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■--デモに集まった人たち
++ 志田文広 (幼稚園生)…1回          

原電に対して正義の怒りをぶつけ
 |  原電前に集まった人たち全員が一体感を共有
 | 11.27廃炉デー大アクションの感想
 └────  (東京.三多摩)

 私は、「とめよう東海第二原発首都圏連絡会」の世話人の一人として
このデモに参加させて頂きましたが原電の、「『今回は』署名を受け
取る」と言った態度にはがっかりしました。

 ですが、そんな原電に対して、村上前東海村村長や東海第二原発
差止め訴訟団・共同代表の大石光伸さん、そして今回の主催者である
「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」の皆さんなどが正義の怒りを
ぶつけた光景を間近で見て感動しました。
 さらには、それに呼応するかのようにデモに集まった人たちも原電に
対して正義の怒りをぶつけ、原電前に集まった人たち全員が一体感を
共有しているようにさえ感じました。

 そんなにも私が感じたのはおそらくですが、人が自己の利益のために
怒りをぶつけたのではなく、それ以外の、何か守らなければいけない
何かに、素直に怒りをぶつけたからだと思います。
 そして最後の夜の7時くらいになっても大勢の人たちが怒りの声を
上げ続けていたのはその証左である、と個人的に思っています。
.. 2019年12月03日 08:11   No.1804001

++ 横田朔子 (中学生)…35回       
東海第二原発の20年延長を許さない!
 |  11.27廃炉デー大アクションは大成功!!
 |  署名受け取りに1年5カ月の歳月を要した日本原電は、
 |  前代未聞の原発発電会社だ!
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア・
          とめよう!東海第二原発首都圏連絡会世話人)

 「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」と「再稼働阻止全国
ネットワーク」の共催で行われた11.27廃炉デー大アクションは、
心配していた雨にも見舞われず250名の参加を得て、
 1.署名提出行動・記者会見
 2.秋葉原周辺デモ
 3.日本原電を人間の鎖で囲むヒューマンチェーン
 の3つのアクションを15時から3時間半闘いぬいた。
 本来なら東海第二原発が40年運転を経て廃炉になるはずの2018年
11月27日を私たちは“廃炉デー”とし、20年運転延長を許さない
闘いの日と位置づけて、昨年に引き続き大アクションを取り組んだ。

 ◆土壇場で日本原電「署名受取ります」の電話回答

 これまで1年5カ月にわたって「わが社の事業方針と異なる」という
理由で署名も申入書の受取りも頑なに拒否し続けてきた日本原電に
対し、署名提出の交渉団を編成。
 構成メンバーは、茨城から村上さん(前東海村長)、大石さん(東海
原発差し止め訴訟団事務局長・常総生協理事)、披田さん(東海第二
原発の再稼働を止める会・東海原発差し止め訴訟原告)、玉造さん(
茨城県議)、阿部さん(東海村議)、大久保さん(ひたちなか市議)。
 「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」(以下連絡会)の柳田、
久保、ひろせ、永野、横田で、計11名です。

 11月27日の前日まで東京の本店と茨城事務所に対し署名を受け
取らせるための交渉を続けた結果、26日の午後日本原電から「署名を
受け取ります」「無理かと思いますが、写真は撮らないようにお願い
したい」との電話がありました。

 当日交渉団は1階のロビーでの署名提出を強く要請したが
日本原電側は聞き入れず、玄関外で行われた。
 日本原電側は、これまでの交渉窓口の総務室・藤田さん(グループ
マネージャー)他2名で、私たちが要請した村松社長は最後まで
現れなかった。

.. 2019年12月04日 06:39   No.1804002
++ 横田朔子 (中学生)…36回       
 ◆63,328筆の署名と「申入書」を日本原電が受け取る!

 メディアの皆さんには、交渉場面の撮影と取材報道をお願いし、
交渉開始。
 交渉団の披田さん、議員の皆さんは「何故今まで署名受取りを拒否
し続けてきたのか。住民が納得のいく説明をすべきではないか」と
繰り返し説明を求めたが、原電側は「今回は受け取ります」の言葉を
繰り返すのみ。

