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■--仏高速炉の開発停止
++ 東京新聞 (社長)…2281回          

仏紙ルモンド報道
  「高コスト」日本も参加

 【パリ=共同】フランス紙ルモンドは31日付で、日仏両国が共同
研究を進める高速炉実証炉「ASTRID(アストリッド)」について、
フランス側が開発計画を停止すると報じた。高コストの研究投資が疑問
視されたという。
 一方、フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)は30日、声明を
発表し、来年以降も研究を継続するため、改定した計画を年内に政府に
提案すると表明した。ただ「短・中期的に(アストリッドに当たる)
原子炉建設の計画はなく、今世紀後半以前に新世代の原子炉が実現する
見通しはもはやない」とも指摘し、計画は事実上中断となる可能性も
ありそうだ。
 ルモンドは「アストリッドは死んだ。資金やエネルギーをもうつぎ込
まない」とする関係者のコメントを伝えた。同紙によると、計画を調整
していた25人のチームは今春で活動を停止した。継続している一部の
研究は年末までの計画となっている。(後略)
 (8月31日朝刊3面より抜粋)
.. 2019年09月02日 10:41   No.1738001

++ 金子 通 (部長)…203回       
(たんぽぽ舎会員)

 ◆9/1柏崎で反原発団体集会−再稼働より再生エネルギーへの転換
  金子 勝(慶応大名誉教授)氏が講演

 県内外の反原発団体による集会が1日、柏崎市文化会館アルフォーレ
で開かれた。
 経済学者の金子勝・慶応大名誉教授が講演し、発電コストの面からも
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働より、再生可能エネルギーへの転換が
必要だと訴えた。
 新潟、長野、群馬の3県の15団体でつくる実行委員会が主催し、
約1100人が参加した。
 金子氏は7月の参院選新潟選挙区で野党系候補が勝利した要因につい
て、「県民には中越沖地震で柏崎刈羽原発が被災した記憶が残って
いる。原発事故が生活や県経済を壊すことへの不安がある」と
指摘した。
 同原発6,7号機の安全対策費が1兆円をこえるとの試算を基に、
原発が高コストの電源になっている状況を説明。
 「再稼働で事故の不安を抱え続けるより、再生可能エネルギーで小規
模分散型のエネルギー社会に転換しよう」と述べた。
 参加者は、再稼働反対や「ビジネスとして成立しない原発と決別すべ
きだ」とする集会宣言を採択。集会後は、再稼働反対を訴えて
デモ行進した。
(9月2日「新潟日報」より紙面のみでネット上に掲載なし)

.. 2019年09月03日 12:42   No.1738002
++ 金子 通 (部長)…204回       
(たんぽぽ舎会員)

 ◆避難住民の3割無職−新潟県検証分科会で報告

 原発の安全性を巡る県独自の「三つの検証」の一つで、東京電力福島
第一原発事故が福島県民の健康や生活に与えた影響を調べる「健康・
生活委員会」の生活分科会が2日、県庁で開かれた。
 委員が、事故から6年後の2017年に避難中か、避難を経験した原発
周辺住民を対象にした生活実態調査の結果を報告。働き手の中心となる
生産年齢人口(15〜64歳)の約3割が無職と、生活再建に苦しむ状況を
明らかにした。
 調査は福島大が2017年2,3月、福島第一原発が立地する双葉、大熊
両町など双葉郡の7町村で避難を余儀なくされた全世帯に調査票を郵送
して実施。
約1万件の回答があり、回収率は37.9%だった。委員で、当時、
福島大で調査に携わった丹波史紀・立命館大准教授が報告した。(中略)
 終了後、座長の松井克浩・新潟大教授は「復興から取り残されている
人も多いという重要な示唆があった。新潟県にも同じことが起こりえる
と再認識し、県民に伝えていく必要がある」と話した。
(9月3日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)

.. 2019年09月04日 09:27   No.1738003
++ 鎌田 慧 (小学校中学年)…16回       
あさこはうす
  「ここは天国だけど、むこうは地獄だね」…娘の厚子さん

                  (ルポライター)

 久しぶりに「あさこはうす」へ行った。青森県下北半島の先端、大間
崎にあるログハウスである。薄曇りだったが、津軽海峡のむこうに、
函館山がくっきり見えた。
あさこはうすは、故熊谷あさ子さんが、自分の畑に建てた原発拒否の
館である。彼女は死ぬまで畑を電源開発に売らなかった。
 「1基でいいのですから、ご協力を」と二代にわたって、電源開発
社長が畑に足を運んで説得に来たが、彼女は首を縦に振らなかった。
結局、原発の設計を変え、200m先に移動した。
 夫と太平洋側まで、魚を追って漁をしていたあさ子さんの持論は、
「海と畑があれば生きていける。海と畑がなくなれば、生きていけな
い」というシンプルなものだった。
 周りの土地は全て買収され、あさ子さんの畑へむかう細い道の両側は
フェンスで囲まれている。入口に小屋があってガードマンが四六時中
来客を監視している。
 用地の買収担当者による自作自演の強盗などもあった。気丈夫な娘の
厚子さんが、あさこはうすを守っている。ハーブを栽培し、犬やヤギと
一緒に暮らしている。
 「ここは天国だけど、むこうは地獄だね」と立ち腐れの原発に目を
むけた。
 9月16日。代々木公園「さようなら原発全国集会」。
 厚子さんはいつものように娘と参加して、出店で大間特産のコンブや
ワカメを販売する。
     (9月3日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)

