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■--講演
++ 及川 (幼稚園生)…1回          

及川です。
仁科先生がクラウゼビッツ学会で講演されます。

こちら

2月25日(水)
仁科悟朗
(ハンブルグ大学客員教授)
石原莞爾と歴史家ハンス・デルブリック



OIKAWA Masahiko
.. 2008年11月26日 05:57   No.164001

++ タク (社長)…254回       
お知らせ有難うございます。

最近は仁科先生は忙しいようですね。
ここのところ定例会や石原莞爾生誕120周年実行委員会に出席されていませんから。
新年会にも参加してくれるかな?
1月18日午前中から会員の経営する京橋のお店です。

.. 2008年11月27日 06:31   No.164002
++ 柳田 真 (小学校中学年)…13回       
浜岡原発1〜2号機廃止を歓迎する
6号新設やめよ 2月20日東京高裁へ
                      1.12月13日の新聞各紙、テレビは浜岡原発1〜2号機の廃止を中部電力が 検討していることを報じた−原発耐震性に懸念があり、補修は費用面から困難と判断したもようという。(1号、2号機はともに沸騰水型軽水炉で出力は2機の合計で138万キロワット)
2.私たちは、この廃止を歓迎する。数年前からたんぽぽ舎の浜岡ツアーのさい、「1〜2号機はボロボロであり、廃止するのではないか」と地元の人々 からいつも聞いていたが、それがやっと実現した。
同時に6号新設に反対する。地震−東海地震が心配される最悪の地で、3 〜5号機も早期廃止を望む「安全の立場」からみて、6号機の新設はとんで もない、論外であり、強く反対する。
3.なお参考までに地震学の第一人者・石橋克彦氏の談を紹介します。
「老朽化し当然、遅すぎた」石橋克彦・神戸大名誉教授(地震学)の話
老朽化し、既に長く運転を停止している1,2号機は廃炉は当然で、中部 電力の決定は遅すぎたと思う。浜岡原発は、マグニチュード8クラスの東海地 震の想定震源地の真上にあり、地球上で最も危険な場所にある。新たに6号機 を建設するなどとんでもないことで、3,4,5号機と順番に廃炉していくの が望ましい。国の原発立地審査指針には「大きい事故の誘因となる事象が過去 になく、将来も考えられないこと」とあり、国は6号機の申請は門前払いにす べきだ。(毎日新聞 12月13日)
4.2009年2月20日(金)には東京高裁101室で浜岡原発の裁判が開 かれる。(朝11:00〜)多くの方の結集を望みます。
浜岡原発廃止をめざすさまざまな大衆行動を結合して裁判闘争を闘おう!!

.. 2008年12月17日 08:02   No.164003
++ 山本勇祐 (幼稚園生)…1回       
原子力機構前の抗議行動
 午後9時過ぎに「日本原子力研究開発機構」ゲート前に到着。既に現地の市民団体や労組の人たち、原子力資料情報室の人たちが来ていた。私たちを含め20数名となる。早速、たんぽぽ舎のノボリ旗、核燃料輸送反対!の横断幕を掲げ合流。
深々と冷え込む中、待つこと2時間以上、午後11時45分頃、一隊の警官(30名以上)が列を成して現れる。門前の道路を挟んで二手に分かれていた私たちの前にそれぞれ警官が道路を背にして立ちはだかる。いつものことだが、横断幕が見えない!と抗議する。
 午前0時05分、赤色灯を回転させた茨城県警の警備車に前後を守られてプルトニウム燃料を積み、ブルーシートに覆われた日立物流のトラックが今回は1台(前2回は3台だった)、私たちがハンドマイクでシュプレヒコールプルトニウム燃料輸送反対! もんじゅの再稼働反対!抗議する中を通り抜けてゆく。10台ほどの車列だ。3時間近く待ったが、その間1分足らず。直ぐに車に飛び乗って追いかける。

