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■--平和祈念コンサート
++ 伝六 (大学院生)…104回          

10月24日、平和祈念コンサートにでかけた。「日本の抒情を歌う」というタイトルがついていた。ところで石原莞爾は何かで自分は音楽に趣味をもたず、調子のはずれたところがあることを自覚しているとかいうようなことを書いていたと記憶する。そういう意味で生誕120年にふさわしいというよりおもしろいではないかと思う。新型インフルエンザがはやっているので、どうかと思ったが、空席はあるが盛会であった。会場にはいると案内の人が前の席はどうですかと言ってくれたので、一番前のまんなかあたりにすわった。しかし前に誰もいないというのは若干緊張する。ピアノの人が司会をかねている。なんとなく抒情歌と思っているところに、「えっさえっさえっさほいさっさおさるのかごやだほいさっさ・・」と歌いながら歌手が入ってきた。これ抒情歌だろうかとは思わなかったが、やっぱりつつしんで拝聴していた。顔を見るとおもしろい表情をしている。すわって静かにきく歌ではないように思うが笑うのもおかしいと思って黙ってきいた。歌いおわったところで苦笑?のように少し笑った。これはプログラムにはない歌である。子供がいたら喜ぶのでなかろうか。久しぶりに芸術にふれた。最近はレコードCDでもあまり音楽は聞いていない。感想を書くときりがないが、城ヶ島の雨を歌う前に保坂博光さんが城ヶ島を訪れた折の印象などをはじめに話されたが、その解説?とあいまって歌の心がわかったような気がした。「えーーーふねはーろでやる・・・」と感じが明るくなるところ、ふたたび「あめはふるふる・・・」と内面にむかうところ、がやっぱり肉声できくとちがう。ところで「ろはうたでやる」のところを「うたはろでやる」と歌ったように聞こえた。そうだったら、猿も木から落ちるかな。(笑)いや違和感なく歌うことは素人にはできないので、木から落ちないところが凄い。あまりくだらないことを言ってないで、前後するが、金沢佳代子さんの伴奏で独唱の間で、ベートーベンの「月光」の第一楽章、ショパンのよく聞くが名前は忘れたピアノ曲。レコードではよく聞いたが、ピアノ演奏をじかに聴くことはなかったと思う。迫力のあるショパンである。さいごに「さとうきび畑」をきいた。おわって、みんなで歌いましょうということで、「ふるさと」を歌ったが、すわったままで歌ったので、ちょっと声がでにくかったかな。懇親会にも出席した。東京にいたときに会ったSさんもきていて、思いがけずはなしができた。Yさんとも席をごいっしょした。
.. 2009年10月28日 20:29   No.200001

++ タク (社長)…297回       
充実した時間を過ごせた様で大変良かったですね。私の実践していることはビオトープ水田です。ビオトープ水田でお米やもち米を無農薬で作っています。さらに野菜や果物も有機栽培を試みています。これは父や戸辺先生からの継承しており石原莞爾将軍も実践してきたことです。我々は日々の食べ物を、お金と交換して手に入れています。家庭菜園や、農家だとかいう方は、そうでもないかもしれませんが、私を含めて少数派であることは間違いないです。手に入れた食べ物が我々の身体を作っていくわけです。日本人の食べ物は、多くが海外から輸入されてくるので、我々の身体は、外国から輸入してきた物質で出来ていることになります。

国の農産物は国内の補助金制度で守られ、外国で大量生産された安い農産物が簡単に入ってこない仕組みになっているので、小規模農業も命脈を保っています。しかし補助金を世界中で廃止して、農産物の貿易を自由化にしてしまうと、巨大農業だけが生き残り、小規模農業を押しつぶすことになるでしょう。自由貿易を推進しようとする国から言わせれば、補助金を廃止することによって発展途上国の収入は増加し、1億5千万人の人たちを貧困から救うことができるという理屈です。だが、富の生産という観点からすると、この計算が正しいとしても、現実にその富がどう配分されるかとなると、違った結果になるはずです。

