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■-- (宮崎県在住)
++ 黒木和也 (社長)…675回          



1.県内処分あり得ない 「福島の農業が終わる」【風評の現場】(1)
  9/4(金) 16:41配信 「福島民報」
 https://news.yahoo.co.jp/articles/407f0729b13c5e3ce7e2c241be0f8bf9dadc4c8c

2.社説:中間貯蔵「合格」 核ごみ議論ごまかさず
  9/4(金) 16:06配信 「京都新聞」
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d704ccc3f99a55b4aa72d12178232870f89e7c39
.. 2020年09月06日 08:26   No.2019001

++ 東京新聞 (社長)…2416回       
残暑でもコロナのせいで熱中症減
47歳男性 「ふくしま作業員日誌」

 一時期よりだいぶ涼しくなったけど、今年は梅雨が長かった分、残暑が
厳しい。夏は強い方だけど、お盆前より、お盆後は湿度が高くてきつかっ
た。全面マスクや半面マスク、防護服を着けての作業だと、早朝でも全身
から汗が噴き出す。あっという間に汗が流れてパンツまでビショビショに。
流れ落ちた大量の汗は靴にたまる。休憩所のある建物の廊下には、作業員
の足跡と汗の水たまりが点々と続き、それを避けながら歩く。
 最悪なのは、仕事に行く前に共用の靴の選択を間違い、誰かの汗がたま
った靴を履いてしまうこと。
 靴下を3枚重ねているから、しばらく歩くとぐちゃっと染みてきて「う
わーっ。ちょっとストップ!」と同僚に声を掛け、慌てて替えに戻る。下
半身が蒸れるのでパンツをはかずに、東電支給の下着を直接着る作業員も
多い。俺はパンツをはいていたせいか、今年はブツブツができて焦った。
 そんな蒸し暑いのに、今年は熱中症が少ない。東電から元請け会社に
「猛暑なのに、なぜ少ないのか」と問い合わせが来たみたいだが、それは
コロナのせい。
 会社から飲み歩くなと言われているし、みんな実際、飲みに行っていな
いからね。集まって酒飲もうって雰囲気じゃないし、感染者が出れば現場
が止まって仕事ができなくなる。その結果、熱中症の危険性が高くなる寝
不足や脱水症状になりにくい。
 福島県外に出た作業員は、2週間の行動記録のチェックや待機になる。
新しく県外から入る作業員は、PCR検査を受けるか、2週間の待機にな
るけど、元請け会社がどう対応するのかはまだ決まっていないみたい。待
機中の給料を補償する元請けもあるようだが、会社によって違う。
 先日、イチエフ(福島第一原発)でも2人感染者が出たと聞いてひやっ
としたが、抗体検査が陽性で、PCR検査は大丈夫だったらしい。東京の
建設現場でも出ているし、東電の柏崎刈羽原発でも社員がなった。それに
無症状の人もいる。イチェフでも、いつ出てもおかしくない。 
                 (聞き手・片山夏子)
     (9月4日朝刊23面より)

.. 2020年09月06日 08:34   No.2019002
++ 日刊ゲンダイ (大学院生)…118回       
福井で5弱 不気味な巨大地震の前兆 プレートが悲鳴

 きのう(4日)午前9時頃ごろ、福井県嶺北地方で発生した震度5弱
の地震。気象庁の加藤孝志地震津波監視課長は会見で「1週間程度は最大
震度5弱程度の地震に注意」と呼び掛けたが、今回の地震は"巨大地震"の
前触れかもしれない。(中略)
 立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネ
ジメント)は、今回の地震について「多寡の問題ではありません」と指摘
し、こう続ける。「中部地方は、東西に延びる断層と南北に延びる断層が
交わるエックス字状の断層がたくさんあります。今回の地震は、そうした
断層が動いて発生したと考えられます。重要なのは、断層活動によって生
じる『内陸型地震』が中部地方で頻発していることです」
(中略)「プレートが限界まで歪んで跳ね上がると巨大な海溝型地震が発
生します。過去の事例を見ると、その前後に内陸型地震が頻発しているの
です。(中略)これだけ内陸型地震が続くと、いつ南海トラフ地震が起き
てもおかしくありません」(高橋学氏)
 万が一に備えておいた方がいい。
          (9月7日号(9/5発行)3面より抜粋)

