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桜の新語・流行語 斎藤美奈子 (文芸評論家)
【前夜祭】公職選挙法または政治資金規正法のどちらかに抵触する 可能性のある危険な宴会。 【ニューオータニ】お一人様5000円の格安価格でパーティーを請け負う こともできる都内の一流ホテル。主催者にかわって領収書を 出す等の特異なサービスも話題。 【首相枠】税金を用いた宴席などで首相(夫人を含む)が差配できる 招待客の数。伸縮性に優れ1,000のキャパシティーを3,000や 5,000に拡張することも可能。別名「60」。 【反社会的勢力のみな様】税金を用いた宴席などで「出席は把握して いなかったが結果的には入った」人々を指す敬称。 【招待状】マルチ商法のツールとしても利用できる便利グッズ。 【招待者名簿】絶対に漏らしてはならない第一級の国家機密。 【シュレッダー】書類の廃棄処分または証拠隠滅の際に用いられる 細断機。内閣府では順番待ちの人気機種だが、野党からの資料 請求があった直後は優先的に使用可。 【復元不可能】「データの復元はできてもしない」「復元されたら マジヤバイ」の婉曲表現。 【シンクライアント】データの復元は不可能と強弁しようとして、逆に 墓穴を掘った方式。 【丁寧な説明】同じ紙を何度も読むこと。
これで幕引きなんて冗談でしょう。世論が味方だ。 今はワンヂームで頑張れ野党、負けるなメディア。 (12月4日朝刊27面「本音のコラム」より)
.. 2019年12月06日 08:17 No.1806010
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