とご下問がありました。大変難しい質問です。
.. 2021年01月25日 05:23   No.2108001

++ タク (社長)…1686回       
ご説明するには色々な学説を列挙しなければならず、この際の陛下との長いおしゃべりはご法度であるので「お調べしてからご報告申し上げます」とその場を濁してしまいました。そのため、この問題は永遠の宿題となってしまいました。今頃陛下は、伊東が早く答えを持ってこないかな、とあの世で待っておられるかもしれません。

陛下は毎朝、NHKの朝ドラをご覧になるのがお好きで、その中でも特に「おしん」を好まれました。侍従はその日のドラマをテープに録画するのが大切なお仕事で、地方に行幸の際など、その録画テープが必要になったのです。陛下は、素朴なおしんが健気に前向きに生きてゆく姿が気に入られたのでしょう。皇居の中は、一般の人々が想像するような煌びやかな社会ではなく、大変質素なところです。

那須御用邸の玄関前にはやぶきた茶の木がたくさん植えられています。我々侍医は、毎日のお散歩の際は必ず陛下のお供をいたしましたが、ある日のお散歩の帰り、このやぶきた茶の木の名前の由来についてご説明を受けられていた陛下が「私の後ろにもヤブがいるよ」と申されました。陛下はこのようなウィットをお持ちの方でした。

陛下の祖父にあたる明治天皇は、お相撲がお好きであったといわれています。明治元年、大阪座摩神社にて展覧され、その後しばしば所を変えてご覧になりました。昭和61年、陛下が相撲を観たいと言われましたので、我々医師たちは相談し、テレビをご覧いただくことにしました。しかしお体にさわるといけませんので、時間をできるだけ短くして、観ていただこうということになりました。

ところが陛下は「もっと早い時間の若手の相撲がおもしろいのだ」と言われたので、我々はあわててしまいました。やはり陛下はお相撲の通だったんだな、と感心いたした次第です。しかし時々相撲観戦の合間に陛下のご病気のニュースが放送されたりしたこともあり、我々医者はドギマギしたことを思い出します。

.. 2021年01月25日 05:31   No.2108002
++ タク (社長)…1687回       
私が侍医を拝命した時に侍従長に言われた言葉を思い出します。「ねぇ伊東君、医者というのは最も陛下のおそばに行ける職業だが身分は低いのだよ。だから糸脈の精神を忘れないでね」と。糸脈とは若い人にはわからないでしょうが、高貴な人を医師が診察する際、脈を診るために手首に糸を巻いて遠く下座からその振れを感じ取り診察するということで、医者は本来陛下のおそばに行ける立場ではないということ。

侍従長のお言葉は私のためを思っての、暴走するなという愛の忠告と受け止めました。侍従さんは晩年陛下のおみ足がご不自由になられた時も、決して手をひかれることはありませんでした。手は神聖なので、陛下の腕を持って支えておられたのです。

陛下のお爪切りが終わるまで一時間はかかりました。なぜそんなに時間がかかるのでしょう?終わると全身汗びっしょり。ソーッと切る。少し切る。それを集めて女官さまに渡す。「伊東先生が切られたお爪は少ないわね」そう、肉を切ると切腹ものだがら。

あのお爪はどこにあるのでしょう。お舟と共に武蔵野稜に納められているのかな。太平
洋戦争の時、戦死した兵隊さんの髪の毛を遺骨の代わりに持ち帰りました。髪の毛や爪は、
体の大切な一部なのです。遺品なのです。

.. 2021年01月25日 05:41   No.2108003
++ 山崎久隆 (社長)…1032回       
《書籍紹介》
 |  『世界滅亡マシン 核戦争計画者の告白』
 |  ダニエル・エルズバーグ著(書籍情報から)
 └──── (たんぽぽ舎共同代表)

 世界で最も有名な内部告発者(*1)として尊敬を集める
エルズバーグは、先制核攻撃を含む米国核戦争計画の重要な草案者の
一人でもあった。一触即発で第三次大戦になりかねなかった事件など
知られざる歴史的事実も含め、内に秘めてきた米国核政策の内実を
明らかにした渾身の書き下ろし。
 核の危機に対するリマインダーとして必読の書。

(紹介)

 1月22日に発効した核兵器禁止条約(TPNW)を記念して、それに
関係する書籍「世界滅亡マシン」(岩波書店)を紹介します。
 これはとても重要な書籍です。
 2017年に米国で刊行された際には、米軍岩国基地で1950年代末から
1960年代末まで戦術核兵器を常時配備していたことなどが具体的に
記述されていて話題になりました。

