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■--抗酸化力を高めて老化を防ぐ
++ タク (社長)…1468回          

我々の体内には、活性酸素の攻撃から身を守るための「抗酸化力」が備わっています。ところが、その中心となる「抗酸化酵素」は、年齢とともに減少しています。そのため、食事で体の外から抗酸化成分を補い、抗酸化力を高めておく必要があるのです。

酸化を食い止めてくれる力が強い栄養素の代表として、ビタミンA、C、Eがあります。これらをまとめて「ビタミンACE」と呼ばれています。ビタミンACE、それぞれの目に対する効果を上げてみましょう。

ビタミンAは、角膜や綱膜の細胞、粘膜を正常に保つ。涙の量を一定にキープする。物を見るときの明るさを維持する。ビタミンCは、水晶体の透明感を保つ。自内障を予防する。ビタミンEは、血行を促し、疲れを解消する。ドライアイを予防する。

次に、ビタミンACEは、どんな食品に多く含まれるかを紹介します。ビタミンAは、モロヘイヤ、人参、ほうれん草などの野菜や、鶏レバー、卵黄など。ビタミンCは、パセリ、ピーマン、芽キャベツ、柑橘系フルーツ、イチゴなど。ビタミンEは、アーモンドなどのナッツ類、アボカド、たらこ、イワシなどです。

いくら抗酸化作用が高いからといっても、取りすぎには注意しましょう。特に、ビタミンAとEは「脂溶性ビタミン」のため、過剰に摂取すると、肝臓や脂肪組織に蓄積されやすくなります。ビタミンCは「水溶性ビタミン」で、尿などと一緒に体外には排出されやすいので、日常的にしっかり摂取しましょう。

赤ワインは目の酸化を抑えます。ビタミンACE以外にも、食事からとることができる、目と体の酸化を防ぐ成分があります。それは「ポリフェノール」です。ポリフェノールとは、植物が自ら活性酸素から守るために作り出す物質で、抗酸化作用がとても高いことで知られています。

ポリフェノールは4000種類とも5000種類以上あるともいわれていますが、そのうちの一つが、赤ワインに含まれる「レスベラトロール」です。ぶどうの果皮や赤ワインに含まれるレスベラトールは、がん細胞の増殖を抑え、動脈硬化や高血圧の改善にも効果があるという研究結果があります。
.. 2020年08月21日 08:26   No.2006001

++ タク (社長)…1469回       
また、レスベラトロールの目の健康に対する効能の一つに、綱膜の血管を拡張し血流を促すことがあります。血流が改善されれば、こわばりがちな毛様体筋もほぐれやすくなり、ぴんと調節機能が回復します。さらに、その強い抗酸化作用で目の酸化を抑え、眼精疲労の緩和にも役立ってくれるのです。

.. 2020年08月21日 08:49   No.2006002
++ 渡辺寿子 (平社員)…149回       
世界は今冷戦時代をもしのぐ大核軍拡競争の時代に突入
 |  その影響で日本核武装の実現可能性が高まっている
 |  人々の関心も報道もコロナ一色の裏で核戦争の危機が迫っている
 |  原爆投下から75年 ヒロシマ、ナガサキの記憶を消し去り
 |  国民の「核アレルギー」を一掃して核武装のハードルを下げる
 |  今年のヒロシマ・ナガサキをそこへ向かう節目に
 |  するのを止めよう!
 |  ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ、フクシマ 四度の核被害を
 |  受けた国の国民として被爆者の悲願「核廃絶」を
 |  継承していこう!  (中)(3回の連載)
 └────  (たんぽぽ舎ボランティア、
  核開発に反対する会)
(「上」は8/17【TMM:No4004】に掲載)

4.核武装に執着する理由は、「一等国」願望と中国への対抗意識

 原発導入から今日に至る日本の核・原子力政策の歴史を見ると、
核武装への意欲が脈々と続いているのが明白です。日本の支配層、
保守政権が核武装に執着する大きな理由は、「一等国」になりたい
願望が強いことと中国への対抗意識が挙げられるでしょう。

 世界の政治をリードしていると見られている国連の常任理事国入りは
日本の悲願ですが、米、英、仏、露、中の常任理事国はすべて第二次
大戦の戦勝国であると同時に核兵器保有国です。
 核不拡散条約(NPT)への参加を求められていた1986年前後の
外務省の内部文書にあった「核兵器への道を閉ざされることは、永久に
『二等国』に格付けされることで、絶対に受け入れられない」は、
今も安倍首相を突き動かしているのです。

