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仏紙ルモンド報道 「高コスト」日本も参加
【パリ=共同】フランス紙ルモンドは31日付で、日仏両国が共同 研究を進める高速炉実証炉「ASTRID(アストリッド)」について、 フランス側が開発計画を停止すると報じた。高コストの研究投資が疑問 視されたという。 一方、フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)は30日、声明を 発表し、来年以降も研究を継続するため、改定した計画を年内に政府に 提案すると表明した。ただ「短・中期的に(アストリッドに当たる) 原子炉建設の計画はなく、今世紀後半以前に新世代の原子炉が実現する 見通しはもはやない」とも指摘し、計画は事実上中断となる可能性も ありそうだ。 ルモンドは「アストリッドは死んだ。資金やエネルギーをもうつぎ込 まない」とする関係者のコメントを伝えた。同紙によると、計画を調整 していた25人のチームは今春で活動を停止した。継続している一部の 研究は年末までの計画となっている。(後略) (8月31日朝刊3面より抜粋)
.. 2019年09月02日 10:41 No.1738001
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