 柳田さんは村松社長の発言「地元に最大限の誠意をもって対応して
いる」を取り上げ、日本原電の住民の意見を完全に無視した公営的
企業にあるまじき態度に言及。

 村上前村長は「この原電の姿勢にはあきれている。ロビーにも入れず
に威圧的なこの態度は何だ。ちゃんと社長が出てきたらどうか。こんな
態度ではたとえ署名を受け取っても、原電が茨城県民や首都圏の住民と
きちんと向き合えるのかはなはだ疑問だ。現在東海村では車両が行き
来し、再稼働の工事が始まっている。許せない!」と強い口調で
問い質した。

 更に交渉団は、経理的には破綻している日本原電が、東電の2,200
億円をはじめ電力会社の資金援助によって危険な再稼働をめざす事の
理不尽さを追及。
 この間、日本原電側は直立不動のまま、発する言葉なし。
口を開けば「今回は受け取ります」とのみ。
 沿道でこれらのやり取りを見守っていた参加者から「受け取った署名
をまた送り返してくるのか」と激しいヤジが飛ぶと、総務室の藤田さん
は、「今回は送り返しません!」と前に身を乗り出し大声で答えた。
上から指示されていない予定外の言葉が思わず口をついて出たようだ。

 最後に、署名(段ボール7箱)とともに「申入書」を渡し、「私たち
は署名を受け取ってもらう事が最終目的ではない。老朽・被災の超危険
な東海第二原発を廃炉にすることだ。署名をうけとった後あなた方は
どう扱うのか。署名の一筆一筆には茨城を含む首都圏、全国の人びとの
『東海第二原発の再稼働はやめてほしい。再稼働の為の工事を即時
中止してほしい』という切実な気持ち、怒りがこめられている。
 日本原電はこれらをしっかりと受け止めて、東海第二原発の廃炉に
向けて検討し決断してほしい」と強く要請して20分の署名提出行動を
終了した。結果的に、参加者全員と共に署名提出行動を闘えた
屋外交渉は正解だった。

.. 2019年12月04日 06:46   No.1804003
++ 横田朔子 (中学生)…37回       
 ◆日本原電の企業体質は変わっていない!

 2018年6月から署名活動を開始。東京電力、原子力規制委員会、
経産省は署名を受け取ったにもかかわらず、受取りを一切拒否し
続けてきた日本原電が、今回何故署名を受け取ったのか。

 駅頭ビラ宣伝、毎月1回原電本店前での抗議行動(60人前後)・
事前の申し入れ交渉、ハロー原電(原電社員へのビラ配布と周辺住宅
へのポスティング)、11.27大アクションに向けて、電話・メールでの
交渉、原電茨城事務所に対する茨城県会議員等による交渉、衆議院
議員会館でのヒアリング集会等の総合力によって実現した成果だが、
署名を受け取る決め手は何だったのかは推測の域を出ない。

 署名の受取りは大衆的な運動なくしては実現し得なかったし、半歩
前進と言える。
 しかし署名を受け取ったものの日本原電の本質的な企業体質は何ら
変わっていないと思える。
 今回も茨城現地から東海村前村長をはじめ、議員や沢山の闘う
仲間たちが駆けつけ、共に闘えた事の意義は大きい。
 メディアの取材も、東京新聞・朝日新聞・共同通信・新社会・赤旗・
レイバーネットテレビと昨年よりも倍増。
 2019年最後の大アクションを終えて反省することも多々あるが、
成果を糧に何としても東海第二原発を廃炉にさせるために、粘り強く、
もう一歩運動の輪を広げていきたいと思う。


.. 2019年12月04日 06:53   No.1804004
++ 柳田 真 (社長)…479回       
金曜国会前で東海第二原発NO!行動と今後をスピーチ
 |  東京にいながら日本原電本店(東京・秋葉原)に
 |  行ったことのない人が多い感じ
 └────  (たんぽぽ舎)

 11月29日(金)夕方、経産省テント前の集会と、国会前の集会の
2か所で「11・27廃炉デーアクション」の内容と、今後の方向を
スピーチした。
 テントでは私1人が喋ったが、反原連の国会前集会では、たんぽぽ舎
ボランティアの奥内幸子さんと2人で話した。たんぽぽ舎の黄色い
ノボリ旗=原発やめようたんぽぽ舎=を持って。

 奥内幸子さんは、東海第二原発の所有者の日本原電が不思議なことに
看板を出さない「変な会社」だと話し始めた。
 JR秋葉原駅から約7分の近さにある住友不動産秋葉原北ビルは新築
の立派な建物。ところがこのビルの案内板に日本原電の名前がどこにも
ない(前のビルの時もそうだった)。

