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■--アジアの安定に大きな役割2
++ 仲條拓躬 (社長)…344回          

第二次世界大戦前、石油が石炭に代わって戦略物資となっていきました。そのことを示す象徴的な言葉は、「石油の一滴は血の一滴」というものでした。この言葉を新聞で読んだ日本人は、今や石油が一国の命運を握るほどの存在となっているのを確信しました。欧州戦争で連合国側と中央同盟国側の双方が使った石油の8割がアメリカの石油です。

つまりこの戦争はアメリカの石油によって戦った戦争と言えます。そしてアメリカは石油の輸出によって急速に経済力をつけたのです。世界一の産油国であるアメリカはさらなる強国となっていきました。アメリカ合衆国の侵略を防ぐには満州合衆国が不可欠となっていきます。だが、満州国は生まれ、消え去りました。

四千年にも及ぶ中国の治乱興亡の歴史からすれば、13年5ヶ月余の歳月などほんの一瞬の光芒に過ぎないでしょうが、しかし、歴史の重さは時の長さによって測ることは出来ないと思います。歴史の重さとして感じること、それは、そこに生きた人々の愛憎の総量としてしか測れないような気がします。

今は高齢である当時の同志は、満州の地に民族協和する理想国家を建設しようと情熱を燃やして満州国に馳せ参じ、国づくりに精魂を傾けたのは事実です。「民族協和」これをなくしては、世界の恒久平和は有りえないと信じます。その意味でも、満州建国の理想は永く生き続けていくのだと思います。

満州国が掲げた民族協和をもって今後の世界平和を達成するための基礎となりうるものと主張する論者は少なくありません。我々が活動している石原莞爾平和思想研究会同志もその一団です。今なお世界各地で民族紛争が絶えず、日々流血の事態のニュースに接するにつれ、民族が協和する事の必要性はいっそう痛感させられます。

なぜ、民族が違う事がそれほどまでに憎しみの感情を生むのでしょうか。ベルサイユ講和会議で日本国は白人世界に向けて人種差別反対と叫びました。だが、日本が提案した人種平等宣言が受け入れられる余地がなかったのです。人種問題というのは、あの時代の日本にとって国際秩序の重要問題です。
.. 2019年06月03日 10:57   No.1674001

++ 仲條拓躬 (社長)…345回       
この時の無念さは『昭和天皇独白録』の冒頭に、大東亜戦争の遠因として、「日本の主張した人種平等案は列国の容認する処とならず、黄白の差別感は依然残存し」と書かれています。それがアメリカでは排日移民法などに繋がり日本人は大切にしていた土地を取り上げられ差別を受けて辛い仕打ちを食らうのです。

日本が必死で白人支配からアジアを救おうと参画すれば帝国主義国家を中心とする外交の圧力がかかり欧米列強の都合で石油を止められるのです。だが、それでも日本国は人種差別や平和主義を唱えましたが、イギリスやフランスといった列強は自分たちが保持していた植民地は全部保全しています。

広大な土地隣国・中国の内乱ばかりしている不安定な情勢は日本にとっては座視できないものでした。なぜなら、それがロシアをはじめとする列強の植民地支配を誘発し、ひいてはアジアの存亡にも関わる脅威となっていくからです。

富国のため日本も中国に経済進出し、勢力を扶植しなければならなかったのは、そのためで、少なくとも石原莞爾は日本と中国の安定、日中の平和的提携関係を求め続けたのは歴史の真実なのです。この歴史の真実をマインドコントロールされた日本人の呪縛を解く為に語り継がれて欲しいのです。

その想いは、今日、満州国を生き抜いた方が亡くなられているのでいよいよ深いのです。満州国の生んだ民族協和という理念を直ちに繋げなくてはならないと言うのは祖先を敬う我々の責務ではないでしょうか。北朝鮮とアメリカの暴走も止まらずその狭間に立たされている日本国の舵取りは子供たちの未来に直結する大切な問題です。

正しい歴史を知らない限り過去の悲劇は何度でも繰り返されます。一刻も早く歪曲された歴史を正し、事実を見つめなおし、日本が何をなすべきかを考えなければなりません。石油禁止すれば戦争に直結するのは過去の日本国の歴史を振り返ればわかる事でしょう。日本に仮に戦火が起こるとしたら、米国の先制攻撃によって介入戦争が起こった時でしょう。

