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◎ 本来の被ばく対応手順は、避難所等でGMという簡易測定法で体表面 汚染を測定、次の測定に進む基準は汚染密度40Bq/平方cmである。40Bq/平 方cmはGMで13,000cpmに当たる。1993年の「緊急時医療の知識」(科学技 術庁)によると「40Bq/平方cmなら甲状腺内部被ばく100mSvになりうる」と あります。 実際は13,000cpmの人がたくさんいることが分かったので、放医研は3月 17日に対応手順を変更、基準を100,000cpmに変更し、さらに「100,000cpm の汚染があっても0.17mSv」という文書を福島県向けに作成しました。 本来の基準では「13,000cpmで100mSvになりうる」ということが全く隠蔽 されたわけです。
◎ また13,000cpmを超える人が多数だったのですから、多数の人々に甲状 腺被ばくの恐れがあったわけです。 しかし、それでも正確な甲状腺被ばく測定をしなかったのです。 本来は、1080人だけでなく、もっと多くの人数を測定をすべきであり、 30q圏外のみならず各地でやるべきであったものを、3月末で打ち切りま した。 放射性ヨウ素の測定ができるときにおこなわず、4月上旬に「健康上問 題ない」という文書を作成しました。 そして、4月26日には放医研の明石氏が「疫学調査不要」と発表し、そ の後出された反対意見を抑え込んで今日に至っています。 そして、推計甲状腺吸収線量はチェルノブイリ原発事故に比べて低いか ら、本格検査(2巡目)に発見された甲状腺がんと放射線被ばくの間の関 連は認められないと嘘をついています。
.. 2019年07月26日 09:07 No.1710005
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