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そもそも現在のアメリカに、身勝手なナショナリズムはあっても正義の心がありません。自分の言いなりにならない国連に対しては分担金を滞納さえするのです。日本は、アメリカの顔色を伺い、「国際貢献」などと言うことを考える必要があるのでしょうか。
真剣に世界で貢献していくのなら、イラク復興には、イスラム教に関係のない日本がすべて引き受け、他国の軍隊はすべて出ていきなさいと言うくらいのことを発言して欲しいものです。
世界に向かって大声をあげる胆力もなく、世界各国の顔色を伺いながら、国民の血税を垂れ流す、というやり方なら、国際貢献など最初からやらないほうが良かったのだと思います。それよりも、日本は正々堂々と、経済成長を犠牲にしてでも平和国家を目指すべきです。そうなる自体が最大の国際貢献と言えると思うのです。恒久平和を目指すものを先んじて実現することは、人類の夢への舵取りになれるのです。
また、平和を希求する国家というのは、それ自体が防衛力でもあります。日本が開国した当時、イギリスにせよアメリカにせよ、本気で植民地化しようと思えば出来たはずです。しかし江戸の町を見て、平和に暮らしている日本人の姿を目の当たりにして、とてもこの国は植民地に出来ないと、諦めてしまいました。
中国全体を植民地化するには大きすぎた。そこで白人国家が利権を分け合った。他のアジアの国は全部植民地になりました。日本は平和な気品ある国家であったので、植民地にならずに済んだのです。このように、文化度が高いこと、あるいは国家が平和主義であるという品格があるということは、防衛力にもなるということだと思います。
.. 2009年09月11日 08:17 No.196002
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