 1964年10月、中国共産党政権が核(原爆)実験に成功したことは日本
の保守政権・支配層にとって衝撃であり、大きな脅威でした。
 以後日本の核武装意欲には、常に中国への対抗意識があり、
佐藤栄作氏から安倍晋三氏まで続いています。

.. 2020年08月22日 06:42   No.2006003
++ 渡辺寿子 (課長)…150回       
5.国民が知らないうちに進む核武装準備

 INF廃棄条約失効後中国の核に対抗するためアメリカが、アメリカ
製の核兵器を日本の米軍基地に配備し、日米で共同管理・運用する可能
性は、米中対立が激化している現在ますます高まっています。
 これは右派の論客中西輝政京大教授がかねてから提唱していたもの
で、日本の核武装の第一歩です。

 このような形で日本の核武装が現実化されつつありますが、同時に
日本政府は自前の核兵器を持つための準備を進めています。
 もはや「死に体」となっていた、稼働から40年を過ぎた上、ピン6本
を原子炉内に落とした事故の始末も不明の高速炉「常陽」と、
「もんじゅ」の廃炉決定で無用の長物となっていた高速炉用再処理施設
RETF(リサイクル機器試験施設)の二つを復活・再稼働させようと
画策しています。

 この二つは戦術核兵器製造に最適な超高純度プルトニウムを得るため
の施設であり、核武装に直結するものです。
 またこの7月29日規制委員会は、六ケ所再処理工場が新規制基準に
正式に合格したとし、稼働OKのお墨付きを与えました。
 再処理工場は使用済み核燃料からプルトニウムを取り出すための施設
で、高速原型炉「もんじゅ」と並んで、日本の原子力政策の根幹と
なってきた核燃サイクル政策の要です。使い道のない余剰プルトニウム
は持たないというのが国際協約ですが、「もんじゅ」の廃炉決定で、
再処理工場で生み出されるプルトニウムの使い道は非常に少なくなって
しまっています。フル稼働すれば年間7トンものプルトニウムと行き場
のない高レベル放射性廃棄物が年々貯まり続けるのです。

 着工から27年、ガラス固化体製造がうまくいかず、24回完工延期繰り
返した六ケ所再処理工場をなぜこのコロナ禍のただ中で稼働OKを
出すのか。「不要不急」の典型です。

 これほどまでに高速炉と再処理工場を温存しておきたい理由にはどう
考えても合理的なものは見いだせず、やはり核兵器製造につながる
ポテンシャル(潜在能力)を手放したくないからとしか考えられま
せん。殆どの国民が知らないうちに核武装の準備が着々と進められて
いるのです。

.. 2020年08月22日 06:49   No.2006004
++ 渡辺寿子 (課長)…151回       

6.コロナ禍一色の裏で高まる新たな核戦争の危機
  アメリカ、ロシアとも小型の「使える核兵器」の開発・配備を推進

 この8月6日は広島に原爆が投下されてから75年目の日です。原爆
投下75年目の節目だというのに新聞、テレビなどマスメディアは原爆、
核兵器関連の報道は例年より低調です。
 マスメディアが低調な大きな要因はやはり新型コロナウイルスの
蔓延でしょう。日本も世界中も感染が収まるどころかさらに拡大の
様相を見せているとあっては、人々の関心もそれに連動する報道も
コロナ一色にならざるを得ないのはわかります。

 しかし世界中の人々の関心がコロナにばかり向けられている間に、
冒頭で取り上げましたが、「終末時計」が警告するように、新たな
核軍拡競争が始まり、核戦争が起きる危険性すら指摘される事態に
なっていたのです。

 アメリカはトランプ政権になって、国防(軍事)予算をオバマ政権
時代より15%増額し、ロシアに対抗して核兵器のの高性能化や
(「使える」)小型核兵器そしてミサイル開発に着手しました。
 通常兵器では欧米に劣るロシアは核戦力に依存し、核の先制使用
条件を緩和しつつあります。

 比較的破壊力が小さい、小型の「使える核」の開発・配備が進んで
いる現状は、世界各地で紛争が頻発している現在、偶発核戦争の危険も
はらみ、軍縮よりも使う方向に進む、新たな核戦争の危機が世界を
覆い始めていると軍事専門家は警告しています。 