 午前1時40分、守谷SA(サービスエリア)でガードマン・警官がとりまく燃料を積んだトラックの左側面30cmほどのところで測定をはじめる。ドイツTVが取材のカメラを回す中、簡易なガンマー線測定器(R−DAN)を向けると直ぐにア
ラームが鳴る。明らかにガンマー線が出ていることが判る。警官等は測定の静止も妨害もしない。これはドイツTVの取材があるためか。1分の測定を10回おこない、その合計で平均をとる。数値の分析は専門家に委ねるが、他所と比較すると約30倍である。原子力機構の前では、16.6カウント、輸送トラックの横で506.6カウント。やはり!こんな危険なものということを実感する。
 午前2時過ぎ、輸送車は守谷SAを出て混雑する首都高へ向かう。後を追う。深夜にも拘わらずだんだん交通量が増える。ひっきりなしに一般車が追い抜いてゆく。これほど多いとは思っていなかった。そんな状況で、猛毒のプルトニウム
を積んだ輸送車が行く。輸送車は都心を通り抜けて、「もんじゅ」へと向かった。
渋谷で抗議行動をしていたたんぽぽ舎の仲間と合流し、今日の行動を終えた。時間はすでに午前3時少し前だった。

.. 2008年12月19日 06:23   No.164004
++ 柳田 真 (小学校中学年)…14回       
東京・渋谷駅近くの首都高速道路を見下ろせる場所で(前回と同じ場所)、10数人が横断幕を広げ、ノボリ旗を立てて、「市民は核燃料物質の輸送に反対していること」を示しました。ノボリ旗は、たんぽぽ舎と自治労都職労(労働組合)の2つ。横断幕の文字は「もんじゅへのプルトニウム燃料輸送をやめろ、もんじゅは核兵器製造工場」でした。報道関係の現場取材は、ドイツTVなど。
 前2回は、19:00〜19:30の通過でしたが、今回は真夜中の3時になり、冬の寒い中の行動となりました。又、前2回と違って、制服警官10数名(ワゴン車2台、パトカー・覆面パトカーなど、みえる範囲内で4台)があらわれ、私たちを取り囲み、「横断幕を張ると軽犯罪法違反だ」と言い(おどし)、小型マイクを出せば、「騒音がする、やめろ」と干渉してきました。真夜中でもあり、「まわりに人がいない、誰にも迷惑をかけていない」と反論。
 横断幕を広げ、抗議・監視行動を続行しました。茨城県東海村まで抗議に行ったたんぽぽ舎の乗用車から降りたばかりのメンバーらと一緒に簡単なまとめをして、深夜3時20分頃、散会しました。
 なお、神奈川県・海老名で監視行動をしていたスタッフ(「核開発に反対する会・Hさん」)からは、3時40分前後に、プルトニウム燃料輸送車・警備車が通過した、との連絡がありました。

今回は、深夜に及びそうなため、ムリをしないでやれる人だけの行動でした。
前回より多くの人々から問い合わせや参加したいとの声が寄せられました(運動が広がってきている)が、深夜で、「終電車」のあととなるため、徹夜覚悟組、又は深夜喫茶泊まり込み組、ホテル予約組だけの行動となりました。(あ〜あ眠い)
 今後も、ねばり強く危険な核物質の輸送に抗議・監視・反対しよう

.. 2008年12月19日 08:57   No.164005
++ 柳田 真 (小学校中学年)…16回       
柏崎刈羽原発の運転再開に反対!

