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歴史的に見ても、国際法上で見ても日本の固有の領土である尖閣諸島。大陸棚条約等により海底油田で豊富な海底資源が日本に帰属することが判明したら突然、領有権を主張する中国。海上保安庁は断じて領海侵犯、不法上陸を許してはならないと思うのです。徹底的な排除逮捕、船舶拿捕、船舶撃沈あるいは撃退などしたらどうなることでしょうか。
過去の戦争の大きな原因の一つは資源、エネルギーの確保で、過去に似たことを鑑みれば合法的な資源の確保はいつの時代も付きまとうものでしょうか。竹島も尖閣諸島と同様であり、当然、北方領土も略奪からの早期の領土回復が求められます。
北方領土は、樺太千島交換条約により、樺太全島における日本の権利と引き替えに、ウルップ島からシュムシュ島までの諸島が、ロシアから日本に譲与されたのに、この状態です。 さて、過去に尖閣列島に、中国人7名が海上保安庁の再三の警告を無視して、不法上陸したので、沖縄県警は7名を出入国管理・難民認定法違反の現行犯で逮捕しました。
この逮捕された7名は首相の参拝に抗議して、靖国神社の狛犬に「しね」とペンキで書き、神社境内を汚したグループです。その時の中国政府の態度は、事件に対して自制することを求めるわけでもなく、日本政府を批判していたのです。密入国と言う観点を拡大すれば、福岡一家殺人事件への取組み怪しいものでしょう。
中国が尖閣列島の領有権を主張し始めたのは1970年代、周辺の海底に石油資源が埋蔵されている可能性があると分かってからです。これらの事実は、土地、領土に対する考え方、領土観が異なっていたことを意味します。つまり、国家と国家が土地の奪い合いになるのは、近代に入って以降のものなのです。
中国が近代的領土観をもち始めたのは20世紀に入ってからです。それでも中華人民共和国成立から文化大革命の時期までは、何でも中国の領土だという主張などはしていません。中ソ・中印・中越との国境紛争はあったものの、それはどちらかというと国内政治運動と連動しながら、民衆の心を外的に向けさせる必要からであったからです。
.. 2019年04月16日 10:33 No.1639001
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