.. 2020年08月22日 06:55   No.2006005
++ 吉田照勝 (小学校高学年)…27回       
書籍「映画を観ることは社会を知ることだ」を読んだ
 |  映画の紹介に終わることなく世界の暗部を鋭く解説している
 |  映画の背景、裏側を見ることができる本である
 └──── (たんぽぽ舎会員)

 「映画を観ることは社会を知ることだ」山田和秋著を読んだ。
 その中のいくつかの映画は観たことがある。瀬長カメジロー、
コルチャク先生、石牟礼道子…、いつ頃、何処で観て、誰とどんな話を
したことか、頭の隅に隠れていたものを蘇らせてくれた本である。
 ドキュメンタリー・事実を基にした映画は、自分で考えていくうえで
確かな情報となり、社会を多角的に率直に見つめ直す素になる。
 多方面にわたる映画紹介の主題は「人権の尊重」「差別なき社会」
「平和な当たり前の社会」であり戦争を是とした戦前の社会を徹底的に
否定している精神が礎となっている。

 僕も映画が好きだ、小学生の同級生に映画館屋がいた、タダで
「鞍馬天狗」を観られたことが映画好きの原点である。
 中学生の時に、初めて舶来映画エルビスプレスリー「ブルーハワイ」
を日比谷映画館で観た。暗い「鞍馬天狗」からあからさまに明るく
鮮やかな色彩画面に米国の凄さを感じた、そのころの米国はすべてに
ナンバー1の国。

 その後、学生になってから懐かしく「ブルーハワイ」を観る機会が
あった、世界中ロックが大流行鮮やかなスクリーンは変わってないが、
東洋人の立場、白人と他の社会背景が気になったのを覚えている。
 50年〜60年代の社会を五感で知ることができるのが映画である、
山田氏の「社会を知る」言葉通りである。
 当時はまだ沖縄に行くのにパスポートが必要な時代でもあった。
 現職時に「神奈川こころの自由裁判」国旗国歌忠誠義務不存在確認
訴訟」の関わりは、「国家権力と自由・日の丸」について考える礎と
なった。

 映画は中野ポレポレ・渋谷アップリンクの映画館に足を向かわせる
ようになった。多種のテーマで臭いを感ずるような映画を観たつもり
だったが、この本は世界にはそれ以上に多くの暗部がある事実の映画を
通して紹介してくれた。
 著者山田氏は、自然体で「映画の社会的な使命」なぞとは言わずに
淡々と紹介し語っている。

※「映画を観ることは社会を知ることだ」山田和秋著
  明石書店発行 定価1800円+税
 

.. 2020年08月22日 07:02   No.2006006
++ タク (社長)…1470回       
長野県とは
信州は鎌倉時代以来、上方圏ではなく関東圏に属してきました。戦国時代になると、諏訪以南は甲府の武田信玄の支配下にあり、北信は越後の上杉謙信の支配下にありました。信州は長きにわたって一進一退の攻防を繰り広げてきた地です。

中でも川中島の戦いが有名です。佐久平は武田信玄に争奪された歴史があるため、今でも信玄嫌いの人が多いです。ちなみに浅間山荘事件は、長野県北佐久郡軽井沢町にある河合楽器の保養所「浅間山荘」において連合赤軍が人質をとって立て篭もった事件です。

3000メートル級の山岳を持ち、海に面していない県の一つです。地形は、南北112キロメートルにも及び、中央アルプス、木曽山脈をはじめ多くの山脈が連なり、松本以北の大町、北安雲野をフォッサマグナ地帯が縦走し、8つの盆地があります。

海のない長野は、塩を貴重なものとして扱い、生活の中にも定着させました。現在でも塩の摂取量は全国1位です。海に面していない県とすれば特筆すべきでしょう。多くの国立大学が県名を採用していますが、長野県では長野大学といわず、信州大学という名称を採用しました。しかも大学の本部は松本にありますが、学部は4か所に分散しています。

それほど地域間が対立しているのです。長野の県民気質を地元の人にアンケートすると、「理屈っぽい」「まじめ」「頑固」「世話好き」「議論好き」「努力家」となります。江戸時代、長野は寺小屋の盛んな藩でした。当時、寺子屋は全国に1万5000を数えましたが、信州だけでなんと1341もありました。これは驚異的な数です。

小学校制度がスタートした時、就学率は何と63%を記録、東京、大阪を抑えて全国一です、1970年代半場頃からは進学率が低下し、教育県のイメージは年々低下しています。長野には、「平」と「海」の名が多数分布しています。私が毎年通い続けていたところは「菅平」でした。