.. 2019年06月03日 11:04   No.1674002
++ 仲條拓躬 (社長)…346回       
それが日本に及ぶと言うのがもっとも可能性の高いものです。国連はアメリカの言うとおり兵士を派遣いたしません。そうなると米国の呼びかけに賛同できる国だけということになります。現在の政権が通そうとしている法案はまさに危ない選択となることでしょう。この火種をなくす事は、日本の恒久平和とアジアの安定に大きな役割を果たすと思います。
.. 2019年06月03日 11:10   No.1674003
++ タク (社長)…866回       
EUの流れと悩み

欧州連合(EU)は、イギリスを除く27加盟国の非公式首脳会議をルーマニア・シビウで開き、イギリスの離脱後も結束を保つことなどうたった「シビウ宣言」を採択しました。今後5年で優先すべき課題も議論しました。欧州議会選挙とその後のEU次期体制への移行を見据えて、安定と繁栄の基盤としてEUが向かう進路を示すのが狙いです。

EUは過去約10年、経済危機や移民・難民問題に見舞われ、加盟国間の対立が露呈しました。EUに懐疑的なポピュリズム(大衆迎合主義)勢力の勢いは収まらず、一国主義を強めるアメリカが中国との対立を深める国際社会の中で、いかに欧州の利益を保護するかも大きな課題となっています。

EU発足当時は加盟国もどんどん増えました。後から加盟した国はエストニア、キプロス、スロバキア、スロベニア、チェコ、ハンガリー、ポーランド、マルタ、ラトビア、リトアニアで、EU拡大で人口が7500万人増えました。これに伴い加盟国は、自国の法律にEUの環境法の規定を取り入れることになるのです。

後から加盟した国にとっての大きな課題は、各々の国民の生活を充実させながら、国内の天然資源を維持しなければならないことでしょう。国際自然保護連合(IUCN)が、EU拡大誕生を機に、生物多様性を評価する準備を進めました。 後から加盟した国の面積は15か国の23%にすぎません。

ですが、保護の対象とすべき区域で考えると、かなりの部分を占めることになります。ヨーロッパ全体で保護の対象となっている生物は780種もあがっています。EUの拡大を環境面から見ると、様々な問題が表れるでしょう。 後から加盟した国がインフラの整備を進めると、生物多様性が小さくなる事です。

ヨーロッパの海岸線は赤道に匹敵する程の長さがあるのに、適切な海洋保護政策がありません。バルト海の生物は9割が汚染され生き物に悪い影響を受けているので、沿岸の8か国が強い規制の必要性を確認しあう事が大切です。地中海沿岸の3国も漁業資源を保護するため、同じ課題に直面しているのです。

.. 2019年06月03日 11:17   No.1674004
++ タク (社長)…867回       
東ヨーロッパの淡水魚もここ10年の間に3分の1に減ってしまっています。森林保護の問題が大きいことはいうまでもありません。旧来の農業を守るために補助金を拠出すると、かえって大規模農業を増やしてしまうのではないかという悩みもあるようです。
.. 2019年06月03日 11:25   No.1674005
++ タク (社長)…868回       
子どもの頃に読んだ本

「一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます。」 ヨハネの福音書12章24節

私は子どもの頃に、作家三浦綾子氏が書かれた「塩狩峠」を読んでしまって心に深く重いものを感じた記憶があります。今でも鮮明に思い起こせます。この物語は、明治42年2月28日、北海道の旭川から北へ約30Kmの地点にある塩狩峠という所で起こった実話をもとに書かれています。

汽車がちょうどこの峠の頂上に近づいていた時、連結されていた最後尾の客車の連結が外れてしまい、その客車だけがもといた方へ峠を下り始めてしまうのです。それに気づいた結婚を控えていたクリスチャン青年がその客車に備え付けてあるハンドブレーキを操作して客車を止めようと試みるのですが、思うようにブレーキがききません。

このままでいけば、客車が転覆してしまうという時、その青年は自らの体を線路に投げ出し、客車は止まったのです。その青年は命を落としましたが、そのことによって、その客車に乗っていた人たちは、みな助かったのでした。

