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■--加藤紘一氏宅放火事件
++ たんぽぽ舎 (幼稚園生)…4回          

  私たちは「言論封じ」のあらゆる政治テロを許さない

 六十一回目の終戦記念日となった八月十五日夕刻、元自民党幹事長加藤紘一氏の山形県鶴岡市にある実家と事務所が全焼した。
敷地内で腹部を切って倒れている男が発見され、男は東京都内の右翼団体幹部であることが判明した。簡易鑑定では、火の気がなかったとされる実家一階奥の寝室で金属製の缶二個が見つかり、周辺からは油類が検出された。状況はこの男の放火であることを示している。
確保された男は一命をとりとめたが取り調べに応じられない状態で、真相はなお多くの点で捜査の解明をまたなければならない。
 十五日早朝、小泉首相はA級戦犯が合祀される靖国神社に参拝した。中国、韓国などアジア諸国からの非難、国内では賛否両論のなかでの強行だった。加藤氏は自民党内で首相の靖国参拝に疑問を呈し、メディアでも「参拝するべきではない」と批判を繰り返していた。男の所属する右翼団体は、過去にも天皇訪中に関連し宮沢首相(当時)の私邸前で割腹自殺未遂事件を起こしている。
 この放火は加藤氏の言動を敵視する者による、まぎれもない「言論封じ」の政治テロである。

 近年、右翼は靖国問題をめぐる活動を活発化させている。
 昨年は小林陽太郎富士ゼロックス会長宅に銃弾が郵送され、今年一月には自宅玄関前に火炎瓶が置かれた。今年七月には日経新聞東京本社に火炎瓶様のものが投げ込まれた。小林会長は「新日中友好21世紀委員会」座長として、昨年から小泉首相の靖国参拝を批判していた。日経新聞は靖国参拝の是非をめぐる論議を呼んだ「昭和天皇発言」の富田メモを入手、スクープしていた。
 事件とこれらの関連性は、実行犯が真意を明らかにすることをしないため、推測の域を出ない。
 だから卑劣なのだ。実行犯は語らなくとも、目的は達せられている。事件は自由な発言への恐喝、脅しであり、言論の自由への封じ込めに結果することだけが明白だからだ。自由な発言が守られなくて民主主義はない。民主主義にとって、政治テロはけっして許されてはならない敵である。

 私たちは、こうした「言論封じ」を目的とした卑劣な政治テロを断じて許さない。
戦後だけでも、わが国で右翼によるテロはこれまで絶えることがなかった。昭和三十五年、浅沼社会党委員長刺殺事件。三十六年、嶋中中央公論社社長宅殺人事件。放火事件では三十八年の河野建設相宅放火事件があった…。
 今一度思い起こそう。戦前、政治家が次々とテロに倒れ、気づいた時すでに政党政治は形骸化し、戦争へと真っ直ぐに進む道だけが残されていたことを。
 加藤氏は「政治家である以上、どんな状況でも今後も発言していく」とテロに屈しない決意を語っている。しかし、政治テロとの闘いをひとり被害当事者だけに委ねてはならない。民主主義が脅威にさらされている。

勇気の結束を示すため、私たち一人ひとりが声をあげよう。
私たちは「言論封じ」のどのような政治テロも許さない!
.. 2006年08月31日 15:40   No.17001

++ たんぽぽ舎 (小学校低学年)…5回       
共同アピール・加藤紘一氏宅放火事件、私たちは「言論封じ」のあらゆるテロを許さない

 〜9月5日に呼びかけ人が記者会見、
  賛同人1週間で800人を超える!

 〜呼びかけに応え、それぞれが「言論の自由を守る」
  取り組みを進めよう!

◆記者会見を行いました
 9月5日(火)午後、弁護士会館会議室において、共同アピールの発表会見を行いました。呼びかけ人は5日現在で13人に増え、そのうち7人が出席しました。また、賛同者は発表時に802人になりました。(その後も増えています。)
 会見の冒頭、今回の運動の「事務方」を担当している白石(プライバシー・アクション代表)が、運動の経過および目的について説明、次いで7人の呼びかけ人がひと言ずつ発言しました。(発言順)斎藤貴男(ジャーナリスト)、きくちゆみ(グローバルピースキャンペーン発起人)、佐高信(評論家)、石坂啓(漫画家)、西川重則(平和遺族会全国連絡会代表)、小倉利丸(ピープルズ・プラン研究所共同
代表)、内田雅敏(平和の灯を!ヤスクニの闇へ、キャンドル行動実行委員会事務局長・弁護士)の皆さんです。
 発言の内容については、改めて報告しますが、きくちゆみさんのサイトで会見の録音を聞くことができます。
◆今後について
 運動はこれからです。共同アピールの趣旨、内容を受けとめていただきましたら、今度は皆さんがご自分の地域などで言論封じのテロに抗議し、言論の自由を守る取り組みを始めてください。
 今回の取り組みは、個人が発案し、そして個人有志が「事務方」を担いましたが、これ以上大きな運動を創りだすだけの力は持ち合わせていません。ただし、もっと多くの個人が、そしてグループが力を合わせて何かを始めよう、ということを願っています。また、私どももその意思を持っています。
◆賛同人について
 インターネットを通じて広がった運動ですから、最初に発信した段階から広範に転送されているようです。したがって、賛同のご意思を表明される方はこれからも多くいらっしゃると思います。そこで、今後2週間程度、賛同をお受けする予定です。最終的には9月20日に集約し、発表することにします。

.. 2006年09月12日 08:54   No.17002


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