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■--たんぽぽ舎30周年のお祝い
++ のぐち英一郎 (幼稚園生)…2回          

感謝を活火山のあるかごしまから
 |  原発のない暮らしと社会の実現に向けて
 |  共感の広がりが増える運動を
 └──── (鹿児島市議会議員)

 たんぽぽ舎30歳おめでとうございます!
 特定重大事故等対処施設(リミットは来年3月17日)のない老朽原発
が2基もある南の土地で、いつも多くを学ばせていただき、その成果を
運動と市政の両方に反映させていただいております。

 1989年のたんぽぽ舎誕生の頃、イノシシ年(今年は年男)の私は18歳
でした。
 チェルノブイリの大事故で、その恐ろしさを意識するようになり大学
生になってから原発のない地域や社会を目指す運動に参加するように
なり、卒業してからも同世代は誰もいない中でコツコツと活動と発信を
重ねています。
 特に私は布施さんと柳田さんから多くの示唆を得ました。
 感謝の気持ちでいっぱいです。

 2010年の秋には、当時世界最大規模の3号機増設に立地地元ではゴー
サインが出てしまい、このままでは鹿児島がダメになるとの危機感を
持つ仲間で「天文館アトムズ」なる全く新しいグループを立ち上げて
サウンドデモなどにぎやかに共感の広がりが生まれるように動いて
きました。
 そうした厳しい状況下で2011年の3月11日の東電福島第一原発事故が
起こりました。あれから8年。

 来年は夏に鹿児島県知事と秋に薩摩川内市市長の選挙イヤーです、
その前の春には定数を大きく減らした鹿児島市議選も行われます。
 UPZ圏外の防災避難は未だに無策のまま鹿児島県の暮らしは続いて
います。おかみにあまり物を言わないと評されることの少なくない穏や
かで優しい南国かごしまですが、マスコミがアンケートを取れば原発に
反対する方はたくさんいるのです。
 これからも原発のない暮らしと社会の実現に向けてたんぽぽ舎に
学び、共感の広がりが増える運動のために言葉と行動をていねいに
重ねます。
.. 2019年08月09日 07:01   No.1724001

++ 柳田 真 (社長)…434回       
原発は危険!「特重ない原発」はさらにもっと危険!
 |  安全施設(特重)ができていない原発を動かしていいのか?
 |  安全施設ができるまでは動いている原発はすぐとめよ!
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

◎ 5月に大阪で開催された「再稼働阻止全国ネットワーク」全国会議
で「特重」(正式には「特定重大事故等対処施設」)について、全国のみん
なの力で、3回の全国行動をやろう⇒第1波−8月、第2波−11月、
第3波−2020年2月を決めました。
 東京では、8月21日(水)原子力規制委員会前(港区)と九州電力東京
支社前(千代田区)の2ヵ所でおこないます。

◎ 特定重大事故等対処施設=「特重施設」とは、新規制基準の策定に
根拠を持つ新たな「過酷事故対策施設」です。新規制基準の一番の
目玉です。
 この施設は私たちが要求したものではなく、原子力規制委員会が政府
事故調や国会事故調により指摘された課題を解決するために必要として、
各事業者に設置を義務づけたものです。
 これらを整備したら過酷事故の緩和策として機能するから、福島第一
原発からの放出放射能量の100分の1以下とされています。→(ただし、
これは机上の計算であり現実に実験でたしかめられたものでは
ありません)

◎ もともとは新規制基準の告示5年に完成していなければならない
ものでしたが、これを5年先送りしたのは、経産省や事業者の圧力に
屈したものです。
 5年間ゆう予=延長した原子力規制委員会は、大まちがいをした。
地震・津波・火山噴火は5年間まってくれない。あす発生するかもしれ
ないのですから。

◎「特重」は、テロ対策施設ではありません。テレビ・新聞の報道
では「特重はテロ対策施設」と書かれていますが誤りです。
  「特重」とは…その名の通り、「特定重大事故等対処施設」(11文字)
です。8年前の東電福島第一原発過酷事故の反省から原子力規制委員会
が設置を義務づけた。テロ対策も含むが、設置の経過と目的からいって
テロ対策施設ではありません。過酷事故等の対処施設=安全設備です。

