|
山下俊一のウソ発言の結果、多くの市民(特に子供)が | 避難せずに被曝し一生取り返しのつかない健康被害 | 早口、小声の言い逃れに終始、「記憶にない」 | 追い詰められてしぶしぶ誤りを認める | (上)(2回の連載) └──── (たんぽぽ舎ボランティア)
山下俊一証人は事故直後の福島県各地の講演会での「重要発言の 誤り」を認めました。しかし取り返しのつかない被害と被ばくを 軽視する政治状況に変わりはありません。
3月4日は子ども脱被ばく裁判第26回期日、約6年続いた子ども 脱ひばく裁判最大の山場でした。 福島県民と日本国民をだまして被曝をさせた、あのにっくき山下俊一 の証人尋問が行われました。 原告弁護団は心血を注いで準備して来ました。原告のお母さん お父さんは彼の発言のため家族が無用な被曝をさせられた上に、 困難な避難生活を強いられました。
さらに、その避難が必要のない、故郷を裏切った行為だと非難されて 来ました。 12時、裁判所前には前回の鈴木眞一証人尋問の時以上の傍聴希望者が 集まりました。生業裁判、かながわ訴訟、関西訴訟、南相馬20ミリ シーベルト撤回裁判、東電原発事故刑事裁判などいろんな裁判を 闘ってきた人が挨拶しました。
ひだんれん代表の武藤類子さんは、「原発事故告訴団は最初の 告訴では東電幹部だけでなく、山下俊一も告訴したが起訴に至らず 残念だった。しかし、子ども脱ひばく裁判で法廷に引きずり出した 意味は大きい」と発言しました。 前回より多い100人以上の傍聴希望者が抽選券をもらいました。前回は 抽選に外れた私は当選しました。山下俊一が、死を招く悪魔のウソを どう言い訳するのか聞きたいと思いました。
結論から言うと、がっかりしました。早口、小声の言い逃れに終始 しました。 追い詰められて、しぶしぶ誤りを認めたり、記憶にないと言ったり しました。 しかし彼のウソ発言の結果、多くの市民(特に子供)が避難せずに 被曝し、一生取り返しのつかない健康被害を受けた、その責任は全く 感じていないようでした。 被告(国、福島県)側弁護団がまず1時間ほどスライドを使って、 尋問しました。
.. 2020年03月22日 07:35 No.1879001
|