アメリカの農産物補助金が小規模農民には行かず、上位10位に入る大規模農場が補助金の3分の2を独占してしまうだろうという予測です。そうなると小規模の農場がつぶれ、統合され、地価の高騰をまねき、小規模農場はますます経営が苦しくなり、農薬や化学肥料の多用を招くでしょう。農業には生態系、環境、社会、文化などにリンクしており、たんなる富の生産では測れないのです。食物の生産だけでなく、化学物質依存型の農業から脱却し、地域の生態系を守る、土壌生産性を上げて肥料を不要にする、小規模な農民が気候・土壌・土地・作物の特性に精通するといった様々なことを重視しようという方向に進んで欲しいのです。

世界中では毎日約7万件もの農薬中毒が起き、中毒の大半は、農薬の管理や使用中に注意を払うことが困難な貧しい国で発生して、毎年2万人が亡くなっています。海外からの農作物が日本に大量に入っていますが、その裏に犠牲があるのです。使わなくなった農薬を廃棄するのに、ドラム缶に入ったまま、放置しているので中身が流出して周辺の人や生物に被害をあたえることになります。この問題の根本的な解決には、農薬に依存しない農業を発展させることが大切だと思うのです。

ちなみにビオトープ水田の集大成は11月1日日曜日です。お米ともち米の収穫祭、キャンプ場を貸しきり餅つきしてカレーと豚汁などを子どもたちと作り、共同作業から石原莞爾将軍の活動を実践できる方が現れればと考えています。
お天気は全国的に雨のようですが、関東だけは晴れのようです。
今日は秋晴れの良い天気でしたが、朝晩が冷えますので 気を付けてくださいね。

.. 2009年10月30日 09:32   No.200002
++ 鈴木千津子 (幼稚園生)…1回       
お願いです。
年末・助け合い運動の予告です
     
今からご準備いただくと幸いです。

☆★☆山谷労働者に衣類・毛布・お米を贈ろう☆★☆

     いのちを助け、凍死者を防ぎます

     人道支援活動にあなたのご協力を

 11月30日(月)から12月18日(金)までに送って下さい
  
 詳細は11月16日(月)に第2信を発しますのでそれをご覧下さい。
  
 ◎働きたくとも仕事がない、身体が弱ったりしてみあう仕事が少なく、収入がなく食事も満足に取れない山谷労働者に「炊き出し」(給食)します(お米やお金が必要です)
 
 ◎厳冬期に着の身着のままで、路上に寝ている(簡易宿舎に泊まるお金がない)人々に、毛布を掛け、セーターや防寒着を配る−これによって凍死者を毎年減らせます。

 今年も、金融危機・不況で冷たい風が山谷に吹いています。
 炊き出しに並ぶ人の行列が行列が昨年より長くなり,1、5倍〜2倍になっています。(現地から)
 今年は日比谷テント村も設置されない計画(予定)です。
 「派遣切り」される人の苦労が今から予測されます。
  皆さまに支援をよびかけます。
 
●送ってほしいもの
  
 毛布・衣類等…セーター、防寒着、下着、タオル、ズボン、靴下、靴、せっけん、カイロ、

 食品…お米、乾物、缶詰、野菜、

 現金カンパもありがたいです。

 ※子供用、女性用の衣類や、背広・ネクタイ・学生服は不要です。

.. 2009年11月07日 08:01   No.200003
++ 槌田敦 (幼稚園生)…2回       
人は、なぜ「農」に向かうのか?
  失業や貧困の不安を減らし、
  自然生態系の一員として、もっと心豊かに、
  ゆったりと暮らす術はないのか。
  その答えがここにある。

目次紹介

1章 あらゆる生命はエンジンである
2章 気象エンジンがはぐくむ地球の生命
3章 土(陸地)の生態系
4章 水(陸水と海)の生態系
5章 人間社会と生態系の関係
6章 有機肥料と不耕起でつくる豊かな農地
7章 糞尿と湧き水でつくる豊かな漁場
8章 これからの暮らしを考える

タイトル:『「地球生態学」で暮らそう』

.. 2009年11月09日 19:21   No.200004
++ 槌田敦 (幼稚園生)…3回       
12/17『プルサーマルともんじゅ』なぜ強行か?−講演会のご案内です

『プルサーマルともんじゅ』なぜ強行か?
原発推進の破産と日本核武装(隠された狙い)

講 演:広瀬 隆(作家)、槌田 敦(物理学者)
映 像:「上関原発反対」・25分

日 時:12月17日(木)18:00〜21:00
会 場:明治大学リバティータワー地下1階1001室
    (JR御茶ノ水駅・御茶の水橋口下車5分)

