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原発を推進したい政治家や経済人にはぜひ福島県に住んで | 大熊町にある原発で働いてほしい └──── (福島県大熊町町議)
今日、私がいわき市に借りていますアパートの近くで大熊町の方にお会 いしました。 短い時間でしたが、今私達、原発避難者が置かれている問題が凝縮され ていました。 彼女のお連れ合いの方は、震災そして原発事故により避難を余儀なく され何も出来ず8年が経ち心も体も疲れ果て鬱病を発症、更に高血圧そし て糖尿病と次々と病を併発し現在介護認定を受け介護センターに週何度か 通っています。 彼は大熊町に住んでいた時はお店を構えて朝から晩まで料理を作ること に没頭していました。
元々大熊町出身では有りませんでしたが、大熊町に来て愛する方に出会 い結婚をして子供に恵まれ、お金に余裕は有りませんでしたがそれでも夢 があって好きな料理を仕事として毎日ひたすら働き、今思えば楽しかった と話されていました。 世間一般の人達と同じく喧嘩もしたし睡眠不足にもなったりしたけれど 働いた。 嫌今と比べたら働けた。好きな料理を作るということを仕事にして。 しかし今は何にも出来ない。人に料理を作って食べてもらう事が私達 の幸せでした。
今、大熊町の大川原地区は新しい役場を作り復興、復興と騒いでいる けれど大熊町にとってはほんの一部で、大熊町の全体の1割です。 殆どは帰還困難区域で、山に囲まれているのにも関わらず山は除染を しない。 山は除染なんか出来るとは思ってはいないけれど、山々を除染しなけ れば帰れない。
震災前からの囲いの木や草花は除染はしないで、土壌を上部だけ ちょっと削って少しひっくり返しをして除染は終了しました、さあ 帰りなさい。なんて他人事なんだ。 原発だってまだまだ廃炉なんてずっと先の話でしょう。 廃炉と言っても成功出来るかどうかわからないし怖いです。
.. 2019年05月16日 07:50 No.1660001
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