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■--稼働中の原発は3基…
++ 山崎久隆 (社長)…1008回          

玄海4号、川内1号、
 |  玄海3号(3基とも九州電力)
 |  2020年11月21日(土)現在の原発稼働状況
 └──── (たんぽぽ舎共同代表)

電力会社名 号機  状態  運転開始日 停止日  出力(万kW)
関西電力  大飯3 定検停止中 2020.07.20 118
大飯4 定検停止中 2020.11.03 118
高浜3 定検停止中 2020.01.06 87
高浜4 定検停止中 2020.10.07 87
四国電力 伊方3 定検停止中 2019.12.26 87
九州電力 玄海3  運転中 2020.11.21 118
玄海4 運転中 2019.11.20 118
川内1 運転中 2020.11.17 89
川内2 定検停止中 2020.05.20 89

合 計 9基 稼働中3基   停止 6基  325/824

*運転開始日は営業運転開始の日なので原子炉起動の日とは一月程度
 違いがある。
*運転可能な9基の原発のうち稼働中は3基(33%)で、その出力は824万
 kWに対して325万kW(39%)
.. 2020年11月26日 05:40   No.2084001

++ 山崎久隆 (社長)…1009回       
「特定重大事故等対処施設」問題を解く  (下)
 |  九州電力川内原発1号機の再稼働に問題あり
 |  「特重」は「白抜き黒枠」で情報非公開なので信頼性を
 |  見極める方法さえない
 └──── (たんぽぽ舎共同代表)

3.「特重」施設全般の問題点

◎ 「特重」には格納容器スプレイ・圧力容器注水・格納容器の真下の
ペデスタル注水という3つの注水ラインがあるとされる。
 そこに水源から「特重」に設置されたポンプを使って水を入れる。
 建屋は100メートル以上離れた場所にあり、「特重」施設との間の
洞道を介して注水する。
 「特重」と原子炉建屋を離したのは、航空機が意図的にぶつかって
くるような場合を想定しているからだという。
 これで「特重」施設が生き残るから重大な炉心溶融に陥ったとしても
原子炉建屋に注水できる、というのだ。

◎ 新しい注水ラインを100メートルも引き延ばしたため、複雑な問題が
発生する。
 まず、圧力容器への注水ラインを何処に取り付けるのかだ。既に圧力
容器には通常の給水ラインに加え、非常用注水系(ECCS)や水位計
など様々な配管が繋がっている。
 新たに圧力容器に取り付けるような改造工事は構造上不可能。
 従って既存の給水ラインに繋がる配管のどれかに接続するしかない。
 その配管が破断するなど機能を失っていれば、このラインも機能
しない。信頼性はその程度である。

◎ 次に、圧力容器の他にもペデスタル(圧力容器の真下、格納容器の
下部の空間)への注水もおこなう想定だが、切り替えがどのように
行われるのかを含め、運用が明確ではない。
 圧力容器は川内原発のような加圧水型軽水炉で130気圧もあるので、
高圧注入ポンプでないと水は入らないが、ペデスタルは数気圧から
10気圧程度で入るだろう。どちらに何時注水するかの判断は難しい。

 さらに、ペデスタル注水は別の問題も引き起こす。
 それは水蒸気爆発だ。
 最大2800度の溶融燃料を冷やすために水を張ると、落下した時に
水蒸気爆発を引き起こしかねない。事業者も国も否定するが、これも
「絶対に起きない」という保証はない。
 「背に腹は替えられない」とばかりに設計したとしか思えない。

.. 2020年11月27日 05:13   No.2084002
++ 山崎久隆 (社長)…1010回       
◎ 欧州の新型加圧水型軽水炉「EPR」では、直接水で冷却せず、
溶融燃料を取り囲むコンクリート構造物を取り囲んで水で冷却できる
「コアキャッチャー」という回収装置を組み込んでいる。これならば
水蒸気爆発を極力抑制できると思われる。
 最初から設計時に組み込むならば、この程度のことは可能なのだが、
後付けの設備では不可能である。

4.「白抜き黒枠」で情報非公開

◎ 実は、「特重」について、どのような問題があるのかを私たちが
詳細に検討することは、ほとんど出来ない。外部の専門家による検証も
できない。
 その理由は、白抜き黒枠。つまりほとんどの情報が非公開なのだ。
 いわゆる海苔弁状態だが、黒く塗るのではなく白く抜いて枠線を
引いているので「白抜き黒枠」ということ。

