|
◆63,328筆の署名と「申入書」を日本原電が受け取る!
メディアの皆さんには、交渉場面の撮影と取材報道をお願いし、 交渉開始。 交渉団の披田さん、議員の皆さんは「何故今まで署名受取りを拒否 し続けてきたのか。住民が納得のいく説明をすべきではないか」と 繰り返し説明を求めたが、原電側は「今回は受け取ります」の言葉を 繰り返すのみ。
柳田さんは村松社長の発言「地元に最大限の誠意をもって対応して いる」を取り上げ、日本原電の住民の意見を完全に無視した公営的 企業にあるまじき態度に言及。
村上前村長は「この原電の姿勢にはあきれている。ロビーにも入れず に威圧的なこの態度は何だ。ちゃんと社長が出てきたらどうか。こんな 態度ではたとえ署名を受け取っても、原電が茨城県民や首都圏の住民と きちんと向き合えるのかはなはだ疑問だ。現在東海村では車両が行き 来し、再稼働の工事が始まっている。許せない!」と強い口調で 問い質した。
更に交渉団は、経理的には破綻している日本原電が、東電の2,200 億円をはじめ電力会社の資金援助によって危険な再稼働をめざす事の 理不尽さを追及。 この間、日本原電側は直立不動のまま、発する言葉なし。 口を開けば「今回は受け取ります」とのみ。 沿道でこれらのやり取りを見守っていた参加者から「受け取った署名 をまた送り返してくるのか」と激しいヤジが飛ぶと、総務室の藤田さん は、「今回は送り返しません!」と前に身を乗り出し大声で答えた。 上から指示されていない予定外の言葉が思わず口をついて出たようだ。
最後に、署名(段ボール7箱)とともに「申入書」を渡し、「私たち は署名を受け取ってもらう事が最終目的ではない。老朽・被災の超危険 な東海第二原発を廃炉にすることだ。署名をうけとった後あなた方は どう扱うのか。署名の一筆一筆には茨城を含む首都圏、全国の人びとの 『東海第二原発の再稼働はやめてほしい。再稼働の為の工事を即時 中止してほしい』という切実な気持ち、怒りがこめられている。 日本原電はこれらをしっかりと受け止めて、東海第二原発の廃炉に 向けて検討し決断してほしい」と強く要請して20分の署名提出行動を 終了した。結果的に、参加者全員と共に署名提出行動を闘えた 屋外交渉は正解だった。
.. 2019年12月04日 06:46 No.1804003
|