地震で傷だらけ・見えない傷も多数-の原発を動かした先例はひとつもない。危険だ

 東京電力柏崎刈羽原発7号機(出力135万6000Kw)の営業運転が4月といわれる。私たちは、この間の東電のテレビ広告(電気料金を使って運転
再開ムード作り)も含めて、柏崎刈羽原発の運転再開に強く反対する。
・理由の第1は、地震で傷だらけの原発(東電発表で1−7号機の損傷は約3600個所以上)しかも、みることのできない=検査できない個所も一
定数ある原発の運転再開は世界のどこにも先例はない。再開してもし原発大惨事がおきたら、一体誰が責任をとるのか。とれるのか?
・理由の第2は、神戸大学名誉教授石橋克彦氏がいうように、東電も国も基準地震動を過小評価していることです。今後発生する地震を小さく見
積もる企みです。具体的には、原発の地震影響が小さい、沖合の「F−B」断層のみをとり上げ、もっと大きい地震をおこす大断層=「佐渡海盆東縁断層」を無視していることです。地震動を正当に評価すれば、原発耐震性が不足し、巨額の耐震費用がかかるから。又は原発廃止を迫られるから
でしょう。
・第3は、東電はウソをつき続けてきたこと。
たとえば今回の地震の原因のF−B断層を東電は「存在すら否定」してきた歴史があります。(1975年の建設時)それが6(81年)、8(85年)、20(03年)30(08年3月)36(08年8月)となりました。6回もウソと変更の歴史です。しかも悪い方に。あなたは東電発表を信用出来ますか?
・第4は、柏崎刈羽原発7号機は(07年7月)地震の時、大量の放射能(ヨー素)を出しました。それが2008年サクラ調査で、柏崎刈羽のサクラに大異変をもたらしたことが発見されました。(約4000の花ビラで900弱の異変)大量の放射能を放出した7号機の先行運転再開に反対します。

.. 2009年02月08日 08:32   No.164006
++ 柳田 真 (小学校中学年)…17回       
 サクラと環境・原発(放射能)の調査も早6年目となりました。
昨年は、新潟県東電柏崎刈羽原発付近で、地震→放射性ヨウ素大量放出(東京電力柏崎刈羽原発7号機からの大量のヨウ素放出と推定される)によるサクラの大量異常が発見されるという、大きな出来事の年となりました(記者会見も盛況)。
 今年は、その新潟県、横須賀(原子力空母)、青森県(六ケ所再処理工場)、福井県「もんじゅ」、静岡県(浜岡原発)を焦点(重点)として、サクラ調査をおこないます。
 その大事な打ち合わせを2月26日(木)におこないます。
ご参加下さい。誰でも参加できます。1箇所の調査も2時間くらいで、むずかしくありません。

  現時点でのサクラの開花予想
  東京は、日本気象協会の予想、3月30日くらい、民間の団体の予想、3月26日くらい。

B.サクラ調査及び関連ツアー参加者募集中

◆東京のサクラ調査―3月下旬〜4月上旬(日帰り)
        場所:小石川植物園(文京区)

◆新潟ツアー(サクラ調査も含む)―4月上旬〜中旬(1泊)

◆浜岡原発ツアー(サクラ調査も含む)―3月下旬〜4月上旬(1泊)

.. 2009年02月23日 18:21   No.164007
++ 柳田 真 (小学校中学年)…18回       
地震で放射性ヨウ素を大量に放出した原発の再開は危険東電柏崎刈羽原発7号機の放射能はサクラに大異変をもたらした東京電力は、なぜ放射能放出したか、理解できる説明を!説明責任を果たせ!

柏崎刈羽原発7号機運転再開の動きに反対する
抗議・撤回申し入れに賛同を賛同締め切りは3月2日(月)18:00までです

東京電力への申し入れは、3月3日(火)16:30になりました。
集合:16:00−東京電力本社正門前

1.東京電力柏崎刈羽原発7号機の運転再開に反対し、撤回申し入れへの緊急賛同よびかけを2月25日にメールマガジンで発信したところ、たくさんの個人・団体から賛同をいただいています。
2月28日18:00現在、約100(個人・団体の合計)

2.2月25日のメールマガジン-TMM:749-の申し入れ文・同趣旨文で説明が不十分な点を2点補足します。

 1つは、地震で放射能(放射性ヨウ素)を大量に放出した7号機の運転再開は大問題だ、という点です。新潟県中越沖地震(M6.8で東電柏崎刈羽原発(1〜7号機)は、3600箇所の損傷を受けました(東電発表)。(目に見えにくい傷など、もっとあると思われる)
 その中で、7号機は大量の放射能を放出しました。東電公表分で、4億ベクレル(通常放出量の400年分)。物理学者の槌田敦さん(核開発に反対する会代表)の計算では、7億ベクレル(通常放出量の700年分)もの大量の放射能(放射性ヨウ素)を放出しました。なぜ、大量の放射性ヨウ素を放出したのか、理解できる説明を東電はするべきです。説明責任をキチンと果たすのが公益企業の社会的責任(使命)です。