 東海第二原発がどんなに危険な原発か−日本で一番事故率の高い原発
であり、老朽であり、2011年3月11日東日本大震災で被災した原発で
あり…などを話した。
 途中で120人位の皆さんに「11・27の集会に行った人は」と聞いたら、
集会の右の方で「オウ!」という声が上がったが、多くはなかった。

 集会終了後の帰途、その何人かの人たちが私たちのたまり場に来て、
日本原電への道順を聞いていた。嬉しい。
 それでも東京にいながら、日本原電本店(東京・秋葉原)へ行ったこと
のない人が多い感じで、東京での運動の在り方を考えさせられた。

.. 2019年12月04日 07:03   No.1804005
++ 久保清隆 (小学校低学年)…7回       
関電原発マネー・不正環流許せない!
 |  関西電力東京支社へ5週連続弾劾行動を敢行!
 | 原発利権の構造的問題だ、原発があるところは
 |  どこでも起きている問題
 |  次回の関西電力東京支社抗議行動は12/13(金)です
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

◎ 関電の「闇金・原発マネー」が明らかになったのが9月下旬。関西
や福井の反原発運動体は即弾劾行動に動いた。
 東京でもすでにたんぽぽ舎の人たちを中心に、東京支社が入る日比谷
公園前のパークフロントビル7Fに向けて弾劾行動を取り組んでいた。
 「再稼働阻止全国ネットワーク」でも、これは単に個人的賄賂の
やり取り問題ではなく、原発利権の構造的問題だ、原発があるところは
どこでも起きている問題ではないかとの疑問から弾劾行動を取り組む
ことになりました。

◎ 先行するたんぽぽ舎に合流する形で始まり、連続5週にわたり支社
ビル前に集まり弾劾の声を上げ続けました。
 またこの問題の複雑な構造、様々なとらえ方を訴えていこうと、
毎回「申し入れ書」を出してきました。「反原発自治体議員・市民
連盟」も出してきました。
 しかしビル管理会社からの苦情がきているとか、他の団体の過激な
行動をも認めてしまうからなどと泣き言を言っては、ビルの敷地外での
受け渡しを強要し続けています。
 ここにも関電の体質、問題の重要性に真剣に立ち向かっていない、
形式的にしか住民の意見を聞かない、尊重しない傲慢な体質が見て
取れます。
 人の命が係わり、国の命運さえ掛かっていることが理解できない
ようだ。裏玄関の歩道でしか「申し入れ書」を受け取れない企業を
誰が信用できるでしょうか。

◎ そもそも、この問題は1年以上も前に分かっていながら,隠し
通そうとしていた。暴露されたら金品を出すほうも、貰ったほうも
個人の資質の問題にすり替えようと入念な工作まで幹部社員を先頭に
やっていたのだ。
 しかも回っている金品は、私たちが払っている電気料金から
出ているのだ。こんな不正、堕落が許されない。
 今後も、真相の究明と、関電の責任を追及しなければならない。
こんないい加減な対応は、原発の安全性さえも疑えるのだ。
 監督官庁の経済産業省も含めて、弾劾の声を上げていきましょう。

.. 2019年12月07日 07:20   No.1804006
++ 久保清隆 (小学校低学年)…8回       
 ★12/13(金)関電東京支社抗議にご参加を!

    関西電力原発マネー糾弾!関電東京支社抗議行動

 日 時:12月13日(金)17時45分より18時30分
 場 所:関電東京支社 (千代田区内幸町2-1-6パークフロントビル)
 共 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」/
     「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
 問い合わせ先:070-6650-5549

.. 2019年12月07日 07:26   No.1804007
++ 渡辺マリ (課長)…156回       
日本国憲法の精神を実現するのは「教育の力」
 |  理想の教育をめざし続ける前川喜平さんが断言する
 |  『これは官製ヘイトだ!』
 | 12/10(火)前川喜平氏さん講演会のお知らせ
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

  『これは官製ヘイトだ!』前川喜平さんは断言する
  高校、幼稚園「無償化制度」から朝鮮学校排除

 お 話:前川喜平さん (現代教育行政研究会代表、
            元文部科学事務次官)
 日 時:12月10日(火)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 予約優先:ご氏名と電話番号・人数を電話かメールで
      お知らせ願います。予約番号をお伝えします。
      TEL 03-3238-9035 メール nonukes@tanpoposya.net
 参加費:800円

〇 「無償化法」が国会で論議されていた2010年3月当時、
前川喜平さんは担当審議官として実質的に責任者の地位にあった。
 そして、省内には「朝鮮学校を指定しない」とする議論は
「無かった」。

〇 しかし安倍政権は2012年「高校無償化制度」から朝鮮学校だけを
排除、続けて今年10月から「幼保無償化」からも排除。

〇 文部科学省の最大の存在目的は「教育の機会均等」
  「すべての」志ある高校生が… → 高校無償化制度
  「すべての」子どもが… → 幼保無償化制度
 の「すべて」とは、誰を指すのだろう?