九州電力が反対の声を押し切って佐賀県で日本初のプルサーマルを強行した。原発の余裕度が減少し、危険度が増えると指摘されているのに。原発の危険度にプラスして、プルサーマルの危険が上乗せされる。2010年は中部電力浜岡原発4号機、
2月に四国の伊方原発3号機、関西の高浜原発3・4号機の三ヶ所が予定され、日本列島の原発事故危険度が高まる。
特殊原子炉「もんじゅ」も来年2〜3月運転再開が強行される予定。14年間休止していた原発を再開する例は、日本中どこにもない。世界でもない。危険でムダで無謀な行動だ。

隠された狙い−日本の核武装の狙いも含め、的確に批判する講演会です。
祝島の最新映像を上映。(上関原発反対・25分)

資料代:800円


.. 2009年11月24日 19:03   No.200005
++ 柳田 真 (小学校高学年)…23回       
山谷・野宿労働者への支援物資が続々と届く《中間報告》

 セーター、下着、お米など、段ボール箱で100箱を超す。
 現金カンパも。

●たんぽぽ舎が都労連交流会と協力・共同して、東京・山谷の野宿労働者支援(昨年は段ボール箱230箱、現金カンパ20万円、運搬車4回でした)を今年もおこなっています。
 (27回目、年末助け合い)

●今年は、不況が拡大し、日比谷派遣村もおこなわれない中で、今年の共同炊事(炊き出し)にならぶ野宿労働者の人数が1.5〜2.0倍に激増しています。
 12月8日、山谷労働者福祉会館のFさんがみえ、今年の状況を聞いたところ、墨田地区500〜600食、上野地区300〜350食、ヨハネス教会600食で、いずれも昨年より1.5〜2.0倍となっているとのこと。

●たんぽぽ舎の会議室は、全国から送られてくる助け合い物資で半分埋めつくされ、会議室として使用できない状態に近づきつつあります。送られてくる品物は、衣類(ジャケット、ジャンパー、セーター、下着、靴下)が一番多く、タオルや石けんもかなりあります。どれも洗濯されてキレイに段ボール箱に入っています。東京圏を中心に北海道、九州、沖縄からも寄せられ、全国的になっています。これらをみていると、日本人の助け合いの心は「荒れた世相」といわれながらもまだまだ“捨てたものではない”と実感します。

●なお、支援物資の受け付けは、12月18日(金)までですので、どうぞよろしくお願いします。
 山谷の越冬闘争期間は、12月28日(月)昼から、2010年1月4日(月)の朝まで。(行政機関が休みで窓口を閉じている間が支援にとって特に大事なので)

●支援物資をよせていただく皆さんの中で、山谷現地(台東区)へ行って応援したいという意志の方もみえます。現地の支援連絡会議が、近日開催されます。
 たんぽぽ舎も参加予定ですので、参加希望の方はご連絡下さい。

.. 2009年12月10日 08:37   No.200006
++ 柳田 真 (小学校高学年)…24回       
山谷支援物資とカンパ、ありがとうございました

約400箱(ダンボール箱)とカンパ48万5千円がよせられました

             2009年12年28日

年末助け合い運動として今年も山谷野宿者支援(今年で28回目)のお願いをしたところ、予想以上の多くの物資(衣類、お米・缶詰・野菜など)と現金カンパを寄せていただきました。
ありがとうございました。御礼と概要の報告です。

1.よせられた支援物資はダンボール箱で約400箱、山谷労働者福祉会館の車で延べ2回、計5台で運ばれました。(昨年は230箱)防寒着やセーター、毛布、お米などたくさん寄せられました。

2.よせられたカンパは48.5万円になりました。(昨年は20万円+直接送付された分)
3.今年は「日比谷派遣村」がおこなわれないという報道の中で危機感を持った私たちは、昨年以上の取り組みをしました。
 多くのチラシを配り、いくつかの友好団体にチラシの同封を依頼しました。結果として去年より7割以上多くの人の “連帯の心”が寄せられました。現金カンパは2.5倍にもなりました。
 深く感謝いたします。
 この人道支援物資と現金カンパで、一定の人数の野宿労働者が飢えと寒さ(凍死)から救われることになると思います。
 
