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「30年」約束は本当か?守られるか? | 30年以内に除染廃棄物を「福島県外」の約束は守られるか | 福島県大熊町の人々の大きな疑問と不安 └──── (たんぽぽ舎)
イ.原発事故後の除染で、福島県内には約1400万立方メートルの 廃棄物が出た。政府は、除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設 受け入れを、大熊町や双葉町に要請。大熊町は2014年12月、搬入から 30年以内にすべての廃棄物を福井県外に持ち出すことを条件に、 受け入れを決めた。政府は県と2町に総額3010億円を交付した。
ロ.政府の、この約束(30年以内にすべての廃棄物を福島県外に 持ち出すという条件・約束)は果たして本当に守られるのか?多くの 人が心配し、不安に思っている。 同じ記事内で中間貯蔵施設の予定地内に自宅がある福島県の木村 紀夫さん(54歳)いわく「30年後も貯蔵施設はここ、福島県内に 残るんじゃないですかね」と。
ハ.国と東電が、福島廃炉は「30〜40年後」と定めたのも本当 だろうか? 廃炉工程表(中長期ロードマップ)は、30〜40年後に廃炉を終えると 掲げて昨年末に2年ぶり5回目の改訂があったが、廃炉時期の目標は 変えなかった(30〜40年後に廃炉)。 記者会見で多くの質問がここに集中したが国と東電の回答はあいまい であった。
ニ.青森でも「〇〇年後に県外へ運び出します」という約束書が青森県 と国の間に結ばれているが、これも本当に守られるだろうか−と多くの 人が心配している。30年後には関係者もかなり、この世にいない。
ホ.福島の約束書、青森の約束書、どちらも共通している。国や原発 事業者の約束・文書は本当に守られるか、信じられるか?
.. 2020年01月29日 08:26 No.1838001
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