|
新型コロナ禍での東海第二原発再稼働工事の中止を求める 日本原電は誠意をもって回答せよ (7/1日本原電抗議行動で申し入れ書提出)
日本原子力発電株式会社 取締役社長 村松 衞 様
申 し 入 れ 書 2020年7月1日
東海第二原発は2011年3月11日の東日本大震災で過酷事故寸前だった 被災原発で、稼働40年を超えた老朽原発です。 30km圏内には94万人が生活し、都心まで116kmの人口超過密地帯の 首都圏原発です。 首都直下型地震や茨城県沖の大地震がいつ起きてもおかしくない という現状です。 しかも現在、新型コロナウイルスのパンデミックによる危機的状況は 悪化の一途をたどり、日本においても収束のきざしはまったくみえず、 秋・冬の第二波の感染対策が極めて重要と指摘される中で、東京を中心 とする首都圏においては東京アラート解除後も感染者数は増加傾向に あり、第一波の収束すら予断を許さない状況にあります。
コロナ禍で東海第二原発の過酷事故が起きた場合、大規模な住民避難 対策と原発事故対応とはまったく相容れず、住民を恐怖のどん底に 追いやることとなり、再稼働は絶対に許されるものではありません。
「日本科学者会議」は、コロナ禍において原発災害時の屋内退避と 被曝防止の両立は困難である事を指摘し、コロナ収束まで直ちに原発の 運転を停止するよう提言しています。
私たちは昨年11月27日、茨城県の村上前東海村村長をはじめとする 署名提出交渉団を結成し、貴社に東海第二の再稼働工事の中止を求める 63,328筆の署名と「申し入れ書」を提出。 それまで受取りを拒否し続けてきた貴社は1年5カ月ぶりに署名と 「申し入れ書」を受理されました。 しかしその後も4月〜6月、毎月提出した申し入れ書に対しても 貴社からの回答は一切ありません。
首都圏の住民に不安・恐怖、絶望感を与えている東海第二原発の 再稼働に向けた一切の工事を、新型コロナ終息まで中止して下さい。 これは人間にとって最も大事な命と暮しを守るか破壊するか否かの 重大な問題です。誠意をもって回答されるよう重ねて強く要望します。
回答期限:2020年7月15日(水)
.. 2020年07月03日 06:13 No.1970007
|