◎ 決まり文句は「テロ対策設備なので」「事業者のノウハウを含むの
で」ということだが、市民の命と企業のノウハウとどっちが大事か。
テロ対策というのも先に述べた通り口実に過ぎない。
 図面や構造物の強度計算、さらに後付けの設備なので運用の仕方に
ついては問題点がないか知る権利がある。
 ところが意味のある情報はほとんど秘匿されているため、公表されて
いる文書に書かれているような「放射性物質の拡散を防止する」「炉心
の溶融進展を防止する」「格納容器を守る」「放射性物質の拡散を低減
させる」といった定性的な「能書き」に信頼性があるのかどうかを
見極める方法さえないのである。

.. 2020年11月27日 05:20   No.2084003
++ 吉野信次 (小学校高学年)…22回       
あきらめないで、再処理工場NO!
 |  核燃料サイクルNO!の世論拡大を!
 |  コロナ禍、ピースサイクル2020の取り組み (下)
 └──── (ピースサイクル2020
            全国ネットワーク共同代表)

◎再処理工場、25回目の完工延期!

 六ヶ所村行動の最終行動は、24日に行った六ヶ所村、日本原燃本社、
青森県での申し入れ行動であった。市民や各種の団体からお預かりした
ピースメッセージを3ヵ所で冒頭に紹介し、「積極的な政策提言
なので、しっかり読んで政策に反映してほしい」ほしい」と要請、
さらにメッセージを寄せていただいた市民に返事を書いていただきたい
ことも強く要請した。

 今年の要請行動は、8月21日に日本原燃が、「25回目の完工1年
延期」を表明した直後だけに、マスコミからも多くの取材があり、
掲載してくれた。
 ピースサイクル行動の中でマスコミに一番紹介される地域が六ヶ所村
行動である。六ヶ所村(東奥日報、デイリー東北)、日本原燃(
デイリー東北)、青森県(NHK、時事通信、陸奥新報)で、
NHKは、21時の「ニュースウオッチナイン」でも報道された。

 私たちピースサイクル(申し入れ行動参加者7名)は、25回もの竣工
延期を踏まえて、「もはや再処理工場の稼働は不可能であること」
「国の政策を信じて再処理工場と核燃料サイクルにしがみついていると
青森県が最終処分場になってしまうこと」「村民・県民の命と生活を
守るためにも自治体から再処理工場の見直しと核燃料サイクルをやめる
ことを勇気をもって提言すること」を強く要請した。
 かつては、こうした要請をすると、「首都圏のために引き受けている
のだ」と開き直っていたが、今では、25回もの竣工延期に「遺憾
である」と表現せざるを得ない事態に追い込まれていた。それでも、
青森県は「国の国策を信じて進める」と言いきった。

.. 2020年11月28日 07:16   No.2084004
++ 吉野信次 (小学校高学年)…23回       
◎再処理問題、核燃料サイクル問題が大きな課題にならないのか?

 ピースサイクル六ヶ所村行動は、25年という長い年月、再処理工場の
稼働ストップ!核燃料サイクルの見直し!を求めて9日間の自転車対の
訴え、原発関連の施設や自治体へ「質問と要請」を重ねてきた。
 行動の最後である六ヶ所村、日本原燃、青森県の対応は、村を二分
した大闘争を経た後だったために、「訪問拒否」という態度であり、
青森県民でなければ合わないと言いきった時もあった。こうした中で
私たちも六ヶ所村の仲間、青森県内の仲間たちと連携することを
学んだ。

 また、六ヶ所村行動の前にピースメッセージを寄せていただくお願い
を継続してきたが、この取り組みの中でも考えさせられることがある。
 9年前の「3・11」以降、脱原発、原発反対の世論は大きく拡大
された。ところが、再処理工場や核燃料サイクル問題になると
「わからない」市民が多いと感じている。
 脱原発の考えと行動をされている人だろうと思われる仲間たちに
ピースメッセージの要請をするが、内容が分からないから作成でき
ないとのメールをいただくことが多くある。

