|
新型コロナウイルスがパンデミックとなり世界に拡大したのは、人間が森林を伐採したからではないでしょうか。人間が踏み込んだ事もない熱帯森林地帯やツンドラ氷河の寒冷地帯を開発したら、何が現れるかわかりません。異常気象も関連している事でしょう。
グロバリゼーションが資源や労働力を自由に交易する道を開いてきたことは確かですが、希少資源だとわかれば、金もうけの為に広い土地を確保するために森を切り開き、農地を焼き払います。祖先から守られてきた持続的地域社会を崩壊させ、人々が暮らせなくなる。
支配者たちが搾取することになります。そのようになれば、真面目に働いてきた人々は難民となり、移民する事になります。これは発展途上国のアジアやアフリカのことだと思ってはいけません。新自由主義思想に支配された我が祖国日本はどうだろうか。
人々が大都会へと群がっています。仕事があり賃金の高いのは都会です。だが、大都会は格差が厳しく、非正規労働者の溜り場でもあります。子ども達の教育までも親の年収で決まってしまいます。格差の実態は、発展途上国と違っていても構造は同じかもしれません。
日本国は、先人たちの志のおかげで先進国の一員に数えられていますが、支配国の一員でもあります。例えば、電気製品や洋服、靴などを安く買えて良かったと思っているかもしれませんが、生産国を見れば「中国製」あるいは、より低労賃の国のものでしょう。
ところが新型コロナウイルスが蔓延したら、先進国のはずの日本ではマスクどころか建築中のマンションから最先端の自動車の部品もありませんでした。低労賃でコストを抑えられれば、大事な機械や技術などを売り渡してもいいのでしょうか。
また、ノーベル賞を受賞する優れた科学力のある日本なのに、医療は金儲け優先政策の為に地域社会医療の病院のベッドまで減らせとの政府方針。その結果、先進諸国で最低レベルの医療体制だったとは驚きでした。国民の努力のおかげで医療崩壊は逃れました。
自粛生活の中で人々は何を食べて暮らしていたのか。住宅のゴミ収集所は普段と違って加工食品の容器が山積みされていました。中身の加工食品は殆んど輸入原料、容器のプラスチックも同様です。利益優先の政策の下で、国民の食料は外国産に頼っているのです。
.. 2020年07月21日 08:17 No.1988001
|