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チョー俗でなくて、超越の超俗である。石原莞爾は連隊長のときに、できるなら自分は一生連隊長でいたいと言ったそうだ。これはその時の気持ちであって、変化したかもしれないが、地位を得たいということはどうも思わなかったらしい。ただ、理想を実行するために地位を得たいと思ったことはあるようだ。「いっさい夢にござ候」という本を読んでいたとき、本間将軍が富士子夫人に「・・大将の夢は斯くて果敢なく破れたりと雖も・・」と手紙に書いているのを読んで、詩人将軍でもこうかと思って、石原将軍のことを思った。もちろん私の中の石原将軍であって、実際はどうだったかをくわしく調べたわけではない。
.. 2010年01月03日 13:23 No.206001
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