 本書の最も大きな主題は、核兵器が平和を作っているわけではない
こと、核抑止力は幻想にすぎないことなどです。
 それどころか、常に核戦争計画はブラッシュアップされながら
継続的に策定され、それは共和党、民主党政権にかかわりなく
「切れ目なく」策定され、実行されてきた。ドナルド/トランプは
それをちょっと霍乱(かくらん)したに過ぎない。

 最近、さらに事態は深刻になりつつある。
 中距離核戦力の配備を制限してきた「INF・中距離核戦力全廃
条約」(*2)は2019年に破棄され、もう一つ条約の拘束を受けない
中国は中距離ミサイルの増強を続けている。
 核戦争の準備計画は常に用意され、命令が出ればほぼ自動的に
ターゲットとされた場所に向けて核兵器は発射される。
その命令は、必ず大統領から出されると信じられてきたが常にそうで
あるとは限らない。「下位権限委譲」が行われており、核攻撃が突如
起こり得ることも記述されている。

.. 2021年01月26日 05:17   No.2108004
++ 山崎久隆 (社長)…1033回       
 本書原題のドゥームスディ・マシーン「Doomsday machine」は
ドゥームスディ・クロック「Doomsday Clock」(*3)を想起します。
後者は「世界終末時計」と訳すことが多いと思います。
 現在ではクロックの方は気象変動や環境破壊も含む「広義の」終末を
指すようになっているようです。
 一方、マシーンの方は明確に核戦争による人類滅亡を想起しています。
 そんな違いもあって、日本語表記は「終末」という多義的要素のある
ことばではなく「滅亡」という言葉にしています。

プロローグ  序 章
第1部 爆弾とわたし

第1章 どうしてこんなことを?−ある核戦争計画者の来歴
第2章 指揮統制−大惨事突発を防げるか
第3章 権限委譲−ボタンに伸びる指の数は?
第4章 岩国−記載のない核兵器
第5章 米国太平洋軍−中国を攻撃する
第6章 戦争計画−「統合戦略能力計画(JSCP)」を読む
第7章 バンディにブリ−フィングする
第8章 「わたし」の戦争計画
第9章 統合参謀本部への質問−死者は何人出るのか
第10章 ベルリンとミサイルギャップ
第11章 二つの演説の物語
第12章 わたしのキュ−バ・ミサイル危機
第13章 キュ−バ−その真相

第2部 世界滅亡への道

第14章 都市を爆撃する
第15章 都市を焼き払う
第16章 一国の国民を殺す
第17章 世界滅亡の危険を冒す1--大気の発火
第18章 世界滅亡の危険を冒す2--地獄の爆弾
第19章 ストレンジラヴ博士の不合理
第20章 先制使用の威嚇−米国の核兵器を使用する
第21章 世界滅亡装置を解体する
謝 辞
訳者あとがき  原 注  人名索引/略語一覧

【内容情報】(「BOOK」デ−タベ−スより)
 「ペンタゴン・ペ−パ−ズ」の公表で有名な内部告発者は、ケネディ
政権の核戦争計画策定にも重要な役割を果たしていた。
半世紀にわたってその重い秘密を抱えてきた筆者が渾身の思いで綴る
人間の狂気の年代記−それは、いまも続いている。

.. 2021年01月26日 05:25   No.2108005
++ 山崎久隆 (社長)…1034回       
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
 エルズバーグ,ダニエル(Ellsberg,Daniel)
 1931年シカゴ生まれ。戦略研究者、平和運動家。元米国防総省勤務。
ハーバード大学卒業後、ケンブリッジ大学に留学。その後1954年
海兵隊に志願、57年に中尉で退役してハーバード大学に戻り、ゲーム
理論の研究で博士号取得。
 ランド研究所入所、64年に国防総省に移って国防次官補特別補佐と
なり、65年ベトナム戦争にゲリラ対策顧問として参加する。
 67年ポーター次席大使の下でベトナム戦争の平定計画担当補佐官と
なったが、米国のベトナム政策に批判的になり、同年7月に帰国して
ランド研究所に復帰。71年に国防総省のベトナム戦争介入に関する
“機密”文書(ペンタゴン・ペーパーズ)を『ニューヨーク・
タイムズ』や『ワシントン・ポスト』などに内部告発して合衆国法典
793条e項(国防機密漏洩罪)違反に問われたが、ロサンゼルス連邦
地裁で公訴棄却の判決を受ける。のち軍縮の研究に従事しながら平和
運動、反核デモに参加、チェルシー・マニングやエドワード・
スノーデンへの援助活動も行っている。2016年、ドレスデン平和賞受賞

 宮前ゆかり
 コロラド州ボルダー在住。フリーランスのリサーチャー、翻訳家。
TUP(平和をめざす翻訳家たち)メンバー。ボルダーの独立系
ラジオ局KGNUでニュース番組や音楽番組を手がけるプロデューサー
でもある。元ナイトリッダー新聞社メディア研究員
 荒井雅子 翻訳者 TUPメンバー