4.なお、山谷城北福祉センター前での共同炊事は12月28日(月)〜1月4日(月)朝までの8日間おこなわれます。
 衣類などの物資は12月31日(木)にみんなで分けられます

.. 2009年12月29日 06:01   No.200007
++ 槌田敦 (幼稚園生)…4回       
●原子力機構は「もんじゅ」を2〜3月に再開させようとしています。(ただし、福井知事は国の耐震審査合格が先決だと表明しています。)廃原発ネットワーク
(たんぽぽ舎内)と核開発に反対する会(槌田敦代表)は12月〜1月定例会の討議で、それぞれ、もんじゅ再開は無謀、無理、14年間も停止させていた原発を動かした例は世界にない(日本にもない)、もんじゅ再開に反対し、廃炉をめ
ざす行動をこれまでの署名にプラスしておこそうときめました。

◆「ストップ再処理工場・意見広告の会」では、名称をストップ原発&再処理・意見広告の会に改め、今後の活動を、再処理工場反対だけに限定せず、広く原発一般に反対の意思表示をする会として継続していくことを決めました。

 再出発に際し、国内の原発に関してどれも後回しにできない問題が山積ではあるけれど、時系列的に今緊急に反対表明を要するのが、もんじゅ再開に反対し、廃炉を求める意思表示ではないかと考え、3月中に地元福井の新聞に「意見広告」
を出すこと計画しました。近日、もんじゅ反対意見広告の賛同金要請ビラができあがります。

◆もんじゅ反対ツアーを2月6日(土)、7日(日)計画しました。地元の市民団体と協力して、もんじゅ再開は無謀だ、無理だの世論を盛り上げようという目的です。参加者を募集中。詳細はお問い合わせ下さい。茨城の市民団体や静岡
(浜岡)の市民団体も賛同し、一緒に参加されます。

.. 2010年01月14日 06:51   No.200008
++ 柳田 真 (小学校高学年)…25回       
・日本原子力研究開発機構(原子力機構《旧動燃と原研の合併体》)が15年前(1995年12月8日)にナトリウム漏れ事故を起こし、15年間、長期停止させていた特殊原子炉「もんじゅ」を今年の2〜3月に再開しようとしています。
 「もんじゅ」の運転再開は無謀、無理、無駄、であり、事故(惨事)がとても心配です。
 「もんじゅ」の運転再開をやめよ、廃炉にせよと声を大にして訴えます。

・「もんじゅ」は2008年〜2009年の間に、4度も運転再開を延期しています。そのほとんどが原子力機構(旧・動燃)のお粗末でズサンな準備作業に起因しています。たとえば、接触型ナトリウム漏洩検知機の損傷がわかったのも「誤警報」の発生からでした。15年前の事故の原因を考えれば、一番、丁寧に調査、点検すべき筈の機器の点検をやっていなかったことが明らかになりました。排気ダクトの損傷の発覚も同様です。原子力機構(旧・動燃)には、はたして、こういう難しい原子炉を扱う技術があるのか、能力があるのか、組織体制があるのか、−つまりその資格があるのか(事実、無いだろう)−と疑われる事例ばかりです。

・「もんじゅ」についての第一人者である元京大原子炉実験所の小林圭二氏は『恐ろしい「もんじゅ」の運転再開』として、強く警告を出されています。
 「もんじゅ」の冷却系など配管内部の検査はほとんど不可能で、蒸気発生器の伝熱管の小さな孔や狭い亀裂を検知する技術がないため、運転再開は欠陥を見逃したままの見切り発車となる恐れが大きいと指摘されている。つまり事故発生の可能性が非常に高いのだ。これが恐ろしい「もんじゅ」運転再開の実態なのである。東電柏崎刈羽原発(6号、7号)も地震2年後の再開時にはいくつもの故障、トラブルが起きたという前例がある。

・事故発生がとても心配される原子炉が今、動こうとしている。これに反対する声を大きくすることが急務である。私たちは、小さな力ながら全力で「もんじゅ」反対の世論と力を盛り上げて、「もんじゅ」を廃炉にしたい。
 これまでのもんじゅ廃止署名の活動に加えて、2月6日(土)〜7日(日)には「もんじゅ」反対ツアーを四つの市民団体の協力で行い、反対運動を盛り上げたい。
 なお今後、槌田敦氏、地元福井のメディアの記事等々を、『「もんじゅ」読み切り・連載』として、紹介していきたい。

