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今年も残すところわずかとなりました。日本にとっての戦争と言えば、1945年に終戦を迎えた大東亜戦争が最後ですが、その後、世界はさまざまな戦火につつまれました。そして東西冷戦が崩壊した1990年代以降、そして9・11を契機とする21世紀になって、戦争のあり方は大きく変化したのではないでしょうか。
アジア人が集まってわざわざ欧米人の真似をしている様を、もし地球の外側から宇宙人が見ていたら、さぞかし不思議に思うことでしょう。今の世界秩序は、欧米流を倣ってつくられてきました。近代科学や思想は欧米から生まれ、明治維新後の日本はこれを必死に受け入れて国をつくったし、終戦後の社会づくりにはアメリカの大きな影響を受けてきた。
時が経ち戦争を体験された方の多くが鬼籍に入られた今、微力ながらもいかにして恒久平和を実現するかを模索してきた我が石原莞爾平和思想研究会の存在意義と役割が重要なものとなってくると確信いたしております。世界の人々の意識は少しずつですが確実にそして大きく変化してきています。
現在大きな問題になっている、安倍政権による、「集団的自衛権の行使容認」これは米国から指示されたレポート内容になっています。当然ながら日本の国益を前提にしていないのです。終戦後アメリカから見た日本国を書いた本があります。その本には「占領が終わらなければ、日本人は、この本を日本語で読むことはできない」と書かれています。
以下の文章は『アメリカの鏡・日本』ヘレン・ミアーズが書いた本の冒頭に書かれているものです。この本は1995年、終戦50年目の年にやっと、日本語に翻訳され、出版されたのです。マッカーサーは、自分が禁止した本の日本語の出版が、占領終了後、このように長い年月を必要とすることを想像したであろうか。
本の著書、ヘレン・ミアーズは終戦の翌年、東京のGHQ(連合国最高司令官総司令部)労働局諮問委員会の11人のメンバーの1人として来日し、日本の労働組合法等、労働法の策定に参加しました。歴史は、完全に真実として確定されているものばかりではなく、時代とともに新たなる資料が発見、発掘され、そして研究されると言います。
.. 2019年12月31日 07:01 No.1824001
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