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全17原発に検査不正製品 ケーブル、蓄電池 重要機器にも使用 複数大手メーカー納入
電線大手フジクラや日立化成などの製品で発覚した一連の検査不正 問題で、東京電力福島第一原発を含む国内にある全17原発に、これらの メーカーから必要な検査をしなかったケーブルや蓄電池などが納入され、 重要度の高い機器でも多く使われていたことが26日、電力10社や原子力 規制委員会への取材で分かった。10社は納入状況を順次公表しているが、 全原発に不正検査品が納入されていたことが判明するのは初めて。 10社は問題の製品の一部を交換し、それ以外は性能試験や点検などで 影響がないことを確認でき、使用を継続するとしている。 ただ、無数の機器で制御される原発は、小さな部品や機器の不調が 事故を招きかねず、機能が十分に働かなければ緊急時の対応が遅れる 恐れもある。電力会社による調達や管理の難しさが浮き彫りとなった。 17原発は、建設中の電源開発大間(青森県)と東電東通(青森県)を 除く国内の全原発。検査不正を巡っては、2017年10月に神戸製鋼所が データ改ざんを公表後、複数企業で相次いだ。(後略) (4月27日「朝刊6面」より抜粋)
.. 2019年04月29日 06:45 No.1652002
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