.. 2019年12月07日 07:32   No.1804008
++ 渡辺寿子 (大学院生)…127回       
運動の広がり見せたSTOP!!東海第二大集会
 |  JCO臨界事故の実相は被ばくの実態も含めさらに解明すべき
 |  高レベル放射性廃液の怖さを知らぬ地元住民に驚き
 └────  (原発いらない!ちば)(中)(3回の連載)
             (上)は12/4発信【TMM:No3808】に掲載

 とめよう!東海第二原発首都圏連絡会主催の今回の茨城行動・ツアー
は11月16日が水戸の集会とデモに参加し、夜は東海村に泊まり、翌17日
は午前が東海村に沢山ある原子力関連施設を現地の人の協力を得て、
車に分乗して回り、主に東海第二原発と再処理施設を、勿論中には
入れませんが、行かれる限り出来るだけ近くまで行って見学するという
盛沢山のもの。
 原子力施設の案内役は現地で熱心に東海第二再稼働反対運動をして
いて、東海再処理施設にも詳しい大石光伸さんがしてくれました。

◎ 「臨界事故調査市民の会」の活動よみがえった

 最初は20年前に臨界事故を起こしたJCOの跡地に行きました。
ここはいま「日本照射サービス」とかいう会社になっていました。
こちらの説明は地元のOさんがしてくれました。
 JCO臨界事故については、事故3か月後という速さで出た政府の
「臨界事故報告書」に疑問を抱き、槌田敦さんを代表にして「JCO
臨界事故調査市民の会」を作りました。
 活動の主力は、もちろん槌田敦さんでしたが、私もメンバーになって
原因究明に熱心に取り組みました。

 臨界事故というと、「ああ、バケツでウランを溶かしたあの事件ね」
という反応が多く、今でいうと、マスコミによる一般受けするフェイク
ニュースが世間に流布してしまい、いまだに事故原因はウランを
バケツで溶かしたこととを信じている人がいて、困りものです。

 JCO臨界事故が「常陽」という核兵器製造に使われる高純度プルト
ニウムの生産が可能な高速実験炉に使われる燃料製造の過程で起きた
ため、国は高速炉「常陽」が脚光を浴びるのを避けるため、事故原因を
現場作業員の規則違反にし、責任のすべてを作業員に押し付け、異常な
速さで事故報告書を出し、幕引きを図ったのでした。

.. 2019年12月08日 07:12   No.1804009
++ 渡辺寿子 (大学院生)…128回       
 「臨界事故調査市民の会」は、国の事故調査報告書の嘘を暴き
「常陽」を管轄し、燃料製造を発注した当時の動力炉・核燃料開発
事業団(動燃)に一番の責任があることを明らかにしました。
 それは長年日本の核武装問題を研究し、「もんじゅ」や「常陽」に
精通していた槌田敦さんだから辿りついた結論でした。

 その成果と臨界事故刑事裁判の経緯などをまとめ、『東海村臨界
事故』(槌田敦+JCO臨界事故調査市民の会編著 高文研刊)として
出版しました。
 手前味噌になりますが、東海村臨界事故の真実を知りたい方はぜひ
お読みください。
 それにしても最近の田中俊一前規制委委員長の言葉通り、原子力は
嘘ばかりついて進められたことが、臨界事故の後始末でも露呈したのでした。

◎ 大泉夫妻の貴重な闘い忘れまい

 JCO臨界事故というと、JCOから道を隔ててわずか300メートルの
大泉工業で作業をしていて被ばくした大泉昭一さん、恵子さん夫妻の
ことが忘れられません。
 大泉さん夫妻は被ばくによる健康被害などの賠償を求めて裁判を
起こし、すでに高齢になっていた昭一さんと繊細な神経の持ち主の
恵子さんのご夫妻は被ばくによる心身の不調を抱えながら、表立って
闘えない多くの被ばく住民の分も代弁する決意で孤軍奮闘最高裁まで
闘って結局敗訴しました。

