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新型コロナの感染問題は長引くのではないでしょうか。政府は、少なくとも5月いっぱい自粛することを決めました。6月以降も自粛が続く可能性が高いとか、これから何ヶ月も、何らかの規制や自粛の政策が必要になってくると、専門家委員会の方が警告しています。
日本のウイルス対策は、ワクチンがない現時点でのウイルス危機の解決策である集団免疫の形成を遅らせるものなので、この政策がむしろ日本のウイルス危機を長引かせるものになっています。多くの企業や協会関係・自治体の中ではすでにテレワーク定着させ、リモート会議などを実施してウイルス危機の長期化に対応しているところです。
アメリカのミネソタ大学研究所CIDRAPは、ウイルス危機の世界的な解決にはこれから2年以上かかると予測しています。この研究は、2年後にもワクチンが完成していないと予測して、人類の60%が感染して免疫を得て世界的な集団免疫が形成されるまで2年以上かかると予測しているのです。
ウイルス危機が終わるのは2023年もしくはそれ以降になるという。世界的に都市閉鎖を行なえば、その分、集団免疫の形成が遅れます。集団免疫しか解決策がないということを政策で明示して、いかに重篤な発症者を出さずに免疫形成するかを立案しているのは、スウェーデンです。
スウェーデン政府によれば、200万人以上のストックホルム首都圏の人口の30%の60万人以上がすでに感染して免疫を持っていると言います。これを分母にすると、スウェーデンの致死率は0.4%とか。人口100万人あたりのスウェーデンのウイルス死者数は265人で、都市閉鎖を行なっている欧州諸国と大差ないのです。
中国は、集団免疫を形成する前に都市閉鎖によって感染拡大を止め、今の事態になっています。人々は少しずつ外出して、国内経済は成長を再開しているのだが中国は、外国との人的な交流を、今後もずっと大幅に制限し続けるでしょう。外国からの無症状な感染者を国内に入れるわけにいかないからです。中国は今後ずっと鎖国的な経済発展を続けます。
.. 2020年05月15日 08:07 No.1928001
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