 ◎放射能(放射性ヨウ素)大量放出は、柏崎刈羽付近のサクラを傷つけました。毎年、全国各地でサクラと環境・原発の調査をしている「サクラ調査ネットワーク」の発表(協力、柏崎刈羽の地元の皆さん)によれば、2008年は、4本のサクラの木―4000個の花ビラの調査で、912個もの異常が発見されました。(異常花率は22.8%)前年(2007年)の調査では、異常花率は3.6%でした。なんと19%も激増しました。
 これは、2008年の全国平均(2.89%)と比しても異常に大きな数字です。人間は放射能の異変を感じ取れなかったが、サクラの花は敏感に感じたのです。(水俣病でも、最初の異変は魚に現れた。人間へ来たときはもう手遅れ)
 サクラ調査の詳細をお知りになりたい方は、「サクラ調査ネットワーク」発行のパンフレット第5集(槌田敦分析文を含む)をご覧下さい。お問い合わせは、たんぽぽ舎内「サクラ調査ネットワーク」へ。

 2つめは、電気料金でコストを負担させられている大都市の電気消費者に、7号機運転再開の理由を説明すべきです。(説明責任を果たすべき)
 地震に襲われて傷だらけ、かつ大量の放射能(放射性ヨウ素)を放出した原発の運転再開の理由は地元だけでなく、電気の消費者にも説明すべきです。これが東電には欠落しています。ひたすら、7号機の運転再開を急いでいる。人々の安全
・安心よりも、東電の収益(営業)の方を優先していると疑われます。

.. 2009年03月01日 07:00   No.164008
++ 山崎久隆 (中学生)…30回       
プルトニウム輸送船2隻が大西洋を南下中〜
5月下旬に日本へ、世界各国が懸念。日本では…

 九州電力、四国電力、中部電力の三社分のプルトニウム燃料を65体搭載した英国輸送会社(PNTL)のパシフィック・ヘロン号とパシフィック・ピンテール号が現在大西洋を南下し、南アフリカの喜望峰に向かっています。

 3月6日未明、プルトニウムの重量で1.7トン相当のプルトニウム燃料を積んだ2隻の輸送船は、輸送ルートも明かさないままフランス・シェルブール港を出港しました。日本までの約2万キロを無寄港で航行します。

 一度に日本に向けて輸送されるプルトニウム量としてはこれまでで最大、にもかかわらず、ルート沿岸国にも説明も事前了解もなく、沈没などの重大事故を起こした場合の環境への被害という懸念も積んだまま、喜望峰をまわり、インド洋を横切り、オーストラリア沖を通過し、おそらくオーストラリアとニュージーランドの間の狭い国際海峡を通過して南太平洋諸国の間を突破してくるとみられます。
 公式ルートは明らかにしていませんが、過去の例から、南太平洋コースであると断定してかまわないでしょう。

 日本到着は5月下旬とも言われますが、この航海では護衛する船はいません。
 わざわざ新造した「しきしま」という巡視船を92年のプルトニウム輸送では護衛に当てたのですがが、今回はそのようなこともしません。二隻の輸送船は機関砲で武装をしていますので、相互護衛で航行するとしています。
 日本に着いた後にプルトニウム燃料は専用港から陸揚げされますが、浜岡原発だけは専用港を持っていないため、近くの御前崎港に入港した輸送船からトラックに積み替えられて浜岡原発まで運ばれることになると思われます。軽水炉用プルトニウム燃料(MOX燃料)が初めて一般道を走ることになります。

 世界各地で日本の無謀な原子力政策にともなう核燃料や高レベル放射性廃棄物輸送への批判が高まっています。これまで日本の核燃料輸送に反対したのはCARICOM(カリブ共同体)、ACP(アフリカ・カリブ海・太平洋諸国グループ)、SIDS(小島嶼開発途上国)、PIF(太平洋諸島フォーラム)そして南米諸国です。南アフリカやニュージーランドからも強い懸念の声が寄せられています。

 日本の国内は至って静かです。ソマリア沖に自衛艦隊を出すか出さないかで論争をしているうちに日本に向かったプルトニウム輸送船が沈没でもしたらどうするつもりなのか。
 自国の船は武力でも守るのだと息巻いておきながら、輸送沿岸国の人々の健康や環境には何の配慮も見せない。
 ちぐはぐさばかりが目立ちます。