.. 2020年09月06日 08:45   No.2019003
++ 金子 通 (部長)…242回       
(たんぽぽ舎会員)

◆新潟県内外15カ所で柏崎刈羽原発再稼働反対訴え−反原発団体

 県内外の反原発団体による「なくそテ原発2020柏崎大集会」が6日、
開かれた。
 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、県内外の15カ所に
分散し、街頭で東京電力柏崎刈羽原発の再稼働反対や原発ゼロを訴えた。
 21団体でつくる実行委員会の主催。本県のほか長野、群馬の両県で
約570人が交差点付近で「なくそテ原発!」などと書いた紙を掲げた。
柏崎市の宝町交差点近くでは、約30人がドライバーや歩行者に再稼働
反対をアピールした。
 参加した同市の女性は「原発が次の世代に残ってしまうことが心配。
今回の活動を見た人が原発について考えるようになってほしい」と
話した。
 6日の活動の様子は実行委員会のSNSや動画投稿サイト
「ユーチューブ」で公開する。
 集会は例年、同市で1000人ほどが参加して開かれていた。
(9月7日「新潟日報」22面より、紙面のみでネット上に掲載なし)

.. 2020年09月08日 08:22   No.2019004
++ 東京新聞 (社長)…2417回       
原発固執、進まぬ再生可能エネルギー
  「政府はいまだに原発を生き延びさせようとしている」
  脱炭素化世界に遅れ

 「東日本大震災を経験し変わるかと期待したが、政府はいまだに
原発を生き延びさせようとしている。」
 茨城県東海村にある日本原子力発電(原電)東海第二原発。その運転
差し止め訴訟で原告団共同代表を務める大石光伸さんが、悔しそうに
話す。
 国内33基の商業用原発のうち、第二次安倍政権発足後に5原発・9基
が再稼働した。原電も「原則40年」の運転期間を超え、稼働から42年目
に入った東海第二原発の事故対策工事を2022年12月までに終え、地元の
同意後に再稼働させる動きだ。

 この動きを支えたのが、安倍政権が2015年に定めた将来の電源構成
の目標だ。原発については、30年度時点の総発電量に占める比率を
20〜22%に高める方針を盛り込んだ。
 「20〜22%」の達成は原則40年の運転期間を延長しながら、30基程度
を動かすことが前提。
 東京電力福島第一原発事故を境にドイツが再生可能エネルギーの導入
を加速させ、22年末までの国内全原発の停止を打ち出したのとは
対照的な姿勢だった。

 原発再稼働の一方で、日本の再生エネ比率は18年時点で約17%
どまり。「30年度に22〜24%」とした目標は現在の欧州の水準すら
下回る。それでも政府が目標を引き上げないのはなぜか。
 エネルギー政策に詳しい龍谷大の大島堅一教授は「再生エネ比率を
見直すと原発比率を下げざるを得ないため、政府は見て見ぬふりを
している」と指摘する。
 安倍政権は、原発を再稼働させたい大手電力の後ろ盾となり、
再生エネの普及を目指す新規参入者には不満が募る。(中略)

 だが、再生エネを抑制してまで固執した原発の「再興」は国民の
支持が得られず、政府の期待通りには進まなかった。電力の大部分を
火力発電に依存する構造は変わらないまま。
 安倍政権は世界的な脱炭素化の潮流に乗り遅れ、二酸化炭素削減の
課題解決を先送りした。
     (9月6日1面
      「一強の果てに 安倍政権の7年8カ月」より抜粋)
 くわしくはこちら
https://www.tokyo-np.co.jp/article/53556

.. 2020年09月08日 08:27   No.2019005
++ 福島民報 (小学校中学年)…16回       
トリチウム処理水 本格操業へ水差すな
  「県内で処理水が処分されることは絶対避けたい」