日本一長生きの県は長野県です。専門団体の話によると、医療費の全国トップの北海道では、喫煙率が男女とも全国平均よりかなり高い、逆に平均寿命日本一の長野県の一人当たりのタバコ販売本数は、全国最低です。私は蕎麦を打ちます。長野県の日本三大蕎麦のひとつである「戸隠」のそば粉を使用しています。蕎麦も長生きの一つだと思うのです。

.. 2020年08月22日 07:27   No.2006007
++ 渡辺寿子 (課長)…152回       
世界は今冷戦時代をもしのぐ大核軍拡競争の時代に突入
 |  その影響で日本核武装の実現可能性が高まっている
 |  人々の関心も報道もコロナ一色の裏で核戦争の危機が迫っている
 |  原爆投下から75年 ヒロシマ、ナガサキの記憶を消し去り
 |  国民の「核アレルギー」を一掃して核武装のハードルを下げる
 |  今年のヒロシマ・ナガサキをそこへ向かう節目に
 |  するのを止めよう!
 |  ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ、フクシマ 四度の核被害を
 |  受けた国の国民として被爆者の悲願「核廃絶」を
 |  継承していこう!  (下)
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア、
            核開発に反対する会)
(「中」は8/21【TMM:No4008】に掲載)

7.被爆地広島、長崎両市長核兵器禁止条約の署名・批准を国に迫る

 8月6日広島の平和公園で行われた平和祈念式典での松井広島市長は
「平和宣言」で、安倍首相を前に政府に対し、被爆者の思いを誠実に
受け止めて核兵器禁止条約の署名・批准を行い、同条約の締約国となり、
唯一の戦争被爆国として世界中の人々にヒロシマの心に「連帯」する
よう訴えてほしいと力強く発信しました。
 9日の長崎の式典での田上長崎市長の「平和宣言」も戦争被爆地
ナガサキの心を体現したものでした。田上市長は、ここ数年中距離核
戦力(INF)廃棄条約を破棄するなど核保有国の間に核軍縮のための
約束を反故にする動きが強まっている。

 それだけでなく、新しい高性能の核兵器や「使いやすい」小型
核兵器の開発・配備も進められている。その結果核兵器が使用される
脅威が現実のものとなっていると、世界の核兵器を巡る現状に強い
危機感を示しました。地球滅亡まで過去最短の「100秒」を指している
「終末時計」の警告についても言及しました。

 そして田上市長は日本政府と国会議員に対し、一日も早く核兵器禁止
条約の署名・批准を実現することを要請するとともに、「戦争を
しない」という決意を込めた日本国憲法の平和の理念を永久に堅持
することを訴えました。

.. 2020年08月23日 07:50   No.2006008
++ 渡辺寿子 (課長)…153回       

8.被爆者の悲願を裏切り、被爆者を踏みにじる安倍首相

 広島、長崎両市長の被爆地の心を体現した明確な、力強い
「平和宣言」に対し安倍首相の挨拶は、核兵器禁止条約に一言も
ふれず、「戦争被爆国」としての何の覚悟も決意もないおざなりの
真情のこもらぬ美辞麗句を並べただけのものでした。
 核兵器禁止条約にに参加しようとしない首相は3年前の8月9日
被爆者との面会で、長崎の被爆者から「あなたはどこの国の総理
ですか」と怒りをぶつけられましたが、原爆投下75年の今年の首相の
挨拶もまったく同じです。

 首相は、「非核三原則」を堅持し、立場の異なる国々の橋渡しに
努め、核廃絶の実現に向けて国際社会をリードしていく決意である
というようなことを恥ずかしげもなく述べました。
 首相は核兵器禁止条約に加わらない言い訳として、「(核兵器保有
国と非保有国)立場の異なる国々の橋渡しに努める」の言葉をこれまで
毎回も繰り返しています。

 しかし戦争被爆国の首相として核廃絶へ向けて核兵器保有国に実際
何らかのアプローチをしたのかというと、何もしていません。被爆者で
核兵器禁止条約の国連での採択に尽力したサーロー節子さんは、日本の
安倍首相には「被爆国として特別な道徳的責任がある」と訴えています。

 広島市への原爆投下直後に放射性物質を含んだ「黒い雨」を浴びたの
に、国の援護対象区域外だったことを理由に被爆者健康手帳の申請を
却下したのは違法だとして広島県内の84人が市と県に処分取り消しを
求めた訴訟で、広島地裁は7月29日請求を全面的に認める判決を出し、
原告84人全員を被爆者と認定し、被爆者健康手帳の交付を命じました。

