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大東亜戦争が終戦となったのは、1945年8月15日です。75歳以下の方は戦争の経験を語ることができないでしょう。2017年現在では、日本の人口の中の70歳以上の方が占める割合は約20%です。2千5百万の方々が戦争を経験していた計算になります。その中で戦争体験を記憶にとどめられている方は何人になるのであろうか。
日本にとっての戦争と言えば、1945年に終戦を迎えた大東亜戦争が最後ですが、その後、世界はさまざまな戦火につつまれました。そして東西冷戦が崩壊した1990年代以降、そして911を契機とする21世紀になって、戦争のあり方は大きく変化しました。
令和の時代を迎え戦争を体験された方の多くが鬼籍に入られた今、微力ながらもいかにして恒久平和を実現するかを模索してきた我が石原莞爾平和思想研究会の存在意義と役割が重要なものとなってくると確信いたしております。昭和から平成、そして令和へと世界の人々の意識は少しずつですが確実にそして大きく変化してきています。
「テロに屈するな」に同調することになれば、自衛隊派遣も堂々と日米同盟の下に中東に送られることになるでしょう。現在大きな問題になっている、安倍政権による「憲法9条問題」「集団的自衛権の行使容認」「PKO」これらは全て米国から指示されたレポート内容になっています。当然ながら日本の国益を前提にしていないのです。
終戦後アメリカから見た日本国を書いた本があります。その本には「占領が終わらなければ、日本人は、この本を日本語で読むことはできない」と書かれています。以下の文章は『アメリカの鏡・日本』ヘレン・ミアーズが書いた本の冒頭に書かれているものです。この本は1995年、終戦50年目の年にやっと、日本語に翻訳され、出版されたのです。
マッカーサーは、自分が禁止した本の日本語の出版が、占領終了後、このように長い年月を必要とすることを想像したであろうか。本の著書、ヘレン・ミアーズは終戦の翌年、東京のGHQ(連合国最高司令官総司令部)労働局諮問委員会の11人のメンバーの1人として来日し、日本の労働組合法等、労働法の策定に参加しました。
.. 2019年05月05日 15:07 No.1654001
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