|
九州電力、四国電力、関西電力の見通しの甘さ 規制委員会は停止命令を出すべきだ 規制基準不適合の5原発9基は停止せよ (川内1.2号、玄海3.4号、高浜3.4号、大飯3.4号、 | 伊方3号) └──── (たんぽぽ舎副代表)
新規制基準では、航空機衝突やテロ攻撃に対処するために「特定重大 事故等対処施設」を作ることが義務づけられている。 この施設がなければ原発の運転は出来ない。
本来は、運転時には完成していなければ意味がないのだが、設計と 建設に膨大な時間と資金を要するとして、規制委員会は新規制基準適合性 審査書を決定した後の、工事認可計画書を承認したときから5年間で作る こと、と規制を緩めた。 (規制庁「特定重大事故等対処施設等に係る考え方について」 2015年11月13日付) これだけ完成時期に猶予があったのに、それにもかかわらず完成 しない。 当然のことながら、決められた日までに完成しなければ運転できないと すべきところだが、規制庁はまだ猶予をしようとしている。
以下は業界紙(電気新聞)と地元紙(愛媛新聞)と日経新聞、毎日新聞を 並べてみた。 期限切れ原発は川内1.2号機、玄海3.4号機、高浜1〜4号機、 大飯3.4号機、美浜3号機、伊方3号機の6原発12基で、そのうち 再稼働しているのは5原発9基。 この全部が期限を経過しても完成しないという。
------------------------ ◎ 原子力規制委員会は17日、被規制者の原子力部門責任者(CNO)との 意見交換会を開いた。原子力プラントに対する意図的な航空機衝突やテロ 攻撃などを想定したバックアップ施設である「特定重大事故等対処施設 (特重施設)」が議題。 事業者側は5発電所・10基の特重施設について、設置期限に対して約 1〜3年完成が遅れるとの見通しを明らかにした。 このまま設置期限を迎えた場合「基準不適合」の状態となる。規制委は 定例会合の場で規制上の対応を今後議論する。(電気新聞2019年4月19日)
.. 2019年04月23日 11:11 No.1644001
|