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乳化剤は、水と油のように混ざりにくい2種類以上の液体を、混ざりやすくするために、パン、アイスクリーム、ケーキ、チョコレート、ドレッシング、マーガリン、チーズなど多くの食品に使われています。
また、ケーキやアイスクリームでは、泡立ちをよくする働きもあり、パンではデンプンの変質を防ぐ働きも兼ね備えています。乳化剤では、添加物の一括名です。実際に合成添加物として使われる物質名は、次の通りです。
グリセリン脂肪酸エステル\ショ糖脂肪酸エステル\ソルビン脂肪酸エステル\ステアロイル乳酸Na\オクテニルコハク酸デンプンNa\プロピレングリコール脂肪酸エステル\ポリソルベート60\ポリソルベルート80プロピレングリコール脂肪酸エステルは、自然界には存在しないプロピレングリコールという化学物質と脂肪酸を融合させたものです。
プロピレングリコールは、純然たる化学物質のわりに安全性が高いとされ、添加物に認可されていますが、鶏の卵に注入した実験で、ヒナに小頭症を発生させたという気になるデータがあります。したがって、危ない面があるのです。
また、ポリソルベート80\ポリソルベート60については、動物実験の結果から、発がん性が疑われています。乳化剤は、一括名が認められていますので、前の11品目のどれをいくつ使っても「乳化剤」としか表示されず、消費者には何が使われているのかわからないという問題があります。
そのほか、乳化剤には天然添加物のレシチンや植物性ステロールなどがありますが、これらは安全性に問題はないです。通常の食品につかわれる乳化剤は、以上のものなのですが、プロレスチーズ、チーズフード、プロレスチーズ加工品については、クエン酸Caやポリリン酸Naなど23品目の合成添加物も乳化剤として使うことができます。
.. 2020年04月24日 16:16 No.1910001
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