|
次は燃料集合体がラックに乗り上げた 伊方原発3号機定期検査での度重なる事故に 抗議し廃炉を求めます 度重なる事故に原発事業者としての資格はゼロ 危機管理能力は低い、低い 四国電力へ要請文提出
2020年1月24日 四国電力株式会社 取締役社長 長井啓介殿 伊方原子力発電所所長 川西徳幸殿
伊方から原発をなくす会 代表 近藤亨子 要請文
◎ 2020年1月20日、定期点検中に燃料集合体を点検装置に移動させて いたとき、燃料集合体が点検装置のラックに乗り上げたために荷重が 急減し、燃料集合体落下信号が発信されたと発表されました。 その発表のなかで、貴社は「落下はしておらず、外部への放射能の 影響もない」とし、「原因調査するとともに燃料集合体に傷はないか 調べる」と述べられました。
◎貴社が行っている今回の定期点検は、ウラン燃料に比べて危険度が 指数関数的に増加するといわれているプルトニウムとウランを 混ぜ合わせた『MOX燃料』の取り出し作業で、全国初として 注目されています。 その定期検査で、誤って制御棒を引き上げたかと思えば、次は燃料 集合体をラックに乗り上げたというのですから、貴社の原発事業者 としての危機管理能力は筆舌に尽くし難い低さであるとしか 思えません。
この危機管理能力の低さについては、先日の『制御棒引上げ事故』 のときに、原子力規制委員会の更田豊志委員長は「私の知る限り 前例はない」と発言し、規制委員の山中伸介委員は「事業者の深刻度や 捉え方が少し軽すぎるのではないか」と指摘されています。 原子力規制委員会に苦言を呈されても、指摘されても、ケアレスミス 事故を繰り返し起こす貴社は、放射能を扱うのを即刻止めるべきです。
.. 2020年01月27日 10:21 No.1837001
|