.. 2009年03月18日 18:52   No.164009
++ 山崎久隆 (中学生)…31回       
 2009年3月18日名古屋高裁金沢支部(渡辺修明裁判長)は志賀原発2号機運転差止控訴審判決において、原告側敗訴の判決を出しました。大変残念です。
 原告団の皆さんには、ご苦労様です、そして長い闘いがまだ続きますが、共にがんばりましょうとお伝えしたいと思います。

■危機感をも忘却した判決

 一審の金沢地裁が06年3月24日に運転差止判決を出してから3年、判決翌年の3月25日には判決の指摘したとおり、能登半島沖地震が発生、想定を超える地震が志賀原発を襲いました。このとき2基の原発は、控訴審でも争点となった
臨界事故隠し(1号機)とタービン損傷(2号機)のために止まっていたため、重大事故には至らず済みました。
 控訴審判決で「07年3月の能登半島地震でも放射能漏れにつながるような原子炉の損傷はなかった」などとしていますが、憤りを感じざるを得ません。動いていたらどうだったか、地震の最中に止めていることができたのは、裁判で闘っていたからではないか。そのような想像力も働かないのかと思います。
 そして、その後同じ年の7月16日には中越沖地震が発生し、想定の地震動を3倍近くも上回り、東京電力の柏崎刈羽原発は7基とも現在も止まったままです。
こちらは運転中だったことで、放射性物質が環境中に放出され、運転停止操作にも手間取り、結果的に止めることが出来たとはいえ、地震時の危険は志賀以上だったのです。

■一審の判断を覆す根拠無し

 原発と地震について先見性の高い判決を出した金沢地裁判決(井戸謙一裁判長)では、想定される地震を電力の想定を大きく上回る可能性を指摘すると共に、その結果重大な放射能放出事故を引き起こす恐れがあると認定をしました。
その後に起きた地震は、それを裏付けました。
 ところが、今回の判決では一転、一審以前の知見に、まるで逆戻りしたかのようです。
 その間にあったこと、もう一つは新耐震設計審査指針が策定されたことですが、指針が新しくなったところで原発が新しくなるわけではありません。志賀原発は建設されたままの地盤の上に、建設されたままの基礎で建っているのです。耐震補強と称して1000箇所あまりを補強したとしていますが、補強はあくまで補強に過ぎず、本質的に構造物の強度を上げることは出来ません。特定の
モードに対して一定の強度を加えているに過ぎず、地震のように強大な力を一気に短時間で掛けてくる場合、想定を上回れば役に立ちません。

.. 2009年03月20日 08:40   No.164010
++ 山崎久隆 (中学生)…32回       
■M7を超える地震は想定しない

 いくつもの争点の中で、特に目に付いた点を指摘します。
 北陸電力は震源を特定しない地震については、新指針のバックチェックでもM6.8までしか想定していません。その理由は、それ以上の大きな地震はあらかじめ活断層調査などで把握できており、それ以上の地震の不意打ちに合うことはないと主張しているからです。控訴審はさしたる根拠もなく、これを認めてしまいました。
 既に、慨知の地表地震断層が無い場合でもM7.3の地震さえ起きているとの原告主張に対して、裁判所はそれさえも認定しませんでした。
 地震学会誌の「なゐふる」(「なゐふる(ナイフル)」は「地震」の古語)では、24号の特集で既に2000年鳥取県西部の地震について、活断層が知られていなくてもM7程度の大地震が起こると指摘きをしています。地震が起きると地下に震源断層が生じますが、必ずしも地上に姿を現して「地表地震断層」を見せるとは限りません。従って、M7.3の鳥取県西部地震では、地表地震断
層は現れていないことは地上探査でもわかっていました。地震の規模は大きければ地表地震断層は現れやすくなりますが、M6.8未満では地表地震断層が現れないのが普通と指摘しています。その上で地表地震断層が現れるかどうか、「この範囲をM6.8〜M7.3と変えなければならないようです。」と結んでいます。
(執筆は東京大学地震研究所 島崎邦彦氏)
 どうやら安全側に立って判断すべき裁判所が、このことすらも認識していないようです。