 私たちは、こうした現実を踏まえて、一昨年にはパンフレット
『やめよう再処理!とめよう核燃!〜核燃料サイクルSTOPで原発
さようなら』をたんぽぽ舎と共同で発行もした。それでも、再処理工場
や核燃料サイクルについて理解ができる市民は圧倒的に少ない。
 なぜだろうか?と問い続ける25年間でもあった。「3・11」以降
でも広がらない要因は、私たち脱原発・反原発運動を進める側にも
あるのではないかと考える。原発を「トイレなきマンション」だという
指摘をしてきた。
 トイレとは何か?最終処分場ではないか。
 原発の稼働に賛成してこなかったとしても、阻止できなかったがゆえ
に、使用済み燃料が各原発の敷地内に「乾式貯蔵」などで保管され、
行き場を探している。

 私たちは、安全に脱原発に向かい、かつ未来世代への「核のゴミ」
減量化のためには、使用済み燃料の出口のむつ市のリサイクル貯蔵
施設への使用済み燃料の搬出を止め、再処理工場を操業させない。
そのためにも原発の運転(再稼働)をさせないことだと思う。使用
済み燃料を再処理しないで、最終処分する道を選択する道しかないと
考える。

.. 2020年11月28日 07:21   No.2084005
++ 吉野信次 (小学校高学年)…24回       
 「もんじゅ」の廃止で核燃料サイクルは破綻したにもかかわらず、
自公政権は、日本の核武装化をめざしてか、核燃料サイクルを放棄
していない。
 だからこそ、「核のゴミ」問題も考えなければならない大きな
課題である。
 多くの市民や各種団体から目頭が熱くなる再処理STOP!核燃料
サイクル廃止を求めるピースメッセージ運動は、大変有意義な取り
組みだと理解している。
 反原発・脱原発の世論のように、再処理工場の稼働ストップ!
核燃料サイクル見直しの世論を拡大していきたい。

◎北海道での最終処分場をめぐる動きから

 8月14日、北海道の寿都町が、高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)
施設誘致に向けた第一段階の文献調査受け入れを表明した。さらに
9月11日には、泊原発の隣、神恵内村の商工会が文献調査応募検討を
求める請願を出した。こうした動きの中で、神恵内村で26日、資源
エネルギー庁と原子力発電環境整備機構(NUMO)による初めての
住民説明会が開かれた。

 今回の「核のゴミ」誘致の動きは、幌延の研究所の延長が引き金に
なっている。幌延の研究は、日本原子力研究開発機構による核のゴミの
地層処分の基盤研究であり、20年で終了することにより、日本での
地層処分が可能だと証明しようとした。ところが研究は終了しなかった。
 この「未終了」は、この先何年研究しても日本では地層処分は不可能
だということを証明したことを意味する。

 焦った政府とNUMOは、研究の終了を待つことなく、見切り発車し
処分地選定を急いだ結果であろう。
 日本では、火山が多くあり、至る所に断層があり、地下水が豊富で
10万年も安定した地層は存在しない。
 核のゴミを地下深く埋め捨てることは不可能である。
 このような中での政府とNUMOが仕掛けた「文献調査」攻撃は、
断じて許さない運動を全国各地で作ることが重要である。
 経済基盤が弱いと思われている北海道を狙い撃ちにした「北の大地を
核のゴミ捨て場」にしてはならない。
         (「月刊先駆」11月990号より了承を得て転載)

.. 2020年11月28日 07:29   No.2084006
++ 渡辺寿子 (課長)…167回       
「死に体」RETFに巨費を投じて維持するのは何故か
 |  超高純度プルトニウムを「常陽」が生産しRETFが取り出す
 |  「常陽」とRETFの復活策動は
 |  日本核武装に直結する (中)(3回の連載)
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア、核開発に反対する会)

 アメリカは、カーター政権の頃までは日本の核武装に強く反対していま
したが、その後レーガン政権の頃になるとアメリカの日本に対する核政策
に変化が現れました。
 日本に対する厳しい核の規制を緩め、むしろアメリカの一定の管理下で
日本の核武装につながる施設なども認めるようになりました。これは日本
の核を中国に対峙させるためです。

 このRETFには米国内法(核不拡散法)や日米原子力協定で移転が禁じ
られている、核兵器につながる「機微な技術」が含まれている疑いが持た
れました。(1994年8月5日グリーンピースがこのことを告発し、米エネ
ルギー省は調査と結果の公表を約束しましたが、調査の結果がどうだった
のか、残念ながら分かりません。