◎「特重施設」では「使用済み核燃料プール」の安全は保障されないと
木原壯林さんの文章が指摘。

.. 2019年08月23日 08:12   No.1724002
++ 柳田 真 (社長)…435回       

◎〔専門業者の話〕「特重施設」は、1基約1000億円、工事期間4.5年
から5年間。



「特定重大事故等対処施設の完成遅れ 即時廃炉を改めて求める」
四国の電気は余っている
                   伊方原発をとめる会

 原子力規制委員会が4月24日、原発の「特定重大事故等対処施設
(特重施設、テロ対策施設とも呼ぱれる)」が期限までに完成しなけれ
ば、原発の運転停止を命じることを決めたとの報道があった。
伊方原発3号機の設置期限は2021年3月22日、工事は1年ほど遅れる
見通しなので、再来年3月には運転停止となる可能性がでてきた。
 特重施設は「新規制基準」で設置が義務づけられたもので、自然災害
やテロ行為などの緊急事態によって過酷事故が発生した場合の、放射性
物質の外部への放出を抑制するための非常用の注水設備や電源、フィル
ター付きベント設備、中央制御室が使用不能になった場合の第2制御室
の設置などが含まれる。

 当初の設置期限は「新規制基準」施行から5年の2018年7月であった
が、期限内の完成が難しいことから、本体設備の工事計画認可から5年
の猶予が与えられていた。
 本来なら、再稼働をする前に完成していなければ意味がないものを、
5年の猶予期限が与えられ、それも間に合わないから、さらなる猶予を
規制委員会に求めたが、はねつけられたということだ。

 特重施設を「テロ対策施設」とすることで、あたかも「テロ」への
特化対策との印象を与えて、過酷事故対策である点をあいまいにする
とともに、テロ対策を口実に、施設の内容に関する情報の多くが不開示
にされていることも問題だ。

 特重施設の完成まで過酷事故が起きない保証はない。住民の不安など
まったく考慮せず、安全対策を軽んじる四国電力の姿勢が露見した。
巨額な工事費用をつき込めば、それは利用者に跳ね返ってくる。
 原発を稼働させなくても四国の電気は余っている。
 いい機会である、四国電力には、一刻も早く原発からの撤退を求め
たい。 (「伊方原発をとめる会ニュース」8月12日 No29より抜粋)

.. 2019年08月23日 08:18   No.1724003
++ 木村俊雄 (幼稚園生)…2回       
「福島第一原発は津波の前に壊れた」
 |  「福島第一原発は地震が原因で壊れた=東電と原発推進派が
 | 一番隠したいことは『地震で壊れたこと』」
 └────  (元東京電力・原子炉設計管理担当)

 中見出し4つの紹介
  ・隠されていた重要データ
  ・燃料がドライアウト
  ・墓穴を掘った東電
  ・過去の話ではない

 結論の一部紹介

 「自然循環」停止の原因が、ジェットポンプ計測配管のような「極小
配管の破損」にあったとすれば、耐震対策は想像を絶するものと
なります。
 細い配管のすべてを解析して耐震対策を施す必要があり、膨大なコス
トがかかるからです。おそらく費用面から見て、現実的には、原発は
いっさい稼働できなくなるでしょう。
    (8月13日発売「文藝春秋」2019年9月号より抜粋)

.. 2019年08月23日 08:50   No.1724004
++ 木原壯林 (課長)…167回       
福井県知事から「老朽原発運転延長、使用済み核燃料の
 |  処理・保管などに関する公開質問状」への回答を得ました
 |  回答は国、原子力規制委、関電任せで県としての主体性なし
 | 「福島のような事故が若狭で起きたら?」の問いにも
 |  「仮定の話には答えられない」と逃げの回答
 └────  (若狭の原発を考える会)

2019年8/16発行「京都の金曜行動で配布したビラ」より大見出しのみ
 「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」
  取りまとめ;若狭の原発を考える会