 ヒラメやカツオなどの鮮魚をはじめ、メヒカリ、サバの干物が並ぶ。
いわき市小名浜のさんけい魚店の三代目女将(おかみ)、松田幸子さん
(37)の元気な声が響く。
 「旬の魚が入ってますよ」「いつものお刺し身盛り合わせですね」。
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から9年半、漁業関係者に
どんなに厳しい逆風が吹いても、一日も早い本格操業を願い、
頑張ってきた。
 しかし、東電福島第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを
含んだ処理水について、政府の小委員会は最終報告書で海洋放出、
大気放出するのが現実的な選択肢として政府に提言した。(中略)

 県内の漁業者はみな見えない敵と闘ってきた。試験操業で採取した
魚介類は、魚種ごとに放射性物質を検査してきた。
 今年2月にコモンカスベの出荷制限が解除され、原発事故後に制限
対象となった43魚種、44品目が全て解除された。(中略)

 港町・小名浜に生まれ、鮮魚店を切り盛りする両親を見て育った。
小さい頃から魚や海は身近だった。現在は鮮魚店で働く一方で、地域
住民に魚のさばき方や料理方法を教えている。(中略)
 「海に関わる人は、海に誇りを持っている。県内で処理水が処分され
れば、漁業者が積み上げてきた努力が崩れ去る。
それだけは絶対避けたい」
(2020/09/07【風評の現場】(2)より抜粋)

.. 2020年09月08日 08:38   No.2019006
++ 黒木和也 (社長)…676回       
(宮崎県在住)

1.大飯3号機、加圧器につながる1次冷却水が通る
  配管(厚さ14ミリ)溶接部に傷(長さ約67ミリ、深さ約4.6ミリ)、
  関西電力は継続使用が可能と判断 9月下旬の再稼働延期も
  規制庁はさらなる説明を求めている
  9/7(月)20:44配信「時事通信」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2de1d2e151dfd1c7dd6059c93fc3f03da446545

2.菅氏の手腕危惧:「泥沼のネズミ講に日銀を追い込んだ
  黒田総裁を『評価』し継承する」…日本の財政金融が壊れる
  金子勝教授(慶応大学名誉教授)
  9/7(月)18:08配信「デイリースポーツ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d45e4871528857ab7c990b10df69e9e689bf1791

.. 2020年09月09日 08:29   No.2019007
++ 東京新聞 (社長)…2418回       
一難去ってまた一難
  アベ泥沼政治が継承されるのか

                鎌田 慧(ルポライター)

 本日8日。自民党総裁選告示。とはいってもすでに決着はついている。
菅義偉官房長官勝利、と誰もが思っている。
 対立者の石破茂元幹事長が「詐欺まがいの総裁選」(「週刊朝日」
9月11日号)と言うのだから穏当でない。

 総裁当選者はすなわち日本国首相となるのだから、首相が詐欺に
よって選ばれた、ということになって、国辱ものなのだ。
 石破氏が「詐欺」というのは、党則に定められている党員選挙を、
政治的空白が起きるから今回はやらないということだ。国会議員票と
各県連票のみで決定するとなった。

 政治的空白というなら6月の通常国会閉会後、野党が国会延長を
もとめても拒否して、モリ、カケ、サクラ、クロカワ、河井アンリ、
さまざまな疑惑に答えず、2ヵ月半も記者会見を行わなかった空白が
大きかった。
 30%台に落ちた支持率は、病気辞任によって急増した。「怪我の
功名」というべきか。
 政治家はとにかく病気を隠すのが通弊だが、車列を連ねて
慶応病院へ。俄(にわか)に起こった判官びいき。

 断腸と痛恨、病状悪化の本人は退任劇で同情を引きつつ、憲法違反の
「敵基地攻撃能力保持」に挑戦、改憲挫折のリベンジを謀る。
 菅総裁候補は多数派閥の支持を取り付けアベ政治を継承する、と
明言している。
 泥沼政治が継承され、追い詰められた辞任で逆転、継続される。
(9月8日朝刊21面「本音のコラム」より)

.. 2020年09月09日 08:36   No.2019008
++ 黒木和也 (社長)…677回       
(宮崎県在住)

1.実質賃金を4%も下げた安倍政権の4つの大罪=古賀茂明
  ア.日本を借金大国にしたこと。
  イ.少子高齢化を放置して社会保障の基盤を崩した。
  ウ.日本を成長できない国にした。
  エ.エネルギー政策。原発にこだわって福島第一原発事故後
    再生可能エネルギーをつぶした。
  9/8(火)12:55配信「サンデー毎日×週刊エコノミストOnline」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6878c62a5d6e31432f14d71a1f6db0b20aa2fa1a