 2000年に建設中止したRETFを大金をかけて維持し、2014年頃からい
ろいろ策を弄して復活させようとする動きの裏には、2012年から2020年ま
で安倍晋三氏が首相であったことと関係があるのではと推察します。
 安倍氏は表向き「非核三原則」を堅持するといいながら、祖父岸信介の
悲願を受け継いでいる、隠れも無き核武装論者です。RETF復活策動に
は当時首相だった安倍氏の存在が大きかったと思えます。

3.「もんじゅ」破綻後、老朽「常陽」に注目

 「もんじゅ」破綻後、高純度プルトニウムを生産する日本で唯一の高速
炉として注目されたのが、大洗にある高速実験炉「常陽」でした。
 「常陽」は稼働から40年以上経つ老朽高速炉であり、後で詳しく述べま
すが、2007年には原子炉の上部にある構造物の部品を原子炉内に落とす事
故を起こして長期停止中で、もはや廃炉にするしかないのではといわれて
いました。
 しかし国はこの惨憺たる状態の高速炉常陽を無理矢理起こして再稼働さ
せようとしています。

.. 2020年11月30日 05:34   No.2084007
++ 渡辺寿子 (課長)…168回       
4.プルトニウムを生産する高速炉に固執する日本

 遅きに失したとはいえ、高速(増殖)炉もんじゅが廃止と決定し、現在
廃炉作業中です。
 しかし国は「もんじゅ」の失敗を教訓とせず、この期に及んでもプルト
ニウム生産する高速炉と核燃サイクルに固執しています。
 国は高速炉路線にしがみつき、生き残りをかけてフランスのASTRID
計画に参画しようとしましたが、しかしフランスは2018年11月この計画を
「凍結する」と発表しました。
 「凍結」とは事実上中止ということです。あきらめ切れない日本は、フ
ランスに泣きついて、資金提供と引き換えにASTRID計画の研究だけ
は継続するという名目だけは残してもらうことことにしてもらいました。
なんとも情けない有様です。そして2020年度の予算にASTRID関連と
して40億円を計上しました。

5.「常陽」は核武装のために開発設計された

 「もんじゅ」の廃止で超高純度プルトニウムを生産できる高速炉は大洗
の原子力機構が所有する高速実験炉「常陽」だけとなりました。 
 「常陽」はもともと日本原子力研究所(以下原研)に集まっていた日本
共産党系の研究者たちが、「日本に人民政府ができたら核武装するために」
濃縮度98%の軍用プルトニウムを生産できる高速炉常陽の設計を企画し、
完成させたのものでした。
 1957年に設立された動力炉・核燃料研究開発事業団(以下動燃)は、
原研の計画の完成を待って、これを原研から取り上げてその開発を動燃
に移してしまいました。そして概念設計、計器設計、安全審査などをわ
ずか3年で終えて、1970年には建設にとりかかりました。

6.超高純度プルトニウムの生産に成功するも
  カーター米大統領によりその生産は中止に

 「常陽」は、1977〜1983年の性能試験運転期間に濃縮度99.2%という
最高級のプルトニウムを19.2kg生産したのです。
 このような超高純度プルトニウムは危険なので発電には使用できませ
ん。すべて軍事用です。日本の核武装に強く反対していた当時のアメリカ
の大統領カーターによって、超高純度プルトニウムを生むブランケットは
常陽から取り外させられてしまいました。以後常陽は、高速中性子による
照射実験用として使われてきました。

.. 2020年11月30日 05:40   No.2084008
++ 菅原伸二 (幼稚園生)…1回       
マスク・帽子・レインコート姿で
 |  11/21「2020原子力艦事故避難訓練」に参加(横須賀市)
 └──── (神奈川県在住)

 11月21日、横須賀市で「東京湾の原子炉から首都圏を守る会」主催の集
会は今年7回目となり、原子力艦事故が発生した場合の災害対策の不備と
原子力艦の危険性を市民にアピールしました。

 横須賀港は母港としている原子力空母ロナルド・レーガンと共に原子力
潜水艦も頻繁に寄港しています。
 年間300日ほど原子力艦が停泊している横須賀は「安保関連法が発動さ
れた街」ともいわれています。
 今年11月14日の空母の入港で原子力艦の入港は1996年以来1016回に達し
ました。福島第一原発事故後、原発には新しい「原子力災害対策指針」が
適用され半径5kmは避難計画が必要となりました。