 発売日:2020年06月27日
 出版社:岩波書店
 ページ数:476p
 ISBNコード:9784000614115
 翻訳を行った宮前ゆかりさんと荒井雅子さんは「TUP平和をめざす
翻訳者たち」(*4)で共に活動されています。私も、共に参加をして
いて、微力ながら本書の出版に当たり軍事用語の翻訳協力を行いました。

.. 2021年01月26日 05:33   No.2108006
++ タク (社長)…1688回       
新しいワークスタイル
2020年4月に緊急事態宣言が発動され、テレワークやズームなどの導入が進みました。このような変化を「新しいワークスタイル」と呼ばれています。緊急事態宣言中にこのような取り組みを行った企業は急速に増加しました。現在もテレワークを継続している会社もあるかと思います。これらの取組が状態はニューノーマルな働き方といえるでしょう。

だが、このような取り組みは、事業継続を優先して、早急に導入されたものでした。つまり、セキュリティの意識や対策は十分ではないと思われます。そこでIPA(情報処理推進機構)は「ニューノーマルにおけるテレワークとITサプライチェーンのセキュリティ実態調査」を実施しました。

2020年11月にアンケート調査を実施して、その中間報告が12月に公表されました。調査は10月末までの活動を対象として、緊急事態宣言前、宣言中、宣言後の3つの期間に分けて、様々な設問を行なっています。

ポイントを列挙しますとテレワークを導入した企業のうち、6割が緊急事態宣言後に導入しています。また、緊急事態宣言以降、急速にWEB会議ツールの利用者が拡大しています。そしてテレワーク導入企業の従業員のうち、5割以上が週3回以上のテレワークです。

テレワーク頻度によってセキュリティインシデント発生時の対応への不安の傾向に違いが有ります。取引先の行動に変化を感じている人は約70%、取引先の行動の変化に不安を感じている人は約75%です。テレワークの導入に伴う取引先のセキュリティ対策に不安を感じている人は5割もいるのです。

まだ新型コロナウイルスの収束が見えない現状では「新しいワークスタイル」や「ニューノーマルな働き方」を継続し、定着させることが重要になると思います。そのためには、今回の報告等を参考にして、セキュリティの課題を洗い出し対策を練り、実施して評価する改善のサイクルを定期的に回していける体制を構築することが必要だと思うのです。

セキュリティの課題のみならず、この報告に挙げられている自社の従業員や取引先が不安に思う部分を解消していくことができれば、セキュリティ面の効果だけでなく、信頼関係を深めるのにもきっと役立つのだと思うのです。


.. 2021年01月27日 05:28   No.2108007
++ 冨塚元夫 (社長)…299回       
《書評》
 |  「PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない」−
 |  PCRの発明者であるキャリー・マリス博士
 |  (ノーベル賞受賞者)もPCRを病原体検査に
 |  用いることの問題点を語っている
 |  著者:徳島大学名誉教授 大橋眞
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

1.出版社からのコメント(一部抜粋)

 最初から、新しい診断法であるPCR検査を信頼しきっては、
取り返しのつかない過ちを犯してしまう可能性がある。
 このため、本書では、PCR検査の抱えている問題点について、
いくつかの観点から詳細に考えていくことにしたい。
 無症状者が感染源になるという話が、今回の騒動の最も大きな要因で
あると言っても過言でない。
 そのような話を作り出したPCR検査が、間違いなく伝搬力の強い
病原体ウイルスを検出しているという確認作業が必要となる。
 しかし、この確認作業を行うような気配はない。
 これは一体どういうことであろうか。
 コロナ騒動の中心にPCRがあるにもかかわらず、この検査法の
内容について知らされていることはごくわずかである。
本書はコロナ騒動の本質を科学的に検証する!

 中国武漢から世界に広がったのは、ウイルスではなくて、PCR
コロナ検査キットである。
 ウイルスを撒き散らしている人がいるなら、その人の飛沫中には
大量のウイルスがいるはずだが、実際に、飛沫中のウイルスを測定
した人は誰もいない。
 今回の騒動の本体は、PCRを用いて微量の遺伝子を数億倍にまで
拡大することにより、なんらかの遺伝子断片が世界各国で見つかった
に過ぎないのではないか。

2.この本を読んでわかったこと

 PCR検査は、中国からやってきた感染症の病原体ウイルスを検出
することを目的としている。
 しかし、PCR検査によって調べているのは、中国のグループが発表
した論文に関する遺伝子の一部との類似性である。
 プライマーという短い20塩基ほどの長さのDNAが病原体のDNA
との高い特異性を保証しているが、問題のウイルスはゲノム遺伝子全体
が約3万塩基なので、PCRで検出しているのはごく一部に過ぎない。
 全体の比較なしにごく一部の類似性を根拠に同一性を主張するのは
無理がある。

