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太陽の「黒点」減少が世界経済に影響している!? 地球上に生きる私たちは太陽活動の影響を 受けてもおかしくない 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その342
世界中で新型コロナウィルスが猛威をふるっている。その経済的な 影響も甚大で、リーマンショックを超える。 その「元」になるのは太陽の「黒点」の減少ではないかという説が ある。昨年秋から太陽黒点の減少に合わせて、今年の夏ごろまでに世界 金融市場を揺るがすショックが起きる可能性がささやかれていた。 当時はまだコロナウィルスが現れる前だった。
太陽黒点と経済の連動説は、19世紀後半に英国の経済学者W.S. ジェボンズによって提唱された。だが、この関係についてはまだ科学的 に立証されているわけではない。 だが、世界的な金融市場ショックと太陽の黒点の極小期はあまりに 符合している。黒点の極小期は11年周期で訪れるが、前回は2008年で リーマンショックに端を発した世界的金融危機と一致するし、前々回は 1996年でアジア通貨危機の、またその前は1986年でブラックマンデーの それぞれ1年前の予兆となった。
太陽表面で黒く見える黒点はまわりよりも温度が低く、強い磁場に 満たされた場所だ。太陽の内部では水素の核融合反応によって、膨大な エネルギーが作り出されている。太陽の表面は温度6000度C、磁場30 ガウスほどだが、黒点の部分は4000度C、3000ガウスと低温で強い 磁場をもった場所である。「点」といわれるが、大きさは幅3万キロ、 地球3個が入ってしまうほど大きい。 黒点の数は太陽の活動状況によって増えたり減ったりして11年の 周期で繰り返されている。黒点は、太陽の赤道を挟んで対称に現れる。
.. 2020年04月09日 08:16 No.1896001
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