.. 2020年09月10日 05:35   No.2019009
++ 京都新聞 (中学生)…30回       
反原発訴え半世紀、京都大学元講師荻野晃也さん遺著
  『科学者の社会的責任を問う』出版
  「…組織で孤立し反対貫く苦悩も」−伊方訴訟で明らかにした
  安全審査のずさんさがなぜ生かされなかったのか

◎ 反原発運動に1960年代から関わった原子核物理学者の荻野晃也
さん(宇治市)が今年6月に80歳で亡くなり、遺著『科学者の社会的
責任を問う』(緑風出版)がこのほど、出版された。
 京都大工学部助手が長く、講師になったのは定年退職の数年前。
 核物理研究拠点に所属しながら、地震国日本で原発を建設する危険性
を訴え続けた人生を振り返る内容で、がんで亡くなる直前まで校正の
筆を執った。

 荻野さんは、日本初の原発設置許可取り消し訴訟である四国電力伊方
原発訴訟(1973年提訴、92年最高裁が住民側上告を棄却)に特別補佐人
として参加。
 活断層の地震リスクを証言するなど、物理学者として原発の危険を
50年間訴え続けた。定年後は電磁波環境研究所を主宰し、電磁波の健康
リスク問題でも多数の著作がある。

◎ 遺著「科学者の社会的責任を問う」は、がん告知された3年前から
執筆を始めた。
 荻野さんは同著で、70年前後の大学が原発推進一色で、初期の反原発
運動に対し科学者たちが冷淡だったことをつづる。
 荻野さんは活断層説に立って証言する地震学者を探し回ったが、地震
学者たちは官庁や大企業の協力で地質調査していることを理由に「私の
学者生命を断つ気ですか」などと断り、やむなく荻野さんが活断層説を
調査研究して法廷で証言した。

 電力会社が「企業秘密」だと核燃料棒データを公開しなかったこと、
微量放射能の危険性や炉心溶融リスクを指摘しても国側証人の科学者
たちが否定したことなど、福島第一原発事故前の原発訴訟の経過と
科学者の姿勢を振り返っている。
 荻野さんは「原発推進の為の教室の関係者として苦しい選択
であった」「追い出されるような雰囲気」と書き、組織の中で一人
反対の声を貫く苦しさも垣間見える。

.. 2020年09月11日 05:49   No.2019010
++ 京都新聞 (中学生)…31回       
◎ また同著は、反核の横の連携を目指した「全国原子力科学技術者
連合」(全原連)誕生と京大支部、京大医学部が核物質トリチウムを
注射する人体実験参加を京大寮生に募集したことへの撤回運動、京都府
久美浜町(現・京丹後市)や岡山県・鹿久居島などの反原発住民運動
との連帯、全国で初めて京都で開催された「反原発全国集会」
(75年)など、70年代反原発運動の貴重な証言やビラ、
会報史料を含む。

 「福島第一原発事故で避難しておられる方のことを思うにつけ、
力不足で裁判に負けてしまったことを後悔するばかりです」と、
荻野さんの残した言葉には無念さがにじむ。
 「原発では何よりも経済性が重視されることになります。時の政府の
言いなりになるような科学者・工学者などを総動員して、安全審査を
通過させて建設を強行するのです」と、伊方訴訟で明らかにした安全
審査のずさんさがなぜ生かされなかったのか、社会に問いかけている。

◎ 荻野さんはノーベル賞受賞者の湯川秀樹博士に憧れて京大理学部で
原子核物理を学んだ。
 その思いから戦時中の京大の原爆研究や、戦後の湯川博士が核兵器
廃絶を訴えながら、なぜ核廃棄物やプルトニウムで連続する原発問題
には沈黙していたのか、湯川博士の授業の思い出に触れつつ、
たどっている。

遺著「科学者の社会的責任を問う」(緑風出版)269頁 2750円。
                 (9月10日京都新聞より)

.. 2020年09月11日 05:56   No.2019011


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