.. 2021年01月28日 05:37   No.2108008
++ 冨塚元夫 (社長)…300回       
 また中国のグループは「コッホの4原則」に沿って論文の遺伝子配列
をもつウイルスを同定していないから、PCR検査に使っている遺伝子
配列をもつウイルスが存在するか証明されていない。
 さらにRNAウイルスは変異が早いから、PCR反応の要である
プライマーとウイルスのテンプレートとの結合性が時とともに消失して
しまうから、PCR検査ではすぐに検出できない状態になる。
 昨年の夏くらいで、中国の論文がしめした遺伝子配列は消滅し、
すべてが変異種になったと思われる。従って、現在PCR検査陽性と
されているのは、何のウイルスかわからない。

3.最大の問題はインフルエンザがどうなったか、ということです。
 アメリカでは通常のインフルエンザによって、毎年数万人が死亡して
いるとされています。
 日本では医者の診断書による死者が毎年3千人以上、実数は毎年約
1万人とされています。ただいま大騒ぎのコロナの死者より多いのです。

 インフルエンザウイルスはいわゆるスペイン風邪や2009年のパンデ
ミック(H1N1型)を引き起こし、その後感染を抑える対策の必要性
が叫ばれる中、逆に市場原理主義の民営化政策によって各国とも医療
体制が縮小してきました。
 それが現在の「医療崩壊」の原因になっています。
 そのインフルエンザが今年突然激減したのです。
 その理由として、コロナ対策(マスク、ソーシャルディスタンス等)
がインフルエンザ予防に寄与したといわれていますが、ではなぜコロナ
には効果ないのですか?
 コロナウイルスがインフルエンザウイルスより感染力が強いから
でしょうか?

 大橋眞先生によると、
・「 ウイルスの病原性については不明な点が多いが、概ね増殖する増殖
速度と病原性の強さは、正の相関関係にある。」
・「感染力が強く、病原性が強いウイルスであれば、ウイルスの増殖が
速く、遺伝子の変異も早く起こる」「症状はウイルスが増殖することに
よっておこる。増殖するから気道粘膜上のウイルス数も増える。
ウイルス数は、症状の程度と正の相関関係がある。」

.. 2021年01月28日 05:43   No.2108009
++ 冨塚元夫 (社長)…301回       
・「インフルエンザウイルス感染の検査には、一般的に抗原検査が
行われている。インフルエンザウイルスは、感染力が強く、増殖速度も
速い。そのために、咽頭スワブのウイルス数も新型コロナに比べると
はるかに多い」
・「遺伝子変異の速度が、新型コロナをはるかに上回る」

 このように、インフルエンザウイルスのほうがコロナウイルスよりも
感染力が強いのです。
 コロナウイルスは咽頭スワブのウイルス数がはるかに少ないから、
抗原検査では発見できず、PCRで何億倍にも増殖してからやっと
検出しているわけです。
 そうならば、新型コロナウイルスが、インフルエンザウイルスを
押しのけて、気道上皮細胞で増殖することはあり得ないでしょう。
 症状を起こしているのは、新型コロナではなくインフルエンザという
ことになります。
 現在コロナは第2類感染症(注)に分類されていますが、2類は致死率
が高く、未知で、治療法がない病気を念頭に入れていますが、こうした
ことは当てはまりません。
 コロナよりも感染力の強いインフルエンザが第5類(注)に分類されて
いるのです。
 第5類に分類されれば、治療する病院・病床は大幅に増え、これまで
のように医療崩壊をふせげるでしょう。

目次紹介

第1章 病原体同定にPCRは使えるのか
第2章 PCR検査はRNAウイルス変異体を
    検出できない可能性がある
第3章 PCR検査は未知の微生物を検出している可能性がある
第4章 PCR検査による同一性の確認は、事前調査なしでは
不可能である
第5章 すべてがPCR検査によって作られた仮説である
第6章 PCRはRNAウイルスの検査に使えない

出版社:ヒカルランド 46判 212頁

《注》:感染症の類型・定義・対応

「二類感染症」
定義:感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点からみた
危険性が高い感染症
主な対応:必要に応じて入院。食品製造等特定業務への就業制限

「五類感染症」定義:国が感染症発生動向調査を行い、その結果等に
基づいて必要な情報を国民や医療関係者等に提供・公開していくことに
よって、発生・拡大を防止すべき感染症 主な対応:発生動向の収集
把握と情報の提供

.. 2021年01月28日 05:53   No.2108010


▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用