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東電の電柱はなぜ弱かったか? 九州電力の応援作業員いわく…千葉の電柱や 電線は総じてもろい 沖縄電力の鉄塔は風速60m、 九州電力(強風地区)も風速50mに耐える
◎またまた、強烈な台風が近づいてきている。10月11日(金)、12日(土) が危ない! 前回、9月9日千葉県等をおそった台風15号は、風速57.5m。 今回の台風19号は、中心気圧915ヘクトパスカル(10月10日15時)で、 台風15号より勢力は強い。 もし、東京を直撃すれば大被害の可能性がある。
◎10/7(月)6:15配信「週刊プレイボーイNEWS」に、「東電の電柱がなぜ 弱かったか」の記事が載っている。参考になるので一部を紹介。
千葉県を襲った台風で2000本が倒壊・損傷 東電の電柱はなぜ弱かった?
・9月9日未明に上陸し、千葉県に甚大な被害をもたらした台風15号。 千葉市、木更津(きさらづ)市などで観測史上最大となる瞬間風速を 記録し、県内約2000本の電柱や、君津市の送電線の鉄塔2基の倒壊・ 損傷が、その後の大規模停電の原因になった。 台風上陸から10日後、送電復旧作業の応援に駆けつけていた九州電力 の作業員は、週プレ記者にこうつぶやいた。 「これまで全国各地の災害現場で復旧作業に当たってきましたが、 千葉の電柱や電線は総じてもろいです」
・どういうことか? 電力各社は、経済産業省が定める「電気設備技術基準」に沿って送配 電設備の設計や設置を行なう。鉄塔や電柱は省令で毎秒40mの強風にも 耐えられる設計を求めており、東京電力管内でも「風速40m基準で設計 していた」(東京電力パワーグリッド・広報)というが、今回の台風で は瞬間風速50m以上を記録し、多くの電柱が倒壊してしまった。
ただ、台風被害の多い他地域の電力会社は独自に手を打っている。 沖縄電力の鉄塔は「風速60mの風圧荷重に耐えられる設計」(同社 広報)とし、九州電力も「過去に台風で大きな被害が出た地域は『強風 地区』に指定し、電柱や鉄塔を風速50mに耐えうる設計にしている」( 同社広報)という。
.. 2019年10月11日 08:19 No.1767001
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