.. 2010年01月23日 06:54   No.200009
++ 柳田 真 (小学校高学年)…26回       
(1)鍵握る地元同意とは、広域の住民の安全、安心

再開手続きの最後の障壁は、地元自治体である敦賀市と福井県の同意です。
「もんじゅ」で最悪事故が起きた場合は、重大な被害が県内全域とその周辺に及ぶことから、「地元」は広域にとらえるべきであり、県内一円とその周辺の住民が安全、安心になれるかどうかにかかっています。そのためには住民に対する十分な説明の場が保障されるべきです。
 専門家の判断とは別に、原子力機構の組織体質や運転、管理の技術的能力に住民が信頼を持てるか、が大きな鍵であることを忘れてはいけません。

(2)14年間もの長期停止した原子炉の健全性は確認できたか

 世界に例がない長期停止後の原子炉の再開は、本当に心配です。とりわけナトリウムを冷却材とする「もんじゅ」の配管腐食の有無がどこまで確認できているかです。
 ナトリウムを注入し、プラント確認試験に入った2年前の県民会議と原子力機構との討論会では重要な疑問が残されたままになっています。例えば2次系冷却配管の健全性について原子力機構が配管内面を調査したのは配管切り口の近くだ
けで、全体のほんの一部に過ぎず、ドレン配管にはナトリウムが残留しているOHPがありました。蒸気発生器伝熱管の健全性の検査をするECT(渦電流探傷試験装置)では、全周減肉でないと測れません。実際の欠陥は、亀裂や穴あきが
多く、それらは検出することができず、検査精度の玄海があります。久米先生を代表として設置したもんじゅ監視委員会は、引き続き継続となっている耐震評価と共に、早急に原子力機構との討論会を開催し、問題点を明らかにします。

(3)「もんじゅ」は巨大地震に耐えられるか

 直下を走る活断層や地震動に関連する耐震評価が総合資源エネルギー調査会の作業部会で審議中です。敦賀半島は地震空白地帯であり、住民が最も不安を大きくしている点でもあります。「もんじゅ」の耐震設計値は、もともと466ガルです。それが耐震見直しの中で600ガルに引き上げられ、さらに760ガルになりました。しかし「計算したら大丈夫でした」といわれても信用できません。
「もんじゅ」ではわずか数百メートルしか離れていないところにM6.9の活断層があり、それを含めて2本の活断層が真下に横たわっています。さらに10キロほどの所にM8クラスの活断層帯もあります。
 耐震補強したのは高さ、100メートルの排気筒だけで、他は耐震補強すらされていません。中越沖地震M6.8では450ガルで許可された柏崎刈羽原発を最大1700ガルが襲っています。しかも震源とされる断層は20キロほど離れています。自治体の責任で徹底した公開の住民説明会の開催を求めます。

.. 2010年02月04日 14:23   No.200010
++ 槌田 敦 (幼稚園生)…2回       
「もんじゅ」はエネルギー問題解決の救世主と宣伝された

 日本が世界に誇った高速増殖原型炉は1994年に誕生し、あつかましくも仏の名前と同じ「もんじゅ」と名付けられた。高速の中性子を使ってプルト(=プルトニウムの意、以下プルトと略す)を増殖する原型の原子炉で、エネルギー問題を解決する救世主と宣伝された。
 しかし、増殖するにはこの「もんじゅ」の使用済み燃料を化学的に再処理し、生産したプルトを完全に回収しなければならない。それは教科書にも書いてあるとおり不可能である。つまり、増殖などできない相談で、旧科技庁と旧動燃は最初からウソを承知で増殖を宣伝した。このウソつき原子炉を「エセもんじゅ」(=「エセ救世主もんじゅ」の意)と呼ぶことにしよう。

