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・被災で危険なだけでなく経済性もない | 原電の卸売電気料金単価がいかに高いか… | 利益なしでも17.6円程度 | (LNG火力9.2〜13.7円、電力卸売市場の平均単価9.7円) | 日本原電の電気を買った会社(つまり東電)も共倒れ └──── (たんぽぽ舎副代表)
とにかく異常である。 誰もが分かっているのに誰もが問い質さず、誰もが不合理と思って いるのに、それが前提となって物事が進む。 こんなこと、今は枚挙に暇がないので、一体何のことを言っているの か、何でも当てはめられる現代なのが恐ろしいが、この際は「東海第二 原発の再稼働をめぐる経済性と東電との関係」である。
◎東京電力は原発に幾ら費用を掛けるつもりか (柏崎刈羽原発工事費用は6800億円)
東電の電力単価は、電気料金の契約書などから、一般家庭の小売料金 は概ね25円前後となる。(月間360kWhとして計算すれば24.51円)。 ただし500kWh以上の大口はkWhあたり17円前後(基本料金を除く) となる。 つまり、東電が利益を出しながら「低廉な」電気を売り続けるには、 平均価格は15円ほどが最低線ということになる。新電力や他の電力会社 との競争を考えれば、大口はもっと下げることになるかも知れない。 有価証券報告書の2018年度からは、もっと厳しい現実が見えてくる。 年間で売り上げた電力量は2303億kWhで、前年比マイナス4.2% 減、100億kWhも減っている。電力自由化の影響である。
.. 2019年07月31日 08:12 No.1715001
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