 広島県と広島市はこの判決を受け入れ、援護対象を拡大して手帳を
交付するように方針転換する腹積もりだったのに、被告そのものでは
ないのにこの訴訟に参加していた国がこの判決を不服とし、渋る県と
市に対し「援護区域の拡大を検討する」という、拡大することを約束
したわけでもない文言を餌に無理矢理控訴させてしまいました。
 被爆者でありながら被爆者と認められず、これまでさんざん苦労
してきた高齢の被爆者にさらなる苦労を強制する、これが今年の挨拶
にもあった安倍首相の常套句「寄り添う」ことなのでしょうか。

.. 2020年08月23日 07:55   No.2006009
++ 渡辺寿子 (課長)…154回       
9.核武装論者の鎧を衣の下に隠して
  「非核三原則」堅持を唱える安倍首相

 被爆によって心身に耐えがたい痛みを受けながら必死に生き延びて
きた高齢の被爆者の最後の望みは、「核廃絶が実現すること」被爆者に
対するアンケートで答えている被爆者が多いのです。自分が生きている
うちに叶わないなら後の世代に核廃絶の実現の望みを託すともいって
います。

 被爆国でありながら核兵器禁止条約に反対し、援護も拒否する首相は
このように被爆者を裏切り、踏みにじる最悪の首相です。式典挨拶に
あった「非核三原則を堅持し」はまったく信用できません。
 安倍首相は官房副長官だった2002年5月13日早稲田大学で講義し、
核兵器使用について言及して「戦術核兵器を使うということは昭和35年
の岸総理答弁で『違憲ではない』という答弁がなされています」と
述べています。

 日本の核兵器使用について明確に賛同していた安倍首相の思想が
現在では大いに変化しているとは最近の言動から見てもとても
思えません。
 安倍首相の悲願は憲法改悪と日本の核武装だと見なければなりません。
 「非核三原則」を国是としたことでノーベル平和賞を授与された
安倍氏の大叔父佐藤栄作は後に、「非核三原則」は余計だったと述懐
しています。
 「非核三原則」は、沖縄返還を実現させるための「方便」だったの
です。安倍首相の唱える「非核三原則堅持」もまったく同じです。

10.ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ、フクシマ 4度の核被害を
  受けた国の国民として被爆者の悲願を継承し、原発と核兵器を
  一体のものとして世界と日本の核廃絶をめざす−
  原爆投下75年目の壮大な望み

 現在の世界と日本の核を巡る状況を考えると、今こそ日本の核武装に
反対することを主たる活動にした「核開発に反対する会」の出番の
はずです。
 しかし、3・11原発大事故が起き、核武装問題に注力していられ
ない状況となったことに加え、代表の槌田敦さんの健康問題が生じ、
「核開発に反対する会」は休止しています。
 残念ながら会としての活動はできませんが、これからも個人として
さまざまな機会を捉えて、世界の核の状況と、それに連動してますます
現実味を帯びてきた日本の核武装について警鐘を鳴らし続けていきたい
と思います。

.. 2020年08月23日 08:01   No.2006010
++ 渡辺寿子 (課長)…155回       

 世界中から核をなくすという身の丈に合わぬ壮大過ぎる望みを遠くに
掲げて、少なくなった余生ですが、精いっぱい努力しようと原爆投下
75年の節目に自分を励ましました。

 原発はもともと核兵器開発の副産物として生まれました。核兵器と
原発は切っても切れない密接不可分の関係です。
 原発再稼働反対、原発廃止の活動をしている皆さん、原爆投下75年の
節目を機に原発反対の活動とともに世界の核と日本の核武装問題にも
思いを致してくださることを切に願います。

追記;
 日本の核武装問題を詳しくお知りになりたい方は、「核開発に反対
する会編」の『隠して核武装する日本』をお読みください。
 影書房から2007年に初版が出され、2013年に増補新版が出されました。
 「もんじゅ」の廃炉決定で超高純度プルトニウムを生産する日本で
唯一の高速炉となり、再稼働が画策されている「常陽」については、
槌田敦さんの長年の研究成果が発揮され、一般には知られていないこと
が多く記述されています。
 また槌田さんは、アメリカが日本に核を持たせて中国の核に対峙
させるようになると、今日の事態をこの本の中で予見しています。
 この本は歴史的経緯も詳しく、この1冊で日本の核武装問題が
すべてわかります。

.. 2020年08月23日 08:09   No.2006011


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