このような出来事を思う時、イエス・キリストも命をかけて人々を救いました。気づいていないかもしれませんが、現在、世界の人々の置かれている立場は非常に危険な状態です。だが、イエス・キリストは我々のために犠牲になり、我々の命は救われました。そして、実を結び始めているのです。

.. 2019年06月04日 08:55   No.1674006
++ 浅野健一 (小学校高学年)…24回       
天皇夫妻に敬語を乱発、天皇制廃止論を伝えないメディア
 |  皇室が「社会的弱者や環境を守る存在だ」という世論操作
 |  「メディア改革」第3回
 └──── (アカデミックジャーナリスト)

 「たんぽぽ舎」の連載も3回目になった。東京新聞・特報面の鎌田慧
さんのようなコラムをという期待のメールもいただいた。
 鎌田さんは私が最も尊敬するジャーナリストだ。最近始まった前川
喜平さんの東京新聞のコラムも秀逸だ。私も頑張って書いていきたい。

◎ 6月2日、NHKテレビで、愛知県尾張旭市で開かれ全国植樹祭の
式典の中継を見た。衆院議長、県知事らは天皇夫妻に最大級の敬語を
乱発し、改元後初の夫妻の地方訪問を強調する挨拶を行った。
 天皇は「健全な森林は大地や海を育み、地球温暖化防止や生物多様性
保全にも大切な役割を果たしている」などと話した。

◎ NHKは、植樹祭の式典での天皇の「おことば」は11年ぶりだと
強調した。
 式典で天皇の植樹の手伝いをした中学3年の女子生徒は「こちらの
目を見て話をされ優しい方だと思った」と話し、皇后の手伝いをした
小学6年生の女の子は「皇后さまは優しくてすてきな方で、話ができて
うれしかった」と話した。
 NHKは6月1日夜、夫妻が宿泊したホテルで、ちょうちんを手に
集まった人たちが万歳三唱をする中、17階の部屋から「上下左右に
ちょうちんを振ってこたえられました」と報じた。
 アジア太平洋戦争の最中の風景だ。
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190601/k10011937841000.html

.. 2019年06月05日 11:11   No.1674007
++ 浅野健一 (小学校高学年)…25回       
◎ 民放各局も天皇夫妻の車が通る県道沿いに集まった市民を映し、
「足ががくがく震えた」「感動した。ほかに何もことばが浮かばない」
「新しい時代の始まりに貴重な機会をいただけた」などという声を
伝えた。
 女子児童たちは「お目にかかるのが人生に一度きりかもしれない」
「雅子さまがとてもきれいでした」と話し、高齢者が「令和の時代が
とても平和に進むような気がします。お元気に活躍されますことを
祈っています」と言う声を流した。
 30代の女性は「トランプ大統領が来たときの様子を見て、英語力が
すごいなと思いました。どんどん活躍していただきたい」と話した。

◎ 愛知県内には天皇制に反対する市民は一人もいないかのようだ。
 皇室が社会的弱者や環境を守る存在だという世論操作だ。
 民主主義に反する天皇制は差別、偏見を生み出す制度だ。雅子皇后は
外務省幹部の父親が「お国のために差し出した」結婚で皇室に入った。
 離婚したくても家裁には行けない皇族になった。男子を産めという
圧力でメンタルを患った。皇族には基本的人権がない。

◎ 今年3月末から連日のように報道される新元号発表、天皇代替わり
の大本営発表報道は日本のジャーナリズムを死に至らしめている。
 私のブログ記事を読んでほしいが、天皇制、元号に異議を唱える声を
無視した偏向報道だ。
こちら

 前天皇の即位の儀式である国家神道(皇室祭祀)の「剣璽等承継(けんじ
とうしょうけい)の儀」「即位後朝見の儀」が国事行為として強行
された。憲法違反だ。
 NHKは一連の退位の儀式を報じる中で、「皇室の祖先の『天照
大神』がまつられる伊勢神宮の内宮」(4月18日)と報道した。
 公共放送が、神話を史実と捏造して伝えている。
 テレビ、新聞などのキシャクラブメディア(日本にしかない「記者
クラブ」は1930年代に設立された)は、各社の世論調査で4〜7%ある
「天皇制反対」の声を一字、一秒も伝えない。

