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厚生労働省では、乳幼児保健指導の改善を目的に、全国の乳幼児の身体発育状態を調査しています。出生時の身長は、男の子が49.0cm、女の子が48.5cmで、男の子の方が若干大きくなっています。
赤ちゃんは母乳やミルクを飲んで成長し、1歳になった頃には75cmくらいまで大きくなります。1年間で約25cmの成長ですから、驚異的なスピードで赤ちゃんは成長していきます。その後も成長し、4歳になった頃に100cmを超えます。
出生時の体重は、男の子が3.00kg、女の子が2.94kgで、体重も男の子の方が若干大きく生まれてきます。体重も身長に比例してものすごいスピードで成長し、1歳になった頃には約9kgにまで成長します。1年間で体重は実に3倍です。その後も成長し、小学校に上がる頃には、体重は20kgくらいまで成長します。
厚生労働省の乳幼児の体格についての調査ですが、乳幼児の体格は10年前と比べて、小柄になっている事がわかりました。10年に一度行われる調査で、発育の伸びは、1980年をピークにマイナス傾向となっているということです。
それは、妊娠中の喫煙が新生児の身長、体重に与える影響が明らかになりました。調査は乳幼児の平均的発育状況を把握する為のもので、母子健康手帳に使用されているそうです。調査は全国3000地区の乳幼児1万人と136病院で生まれた4千人を対象に行われました。
出生時の平均体重、身長、胸囲のいずれも、全年齢で男女とも、前回より小さめになっていました。戦後急速に伸びてきた発育状況が、マイナスに転じている背景について、厚生労働省は、妊娠中の母親の禁煙率は前回より、10%の増加をあげています。
中でも15歳から19歳は34.2%にのぼるなど、未成年を含め、年齢が低下するほど喫煙率が高かったのです。また、タバコを吸わない母親の子供は、平均体重が高く、1日11本以上吸う母親の子供は極端に低く、喫煙本数が子供の体重に影響を与える事が裏付けられたのです。
.. 2020年12月27日 07:47 No.2097001
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