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■--正義と力
++ 伝六 (大学生)…99回          

アメリカでは「正義は力なり」と考える人が多いという。これは正義は正義であるが故に力を持っていると考えるのではなく、力は正義なりという考えらしい。そこで強いもののすることが正義であるということになる。しかしそれでは正義の意味がなくなるから、そこまで露骨に言う人は少ない。表面的には国際正義は進歩しているが、隠されたところで力のあるもののすることが正義であるかのようになっている。そこで正義を実行するための力が必要である。聖徳太子は力に二種ある。道力と勢力であると言われた。
.. 2009年09月10日 20:59   No.196001

++ タク (社長)…291回       
そもそも現在のアメリカに、身勝手なナショナリズムはあっても正義の心がありません。自分の言いなりにならない国連に対しては分担金を滞納さえするのです。日本は、アメリカの顔色を伺い、「国際貢献」などと言うことを考える必要があるのでしょうか。

真剣に世界で貢献していくのなら、イラク復興には、イスラム教に関係のない日本がすべて引き受け、他国の軍隊はすべて出ていきなさいと言うくらいのことを発言して欲しいものです。

世界に向かって大声をあげる胆力もなく、世界各国の顔色を伺いながら、国民の血税を垂れ流す、というやり方なら、国際貢献など最初からやらないほうが良かったのだと思います。それよりも、日本は正々堂々と、経済成長を犠牲にしてでも平和国家を目指すべきです。そうなる自体が最大の国際貢献と言えると思うのです。恒久平和を目指すものを先んじて実現することは、人類の夢への舵取りになれるのです。

また、平和を希求する国家というのは、それ自体が防衛力でもあります。日本が開国した当時、イギリスにせよアメリカにせよ、本気で植民地化しようと思えば出来たはずです。しかし江戸の町を見て、平和に暮らしている日本人の姿を目の当たりにして、とてもこの国は植民地に出来ないと、諦めてしまいました。

中国全体を植民地化するには大きすぎた。そこで白人国家が利権を分け合った。他のアジアの国は全部植民地になりました。日本は平和な気品ある国家であったので、植民地にならずに済んだのです。このように、文化度が高いこと、あるいは国家が平和主義であるという品格があるということは、防衛力にもなるということだと思います。

.. 2009年09月11日 08:17   No.196002
++ 伝六 (大学院生)…100回       
「聖人の教化事業は自ら正す事によって他を正すと共に、他を教化することによって自ら鍛錬する、これを総括して言えば慈悲である。」聖徳太子は悪魔降伏について次のように言う。「菩薩は故(ことさ)らに威を現じて(悪)を伏せんと欲することなし。但し魔は是れ邪見の主なり。今大士の広道を見て、即ち自然に恥(はぢ)を懐くが故に義を以て伏制と言ふ」(維摩経義疏)。おそらく聖徳太子の存在が蘇我氏を制御したのであろうけれど、山背大兄王は蘇我氏にほろぼされてしまった。佛教の教えをまもってほろぼされたらしいが、ここのところは納得がいかない。しかし歴史を調べてはいない。
.. 2009年09月12日 12:13   No.196003
++ 伝六 (大学院生)…101回       
正義は実行によって力をもつ。日本書紀によれば、神武天皇は建国にあたって養正を主義とされた。これは正義の実行を意味する。
 正義を哲学的に表現することは一つの実行であるが、それは実行の準備として意義がある。
 満洲事変における石原莞爾は武力で正義を実行したものでないか。武力で実行することは正義の実行としては変則と思うが、それが必要な場合がある。正則は正義の実行は文化的に行う。

.. 2009年09月14日 07:31   No.196004
++ タク (社長)…292回       
石原莞爾は、戦争の嫌いな軍人だった。「私は、戦争は嫌いだ。頭の禿げた自分が死ぬのは何とも思っていないが、若い人たちを沢山殺し、妻子のある兵士たちを殺すのは忍び難い。」これが石原莞爾の心情でした。この言葉は石原莞爾が連隊長をしていた仙台で言った言葉です。

石原莞爾が参謀本部の作戦課長をしていた当時、石原莞爾と同期で親交のあった陸軍省の軍事課長をしていた町尻量基大佐は、石原莞爾の性格をこう評しています。「石原は戦争の嫌いな軍人だよ。あの男は、99%勝つ見込みがないと戦争はしないよ。よくよくのことでもない限り、戦争をしたがらない。」

石原莞爾は兵を敬愛していました。この敬愛の念は石原莞爾が少尉時代に過ごした会津若松時代からです。石原自身「銃剣術の猛訓練によって養われたものは、兵に対する敬愛の念であった」といっています。いつの場合でも、石原莞爾の戦法は、兵が主であり、将校は従であった。「兵を疲らせるな」「兵を大切にせよ」石原莞爾の注意は常に兵士にあったのです。「兵を敬愛する」、正義に反する無謀な戦争は石原莞爾には出来なかったのです。

新型インフルエンザが流行っているから聖徳太子の一言、消毒大事。。。。。蘇我馬子に孫、いるか?




.. 2009年09月14日 13:06   No.196005


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