 判決は最初から結論ありきの、9月の東電元幹部に対する無罪判決
にも見られる、国策を担う国と事業者を免罪するものでした。
 しかし大泉夫妻のあの闘いは意義のあるものであり、けっして忘れて
はならないものだと思います。

◎ 被ばくの実態も含めJCO臨界事故の実相はこれからも解明すべき

 比較的お元気で活動もなさっていた大泉恵子さんが昨年突然
亡くなってしまったのは、大きな精神的ショックを受ける出来事が
あったのも原因のようですが、至近距離でJCO臨界事故により
被ばくしたことの影響もあったのではないかとかと訃報を聞き、
思ったことでした。

.. 2019年12月08日 07:19   No.1804010
++ 渡辺寿子 (大学院生)…129回       
 臨界事故では公式に認められているだけでも660人が被ばくしたことに
なっています。
 屋内退避していて被ばくした人も多い筈でこの数字は実際はもっと
大きいと思われます。
 事故現場にいた作業員の大内さん、篠原さんは苦しみの末に
亡くなり、現場作業の責任者だったため刑事裁判でも責任を問われた
横川さんは大量被ばくしながらも奇跡的に助かりました。

 臨界事故が起きた時、現場の作業員たちの他にJCOの社員たちが
大勢いて、被ばくしているはずです。その人たちの追跡調査はなされて
いないようですが、被ばくによる健康への影響が懸念されます。
 3.11福島第一原発事故に比べれば「臨界事故」は小さな事故
ですが、これからも真相や実態の解明がなされるべきだと改めて
思います。

 JCOの跡地に立ち、臨界事故刑事裁判の傍聴のため、暗く、寒い冬
にも朝5時起きして、今は亡き望月彰さんと共に、水戸の裁判所に通算
10回位通ったことなど様々な思い出が甦り、感慨ひとしおでした。

◎ 高レベル廃棄物の恐さ知らぬ地元民

 そこから太平洋側に出ると本当に原子力関連の研究所や施設だらけで
まさに原子力にどっぷりつかっている東海村を実感しました。
 昨年だったか東海村に来た時は再処理施設のそばには行けず、はるか
遠方から望むだけでしたが、今回は再処理施設をぐるりと囲んでいる
フェンスのそばまで行くことができました。
 東海再処理工場はいま廃止措置に入っているせいか、再処理工場とは
いわず、正式名称は、日本原子力研究開発機構の核燃料サイクル工学
研究所のなかの一施設のようです。

 その中で問題の一番危険な高レベル放射性廃液が貯蔵されている
「高放射性廃液貯蔵施設(HAW)はフェンスの奥のようで(グーグル
が上空から撮った写真を見ると外から見えない奥まった所にあるのが
わかりますが)、施設の外観もわかりませんでした。

 そこから少し海岸の外れに出ると再処理施設から2.7キロ離れたところ
にある東海第二発電所が見えました。高レベル廃液の貯蔵されている
ところからの近さが実感できました。驚いたことにこんな危険なものを
貯めこんでいるすぐそばの海でサーフィンをしている若者がいたこと
です。きけば釣りをする人もいるようです。

.. 2019年12月08日 07:25   No.1804011
++ 渡辺寿子 (平社員)…130回       
 もう一つ驚いたことは、再処理施設のフェンスから数十メートルしか
離れてないところに一般の住宅が沢山あって、人が住んでいたこと
です。家族の誰かが原子力施設や研究所の職員なのかもしれませんが、
再処理施設の危険性についてあまりわからないのかもしれません。
大石さんによると最近東海村は若い人も新しく入ってきて人口が増えて
いるそうです。

 3.11福島第一原発事故で放射能の恐ろしさ、危うく大事故を
免れた東海第二原発と、規制委の更田委員長をして「ぬかるみに足を
突っ込んだようでどうにもならない」といわしめた、現在の技術では
どうにも処理しようのない再処理施設の高レベル廃液の恐ろしさを
まだまだ大勢の人が知らないのだと思われます。
 東海第二原発とともに高レベル放射性廃液を貯めこんだ施設の
恐ろしさもこれからももっと広めていく必要性を痛感しました。
                     (下)に続く
          (原発いらない!ちばネットワークニュース
               2019年11月号より了承を得て転載)

.. 2019年12月08日 07:38   No.1804012


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