「もんじゅ」の目的は核兵器材料の製造

 では何のためにウソをつくのか。エセもんじゅの目的は核兵器材料の製造だった。正常に運転できれば、そのブランケット部分で兵器級プルトを毎年62キロ生産できる。これで核兵器が毎年30発程度生産できて、うまくいけば10年で中国に追いつく。
 しかし、平和利用を建前とする日本ではインドのように軍用を公言できない。
そこで官民一体となって増殖というウソをつき通したのである。そして、このエセもんじゅは核兵器材料の製造の際、大量の放射能を作る人工の悪魔でもあった。

原子炉本体の高額な費用で、周辺部分の費用が削られたのが事故の誘因だった

 このエセもんじゅは胎児のころから貪欲であった。原子炉本体は次々と高額の費用を飲み続け、周辺部分にまわす費用まで奪ってしまった。そのため、周辺部分はすべて業者まかせの発注となり、母体の旧動燃は周辺部分の機器の検査を一
切しなかった。検査に必要な費用が捻出できなかったのである。
 その結果エセもんじゅは誕生(臨界)から1年後に周辺部分でナトリウムを漏らし火災事故を起こした。それから13年エセもんじゅは長期療養状態にある。退院時期(運転再開)が発表されても、別の周辺部分の不具合により取り消されることが続いた。

.. 2010年02月07日 07:55   No.200011
++ 槌田 敦 (幼稚園生)…3回       
周辺部分の不具合が続出
           
 不具合はあちこちで続いた。(1)そもそもナトリウム漏れは、温度計に水流用温度計を使ったからである。それが折れてナトリウムが漏れ出した。(2)また多数のナトリウム漏れ検出器が折れ曲がっていた。(3)点検後のナトリウム検出器に誤作動が続いた。(4)減肉したディーゼル冷却配管などを修理せずそのままにしていた。など
 
排気ダクトの穴で09年2月予定の再開は困難だ
       
 そして(5)補助建屋屋上の鉄製の排気ダクトに穴があいた。13年間使わないとダクト内部の空気がよどみ、塩分を含む湿気により鉄が錆びて無数の小さな穴があく。そこでその穴に外からぺンキを厚く塗って保護していたのだが、1センチ以上と穴が大きくなり、もはやペンキ塗りでの修理は不可能で、公表することにしたと思える。
 このダクトは、燃料交換のときの放射能を含む排気にも使うので、当分燃料交換はできない。来る09年2月に予定した3度目の退院計画もオジャンになるだろう。
 このようにして長期療養がまた延びると、炉心燃料の劣化(プルト241→アメリシウム241)が進み、現炉心燃料は使い物にならなくなって大量交換が必要となる。
だが、その準備も進んでいない。

やる気の見られない職員と役所
          
 エセもんじゅはこのように回復の見込みのない療養末期の状態にある。経産省保安院もあきらめていて、原子力機構(旧動燃)の職員について「劣化の兆候があっても補修さえしていない」と職員のやる気のなさを嘆いている。
 やる気のないのは職員ばかりではない。役所もやる気を失っている。原子力委員会は当分ブランケット燃料の需要がないと見込み、その製造を中止した(06年8月1日)。また、経産省保安院もこのエセもんじゅを「高速増殖原型炉」から、増殖を消して「研究開発段階炉」という変な名前に格下げした(08年10月31日の報告書)。
 エセもんじゅは、装置も、役所も、職員も錆びついている。そして「核兵器生産のための原子炉で、増殖というウソに騙された」と、世論が知ったとき、エセもんじゅは面目をまったく失う。このようにして、世論から突き放された時、役所と職員のやる気はまったく消滅することになる。

大事故の前に署名運動で「もんじゅ」の運転再開を止めよう
         
 エセもんじゅは人工の悪魔である。この悪魔が療養を中途半端にして強制的に退院させられると、核兵器材料作りの無理な作業が始まる。そして弱点だらけの周辺部分の不都合が原子炉本体に波及し、大事故に至る。このときエセもんじゅ
は苦しみでのたうち回るだろうから、放射能の被害はさらに大きくなる。
 そのような大事故になる前に、人工の悪魔エセもんじゅの生命装置を外させて、臨終に至らせる必要がある。これには運転再開を止める署名運動が使える。これまでの東京付近での運動から現地と全国に広げ、「ウソつき原子炉エセもんじゅ

という世論を作り、役所と職員に「もんじゅはもうだめだ」と判断させることで、エセもんじゅの臨終は可能になる。

.. 2010年02月07日 08:00   No.200012


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