■安全委のしっぽを追いかける

 2月18日に原子力安全委員会が柏崎刈羽原発7号機と合わせて志賀原発のバックチェックを承認していたことから、本日の判決はある程度予測できたと言えます。
 国の安全審査が常に司法の判断の先に出ると、司法はそれを丸写しにしたがります。独自で判断をしない、つまり逃げているのです。
 市民の生命と安全がかかった裁判で、国のお先棒を担ぎ逃げ回る司法の姿、これを早くやめさせなければなりません。
 上告をした志賀原発訴訟に、もう一度関心と支援を持ってくださいますよう、お願いいたします。

.. 2009年03月20日 08:56   No.164011
++ 藤田祐司 (幼稚園生)…1回       
もんじゅ・西村裁判控訴審、敗訴

 10月29日午後4時、809号法廷において判決が言い渡されました。

 裁判開始前に2分間の映像撮影がおこなわれましたが、判決はその半分の1分にも満たない、「控訴人請求棄却」を告げる素っ気ない判決言い渡し
でした。全42席、ほぼ埋まった傍聴席は落胆の沈黙に覆われました。
             (不当判決の声あり)

 1審に続き動燃本社が2時ビデオの存在を知った時期と西村成生さんが誤った日付を言った訳が焦点になりました。

 1審では「意図的なものか勘違い」とされましたが、今回は「指示があったわけではないがとっさの判断で間違えた」ことにより自らを責めて
亡くなったのであり予測は困難である、と再度退けました。

 トップである理事長が「昨日知りました」と言い放ったことに対し、部下が否定して「2週間以上前に分かっていました」と記者会見の席上言えるでしょうか。動燃はその場で出席していた上司が発言を訂正するか早急に訂正のための記者会見をすれば西村さんは死を選ぶことはなかったのです。動燃には社員の安全配慮義務がありそれを怠ったのは明白です。

 動燃は翌日定例会見が予定されていたと言いますがそのことは西村さんに伝えられておらず、更に不思議なことは2審の証人尋問で記者会見設定
の任を取ってきた(仕事として担当責任者であった)丸岡証人は翌日の記者会見の予定はなかったと証言しました。裁判所はこの動燃職員(当時)
発言をなぜか却下してしまいました。

 判決の詳しい分析は弁護団により更に明らかになるものと思います。

 西村トシ子さんがこれからどのような道を選ぶことになるのか、納得のいかない判決に従うわけにはいかない、と判断すれば支援を惜しみません。
弁護団との打ち合わせの結果が出次第お伝えする予定です。

.. 2009年10月31日 07:29   No.164012
++ 小林公吉 (幼稚園生)…1回       
日々、イヤというほど耳にする「温暖化キャンペーン」。
しかし、そこで語られていないことがある。
その語られていない部分を、じっくりと究明していく必要があるのではないか。
「省エネ」といわれているものは、本当に省エネになっているのか?
その他の「温暖化対策」とされているものも、本当に温暖化防止に役立つものなのか?

 実は根本にある問題は、決して生易しいものではない。
 それは現在の企業の行動原理と真っ向からぶつかるもの、つまり、社会経済を揺るがしかねないものだからである。
 そういう認識の上にたって、私たちが生活の場でどう行動していったらよいのかを共に考えたい。

不思議の国から
 1 「消費エネルギー全体の削減」こそが基本の課題
 2 いわゆる「省エネ機器」は「消費エネルギー全体の削減」につながるとは限らない
 3 「原子力発電」は「消費エネルギー全体の削減」につながらない
 4 「自然エネルギー開発」は「消費エネルギー全体の削減」につながらない
 5 「スイッチをこまめに切る」だけでは本当の解決につながらない
 6 必要なのは「生産を減らすこと」
 7 このまま行くとどうなるか?

ほどほどの国へ
 1 「生産を減らすこと」とは「“成長率”を下げること」
 2 経済成長を支えているもの
 3 “成長率”を下げて幸せに暮す
 4 安易な思い込みのこわさ

.. 2009年11月09日 18:32   No.164013


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