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−官邸の手のヒラの中だ | 森友事件 故赤木さんの妻の決起− | 首相・財務相は調査をされる側だ | 日本は記者クラブ制度を廃止せよ | 国連人権委員会やEUなどが20年前から要請している | 「メディア改革」連載第28回 └──── (アカデミックジャーナリスト)
◎ 自民党にはたくさんの衆議院議員がいるのに、識見、人格ともに 秀でているとは思えない安倍晋三氏が2度目の首相になり、8年目を 迎えているのは信じがたいことだ。党をまとめる二階俊博幹事長は 「安倍氏の総裁4選を求める」と表明し、岩田明子NHK解説委員も 「4選を望む声が強まっている」と公共の電波でヨイショしている。
自民党総裁の任期はもともと2期6年だったのを、2017年春に3期と 決めている。自分が総裁を務めている時に、任期を延長する 党規約改定を行うことは民主的な手続きに反する。それを来年9月に また強行しようと言うのだから、ロシアの独裁者プーチン氏も びっくりだろう。
安倍首相は1月に始まった通常国会で、「桜を見る会」事件で、 公選法・政治資金規正法違反が追及された。「桜を見る会」の前夜祭の 会場となったホテルが「明細書はいつでも出せる」「宴会で個人との 契約はあり得ない」などと野党調査チーム、メディアに証言したこと から、首相の虚偽答弁が明らかになっていた。
安倍晋三首相の妻、昭恵氏が名誉校長を務めていた森友学園・安倍 晋三記念小学校をめぐる公文書の改竄を命じられ、2018年3月7日に 神戸市内で自死した財務省近畿財務局上席国有財産管理官の赤木さん (享年54歳)の妻が3月18日、「週刊文春」三月二六日号と大阪日日 新聞で遺書を公表。元NHK記者の相澤冬樹氏の世紀の大スクープ だった。 また、代理人の松丸正、生越照幸両弁護士が同日、日本国と佐川 宣寿・元財務省理財局長を相手取り、約1億1千万円余の損害賠償を 求め大阪地裁に提訴した。 赤木さんの妻は弁護士を通じ、「なぜ夫が死ななければならなかった のか、裁判で追及して真相を明らかにしたい。賠償金は何らかの形で 世の中のために役立てたい」とコメントした。1人の女性の決起が 政治を変えると思う。
.. 2020年04月01日 07:47 No.1889001
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