 しかし原子力艦は「災害対策マニュアル」が2016年に改訂されたものの
避難計画が必要な範囲は「避難は概ね半径1km以内、屋内避難は概ね
1−3km」となっています。

 原子力艦も原発と同様の避難計画が必要です。
 米軍と県・市による合同避難訓練は担当者のみ、市の避難訓練は一部地
域だけとなっていて、今回の避難訓練は約1.5kmを徒歩で行ない、米軍
基地前では「原子力艦NO!」を訴えました。

 横須賀では11月の空母の入港で5千人の乗員が下船、12月には定期修理
のため米本国から約6百名が半年間市内のホテル等に宿泊するなど新型コ
ロナウイルス感染拡大も懸念されています。

.. 2020年11月30日 05:55   No.2084009
++ 木村雅英 (社長)…460回       
規制委臨時会議(対日本原燃)は、さながら「原子力ムラ」三者会談
| 規制委員長が事故加害者東電トップを称賛、
| 原燃にも電事連にもイチエフ汚染水排出応援依頼
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その236
└──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

           

 11月18日の第39回臨時会議を是非ご覧いただきたい、後半30分だけでも。
第39回原子力規制委員会 臨時会議 2020年11月18日(水)17:00より18:30
原子力規制委員会と日本原燃株式会社経営層による意見交換
https://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/kisei/010000592.html
https://www.youtube.com/watch?v=ItRQLOr6kBA
出席 日本原燃 会長池辺和弘(九州電力社長、電事連会長)
日本原燃 代表取締役社長増田尚宏(元東電福島第二原発所長、元東電副社長)

 更田委員長と原燃会長と原燃社長との会話は、さながら「原子力ムラ」
トップ同士の談合の様なのだ。そのことを、次の週(25日)の記者会見で
読売新聞記者が指摘した。「コミュニケーションというのは相対する方だ
けではなくて、ああいう場の場合は、こう不特定多数が聞いているので、
それの受け止めというのは、やっぱりあるのじゃないかなと思って」と。
 定例会議の速記録がなぜかまだ公開されていないので、動画から三者談
合の問題をピックアップする。

○増田社長が東電を離れ日本原燃に移動したことを更田委員長がもったい
ながる
 更田委員長は、増田社長がニエフ(東電福島第二原発)の事故を防いだ
ことを称賛し、東電でなく原燃に移動したことを意外で残念と話した。旧
トップが告訴されており事故反省もせず廃炉も汚染水対策も被害者対策も
未達のまま柏崎刈羽と東海第二の再稼働を目論んでいる東電の元ニエフ所
長でかつイチエフ廃炉を担当した人に対して、よくも称賛したもんだ。

.. 2020年11月30日 07:44   No.2084010
++ 木村雅英 (社長)…461回       
○イチエフから出る「処理済水」(ALPS不完全処理放射能汚染水)に
ついて原燃にも電事連にも語れとせっつく更田委員長
 <動画の1.05.40>
 トリチウムと他核種の汚染「処理済水」についてもっと語れ、六ヶ所再
処理施設が出す管理目標値と比べればイチエフから出るのは少ないのだか
ら、日本原燃は膨大に液体廃棄物の処分を行うのだから、東電出身の増田
社長は他人事では無いでしょう、またこの問題は電力会社全体の問題であ
るので電事連会長である池辺会長も語っていく責務がある、とせっついた
のだ。
 さすがに、増田社長は、イチエフからのトリチウムと再処理から出るト
リチウムの違いを述べて、東電で対応する問題と逃げた。逆に池辺九電社
長が「トリチウムが危険でない」などの大嘘を添えて「原子力ムラ」の優
等生(?)回答をした。
 この会談で、日本の唯一の(独立)規制行政機関である原子力規制委員
会の更田委員長が「原子力ムラ」の為に電力会社トップと慣れあうばかり
か、放射能汚染水の「海洋放出」(海洋投棄)をも越権して推進している
事実を再確認できる。
 いずれ公表されるであろう速記録とともに是非ご覧いただきたい。

.. 2020年11月30日 07:54   No.2084011


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