.. 2019年09月04日 09:35   No.1738004
++ 金子 通 (部長)…205回       
(たんぽぽ舎会員)

 ◆安全な避難条件整わず−新潟県、原発「避難委」が中間報告案

 原発の安全性をめぐる県独自の「三つの検証」の一つで、原子力災害
時の避難方法に関する検証委員会(避難委員会)の会合が3日、新潟市
中央区で開かれた。
 東京電力柏崎刈羽原発の事故時に東電が事故情報を自治体などに伝え
る体制と、国による放射線モニタリング(監視)について「安全に避難
をする条件が整っていない」などと指摘する中間報告案を示した。

 避難委で個別テーマの中間報告案が出たのは初めて。関谷直也委員
長(東京大大学院准教授)が示し、大きな異論はなかった。

 中間報告案では所感として「(東電や国から)十分な説明を得ること
はできなかった」と批判。委員にすら説明が十分ではなく疑念が残ると
して「(事故の初期情報などが)適切に住民に伝わる担保がないことを
証明している」と厳しい意見を付けた。
 東電の情報伝達体制については、訓練を行っているにもかかわらず、
初歩的なミスが頻発している点を指摘。「何が改善されているのか不
明」「『訓練』そのものにも課題がある」と強調した。(中略)

 放射線監視についても、国の原子力規制委員会から避難委に対し、
十分な方針が伝えられなかったとして「県民・国民に対して放射線監視
情報がどのように公表されるのかが不明である」とまとめた。
 関谷氏は会合後の取材に、中間報告案を提示したことについて「福島
第一原発事故以降改善した点もあるが、いまだ不十分であるという認識
でまとめた」と話した。
(9月4日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)

.. 2019年09月05日 08:38   No.1738005
++ 茨城新聞 (社長)…251回       
沈殿槽「破損なく静か」現場の証言 肌も熱さは感じず
  JCO臨界事故20年 「肉声」 (3)

 〈臨界に立ち会ってしまった以上、退避しても命が助かることはない
のではないか、というあきらめの気持ちがあった〉
 東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)の事故で2000年
10月、水戸地検が作成した横川豊さん=業務上過失致死罪で有罪確定=
の供述調書。作業班副長として臨界発生後、放射線の恐怖を感じながら
も2度、現場を確認しに行った様子が語られている。(中略)
 〈沈殿槽などに異常は見られず、破損箇所はなく、煙や液が噴き出す
ような状況はなかった。静まりかえっていた〉(後略)
(8月31日朝刊27面より抜粋)

.. 2019年09月05日 08:46   No.1738006
++ 東京新聞 (社長)…2282回       
2018年度 内部留保7年連続最高の463兆円 利益 賃金反映遠く
専門家「増税で先行き不安視」

 財務省が2日に発表した2018年度の法人企業統計(金融・保険業を
除く)は、企業が蓄えた内部留保に当たる「利益剰余金」が前年度比
3.7%増の463兆1308億円と、7年連続で過去最高を更新した。
 一方、働く人たちの賃金は伸び悩み、企業の利益とは対照的だった。
専門家は、景気の不透明感から、もうけを賃金に振り向けない現状が
続くとみる。 (後略) (9月3日朝刊7面より抜粋)

.. 2019年09月05日 09:01   No.1738007
++ 黒木和也 (社長)…439回       
(宮崎県在住)

1.原発賠償金の上乗せ「違法だ」 新電力(グリーン・市民電力)が
  国を提訴へ
  9/4(水)7:45配信「朝日新聞デジタル」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190904-00000007-asahi-bus_all

2.「とても健康がしんぱいだ」除染作業のベトナム人技能実習生が
  受け入れ先企業提訴
  9/4(水)18:34配信「弁護士ドットコム」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190904-00010089-bengocom-soci

3.広瀬 隆「原発ゼロを実現するクリーンな石炭火力発電」
  2014年度原発の電力はゼロ%で自然エネルギーもゼロに等しい3.2%
  ガスと石炭と少々の水力発電で
  日本全土の電力をほとんどまかなったのだ
  9/4(水)16:00配信「AERA dot.」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190904-00000001-sasahi-int

.. 2019年09月06日 08:30   No.1738008
++ 金子 通 (部長)…206回       
(たんぽぽ舎会員)

 ◆柏崎市、「廃炉」の言質得たと判断 東電廃炉計画を大筋了承へ
  反対派は「再稼働後に廃炉を検討するのは後出しだ」などと主張
               (9月5日「新潟日報」より)

.. 2019年09月06日 08:46   No.1738009
++ 茨城新聞 (社長)…252回       
国内初、苦悩の末決断 住民避難「要請」拒む事例も
  JCO臨界事故20年 「肉声」 (4)

 1999年9月30日正午ごろ、当時東海村長だった村上達也さん(76)は、
出張先の栃木県内の飲食店で昼食を取っていた。助役からの一報
だった。「ジェー・シー・オーで臨界事故らしい。村に対策本部を
立てますか?」(中略)
 JCO関係者は避難し、高線量が継続−。これを理由に同3時、村は
350m圏内の約40世帯約120人に避難を呼び掛けた。(中略)
 同10時半、県が10キロ圏内の約31万人に屋内退避を要請した。(中略)
 村上さんは原子力界の体質を指摘する。「科学研究は批判があって
進歩するのに、原子力科学は批判が許されない。そこに危険性がある」
            (9月1日朝刊25面より抜粋)

.. 2019年09月06日 09:22   No.1738010


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