合衆国憲法の修正第5条には「・・・また正当な法の手続き(due process of law)によらないで、生命、自由、または財産を奪われることはない」とある。マーフィー判事曰く「修正第5条の法律の正当な手続きの保証は連邦政府及びそのあらゆる機関によって罪を問われる「あらゆる」人に適用する。戦争犯罪被告或いは敵戦闘員の身分にある者といえども、例外をなすものではない。実にそのような例外を認めることこそ、憲法を偉大な生きたドキュメントたらしめている人権の全哲学にそむくものである。」と。結果としてアメリカは戦争犯罪「被告」人に人権を認めなかった。戦争犯罪裁判にかんしては修正第5条を反古にした。世界人権宣言はアメリカのこういうやり方の流れをくんでいるところがあることは否定できない思う。欠陥を内包している場合には必ずしわよせがある。