.. 2019年06月05日 11:19   No.1674008
++ 浅野健一 (小学校高学年)…26回       
◎ 接待旅行で来日したトランプ大統領には、大相撲観戦で「レイワ・
ワン」と言わせ、宴会では新元号を称賛させた。亡国接待の裏で、日本
の農業を破壊する貿易交渉が進行している。
 5月27日の米国CNNは「トランプ大統領が日本と中国に貿易で
バトル」というタイトルで報じていた。英国BBCも貿易問題では
「米国は日本・中国とバトル」と伝えた。
 「日刊ゲンダイ」から26日夜、取材があり、27日に私のコメントが
出た。「これぞ大本営発表の典型」などと私は指摘した。
 こちらをご覧下さい。
 こちら

.. 2019年06月05日 11:28   No.1674009
++ 島村英紀 (社長)…463回       
人間の作り出した「フロン」がオゾン層を破壊する…
 |  中国東北部から著しい放出
 |  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その299
 └──── (地球物理学者)

 ようやく止まりかけていたオゾンホールの拡大が、思ったよりも遅く
なりそうだ。中国のせいである可能性が強い。
 オゾンは、もともと総量が空気の0.03%しかない気体だ。地球上空で
薄いベールのように地球を覆っている。このオゾン層が太陽から来る
紫外線をさえぎってDNAを壊さないおかげで、人間やすべての生物が
暮らせているのだ。

 地球上に生命が生まれたのは35億年前だが、多くの期間は海中でしか
暮らせなかった。海中ならば紫外線が入り込めないからだ。オゾンが
ゆっくり増えてきて、ようやく生物が陸上に住めるようになったのは
4億年前にすぎなかった。

 南極上空にあるオゾンに穴があいていて「オゾンホール」が出来て
いるのが発見されたのは1980年代になってからだった。日本と英国の
南極観測隊が別々に見つけた。それ以来オゾンホールは拡大し続けて、
いまや南極大陸の面積の2倍にもなっている。穴があかないまでも、
全地球でオゾンが減少している。
 じつは、このオゾンの減少は人間のせいだ。「フロン」を大量に
使い、そのフロンが上空のオゾンを壊してしまったのだ。

 もともと地球にはなかった「フロン」を発明したのは人類だ。冷蔵庫
やカーエアコンの冷媒や、ヘヤースプレーなどのスプレーに広く
使われたほか、発泡剤として建材やクッションにも使われた。使われた
あとフロンが上空に上がっていってオゾンを壊していた。

 このことが分かって世界中が慌てた。1987年に「モントリオール
議定書」を作って、オゾン層を破壊する恐れのある化学物質を禁止した。
 オゾンが減ることで、人間だけではない。陸上のあらゆる生物の
DNAが壊れてしまって危険に瀕する可能性がある。

.. 2019年06月05日 11:36   No.1674010
++ 島村英紀 (社長)…464回       
 この議定書は各国を縛る。その代わりとして代替ガスが使われる。
それゆえ、オゾンホールの拡大は2060年代までに止まる見通しだった。
 ところが昨年くらいから、どうもへんなのだ。オゾンの減少が思った
よりも多くて、どこかで、大量のフロンを作って使っているに違い
ない、という疑いが強まっていた。

 世界中に環境の観測点がある。そのうち沖縄・波照間(はてるま)
島と韓国・済州島の観測点での記録の解析から、中国の東北部でフロン
の放出が著しいことがわかった。ちなみに波照間島は日本最南端の
有人島である。
 フロンは代替ガスよりも安価だし、冷媒や発泡剤に使ったときの
能力もずっと高い。このため、隠れて使っている向きがあるに違いない。

 このフロンがどこで製造されたのか、そしてどのように使われたのか
は分からない。中国では表向きはフロン禁止だが、中国国内のほかの
地域で製造されたり、他の国で製造されたものが中国に運び込まれ、
断熱材をつくる工場などで放出された可能性もないわけではない。
 かつて地球になかったものが発明されたのはフロンだけではない。
便利さや安価と引き替えに地球に危機をもたらしているものは多い。

.. 2019年06月05日 11:53   No.1674011


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