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自然に存在する物質をまねて、化学合成したものがこの世には存在します。とりわけ危険性が高いのは自然界に存在しない化学性物質で、自然界に存在しないがゆえに、人間の体はそれをうまく処理する能力を持っていません。
つまり、分解して処理することができないのです。そのため「異物」となって、臓器や組織に蓄積され、細胞や遺伝子に作用し、その機能を低下させたり、がん化させることがあるのです。また、ホルモン系、免疫系、神経系などを撹乱することもあると考えられます。
一例をあげると、防かび剤のOPPやTBZ、合成着色料の赤色2号、酸化防止剤のBHA、保存料の安息香酸Naなどです。こうした化学物質は、本来ならいずれも食品に混ぜるべきではありません。
これらの化学合成物質は、自然界や体内で分解されないという点では、プラスチックと同様です。したがって、これらの添加物を食品に混ぜるということは、ある意味プラスチックを混ぜるのと同じようなことです。
それから、これはどちらの合成添加物にもいえる事なのですが、その安全性は人間で確認されたものではありません。すべてネズミなどを使った動物実験で調べられたものです。ですから人間に対して安全であるということはできません。
「おそらく害はないだろう」あるいは「害は少ないだろう」という推定のもとで、使用が認められているに過ぎないのです。しかし、動物で毒性が現れないかといって、必ずしも人間にも現れないとは限りません。
人間のほうが、動物よりも敏感な面が少なくないからです。特に微妙な影響は、動物では分かりません。例えば、胃部不快感。つまり、胃粘膜が刺激されたり、張った感じになったり、重苦しくなったり、ビリビリとしたり、気持ちが悪くなったという表情です。
おそらくすべての人が、多かれ少なかれ添加物の影響を受け続けていると、長い間にそれが蓄積されて重い症状につながることも考えられます。したがって、できるだけ添加物の少ない食べ物や飲み物を取るようにしたほうが良いと思うのです。
.. 2019年11月01日 11:33 No.1783001
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