.. 2019年08月23日 09:55   No.1724005
++ 木村雅英 (社長)…393回       
福島第一原発事故原因を誤魔化して原発を再稼働する
 |  東電・経産省・規制委
 | 「文芸春秋9月号」と「岩波科学8月号」が
 |  明らかにする地震原因
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その206
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

◎次をご覧いただきたい。
<“過去の話”ではない
 原発にはそもそも無理があるというのが、長年、現場経験を積んでき
た私の実感で、私は「反原発」です。しかし敢えて「原発維持」の立場
に立つとしましょう。その場合でも、事故を教訓に十分な安全基準を設
けることが最重要になるはずです。ところが安全基準づくりの根拠とな
るべき事故原因の究明すら、いまだなされていないのです。
 東電は「津波によってメルトダウンが起きた」という主張を繰り返し
ています。
 そして、その「津波」は、「想定外の規模」で原子力損害賠償法の
免責条件にあたるとしています。
 しかし「津波が想定外の規模だったかどうか」以前に、「津波」では
なく「地震動」で燃料破損していた可能性が極めて高いのです。
 しかも、私が分析したように、「自然循環」停止の原因が、ジェット
ポンプ計測配管のような「極小配管の破損」にあったとすれば、耐震
対策は想像を絶するものとなります。細い配管のすべてを解析して耐震
対策を施す必要があり、膨大なコストがかかるからです。おそらく費用
面から見て、現実的には、原発はいっさい稼働できなくなるでしょう。
 原発事故からすでに8年が経ちますが、この問題は、決して“過去の
話”ではありません。不十分な事故調査にもとづく不十分な安全基準
で、多くの原発が、今も稼働し続けているからです。>

 これは、「文芸春秋9月号」に掲載された元東京電力「炉心専門家」
である木村俊雄さんの「福島第一原発は津波の前に壊れた」の結びだ。
木村俊雄さんが、東電の「炉心流量」に関連する「過渡現象記録装置」
を分析して、以上を明らかにしている。

.. 2019年08月23日 11:09   No.1724006
++ 木村雅英 (社長)…394回       
◎ 一方、「岩波科学8月号」では、田中三彦さんが「積み残された
ままの原発事故原因・事故分析その(3)」で次のように書いている。
 <あの日から約8年が過ぎた。その間、東京電力のさまざまな弁解や
弁明によって議論のポイントがあちらこちらへと移ろってはきたが、
「全交流電源喪失は津波が原因か?」という、あの日(2011年7月
10日)伊東良徳弁護士が提起した基本的な問題は、いまもなお未解明、
未決定のままである。>
 そして、伊東弁護士の追及、国会事故調の分析、新潟県技術委員会
でのディスカッションを詳述して、これまでの東電の曖昧な対応を
糾弾している。

◎ 期せずして、文春と岩波で発表された別々の論者が、福島第一原発
の特定号機は津波来襲前に地震により炉心溶融(メルトダウン)が
起こった可能性が大であることを主張している。

 本シリーズで何度も述べてきた(その10、12、23、67,
103,111、156、194など)が、木村俊雄さんが<「安全
対策どころか、肝心の「事故原因」すら曖昧にされているのが現状
なのです。>と述べるように、今の原子力規制委員会の「新規制
基準」は砂上の楼閣なのだ。
 こんな状態で原発を稼働し続けることは絶対に許されない。

.. 2019年08月23日 11:16   No.1724007
++ 坂東喜久惠 (小学校中学年)…11回       
「特重施設」のない原発をすぐ止めろ!
 |  全国各地で声をあげよう!
 |  原子力規制委員会(六本木)と九州電力東京支社(有楽町)へ
 |  8/21第1波全国共同行動に参加して
 └────  (たんぽぽ舎)

◎ 「特定重大事故等対処施設」(特重施設)が完成するまでは、原子力
規制委員会は電力会社へ原発を停止するよう命令すべき。
 このことについて、原子力規制委員会と電力会社に対し全国で一斉に
抗議することになり、関東圏は8月21日(水)に実施しました。

 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
 共催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

◎ 昼12時から13時まで原子力規制庁・原子力規制委員会の入っている
ファーストビル(六本木)の前で抗議行動と申入れ。15時からは九州電力
東京支社(有楽町駅前)です。
 規制委員会抗議の参加者は50名弱、コールやアピールがあり、玄関前
に出てきた規制委員会の担当者に、主催者他各団体の申し入れを行い
ました。
 今回の抗議行動は、韓国のTVメディアがしっかりビデオ取材して
いきました。

◎ 毎週水曜日は、原子力規制委員会の会議が開かれるので、六本木の
ファーストビル前での抗議行動が続いています。
 定例の日は抗議参加者が10名に満たない時もあり、邪魔しに来る人
たちも少ないそうですが、この日はこちらに合わせ「あちらも」5名
くらいで多めでした。
 ファーストビルの回りはマンションも多く高級住宅地?住民の方の
苦情もありスピーカーの音も小さめ。互いに地声でアピールと
なりました。

.. 2019年08月23日 12:00   No.1724008
++ 浜島高治 (大学生)…92回       
福島第一原発は津波の前に、地震の直後に壊れた
 |  「文芸春秋」最新9月号の『福島第一原発は津波の前に壊れた−
 | 元東京電力「炉心専門家」が決意の告発』の解説
 └────  (神奈川県在住)

◎著者の木村俊雄さんは、東電学園出身ながら武藤社長に認められた
炉心運転管理専門。

・あの日、津波が来る前の地震直後=1分40秒後に、炉心圧力容器の水
の流れが止まりました。国会正門前で紹介された方は、水そのものが
無くなったと誤解されていました。
 原子炉の大量の水が1分40秒で無くなるのは不可能。水の流れはすぐ
に止まります。

・水の流れが止まると、水に含まれる空気が泡になって燃料棒を包みま
す。冷やされなくなるので破滅です(ドライアウト)。

・本記事の前に、「岩波・科学」2013年11月号1223-1230ページに、『地
震動による福島第一1号機の配管漏えいを考える』を投稿されて、経緯
を記されています。
 今回の「文春」記事は、福島県田村市の住民訴訟で3月と5月に証言
されたという事情があります。
 そして、最も基本の大切なことを、我々自身が忘れさせられていたと
いうことです。

◎「科学」から「これまでの経緯」引用:
 筆者(木村俊雄さん)は、2013年7月10日付で東京電力に対して、公開
質問書を提出した。その結果、7月17日付東京電力より書面で東京電力
が必要と判断したもののみデータを公開するという内容の回答があった
(詳細は本誌9月号P957以降参照)。
 その後も東京電力定例会見の都度、朝日新聞木村英昭記者や木野龍逸
氏らが過渡現象記録装置データの全公開のために尽力してくれた。

 その結果、東京電力は8月になり過渡現象記録装置の全データを希望
者に公開するという対応に変わり、今回新しく加わったデータを使用
し、考察するに至った。
・「科学」と「文春9月号」のグラフは、木村さんが数字の羅列から
プロットされたものです。まさに当事者でないとできないことです。
国会事故調など4つの委員会でも見過ごされました。

.. 2019年08月23日 12:59   No.1724009
++ 浜島高治 (大学生)…93回       
 1時間当たり1万8千トン=1分間当たり300リットルの流れが、
地震の1分30秒後にマイナスに落ち、ゼロになりました。
・運転停止しても自然循環10%弱流量が残存する筈だが無し。異常現象
の原因は、原子炉圧力容器につながる配管破損による冷却材漏洩以外に
考えられない。

 GEが日本で原発をつくり始めた頃のGEの現場責任者だった菊池
洋一さんは、著書でも、たんぽぽ舎における講演でも、圧力容器の外側
にぶら下っている配管とポンプの危うさを指摘されていた:「事故の夢
を毎日のように見た。圧力容器につながる配管がギロチン破断し、格納
容器内で暴れ回る。現場では『たこ踊り』と言っていた」。

 東海第二原発も同じで危険。柏崎刈羽原発の6.7号機のABWRで
は、それらが外にぶら下がらないで圧力容器と一体化している。

.. 2019年08月23日 13:08   No.1724010


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